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佐久間宣行さんと佐藤栞里さんのラジオの共通点

リトルトゥースがお送りしたラジオ番組

6月13日深夜、モデルの佐藤栞里さんが週替りのパーソナリティとなる土曜日のオールナイトニッポン0を担当しました。佐藤栞里さんといえば個人的には「有吉の壁」での印象が強いですが、お笑いが非常に好きで、特に熱心なリトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンのリスナーを表す)としても知られている方です。

直前に放送されているオードリーのオールナイトニッポンにも少しだけ登場し、興奮している様子は十分に伝わっていましたが、いざ自分の番組が始まってからも終始楽しそうな様子が印象的でした。声も非常に聴きやすく、話の合間合間にボソボソっと自分の気持ちをこぼしてしまう様子は非常にラジオに向いているように思えました。

実際には全く異なる2人だが

「佐藤栞里のオールナイトニッポン0」を非常に満喫したわけですが、個人的には2019年4月から始まり人気を博す「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」を連想させるものがありました。年齢も、性別も、芸能界での役割も大きく異る2人ですが、共通点があると思ったのです。

その共通点は「好きなものを楽しそうに語る」ということです。佐久間さんはエンタメ全般を狂うように愛している方なので、日頃からとんでもない量のエンタメを楽しんでいるし、それをラジオで語る様子はリスナーを楽しくさせてくれます。なぜその作品が素晴らしいのかを真剣に語りながら、時にはガハガハと笑う船長に、僕はあっというまに惹きつけられたのです。

佐藤栞里さんもその点で同様でした。餃子、妄想、音楽、そしてオードリーのANN。好きなもので埋め尽くされた2時間の放送でした。それらへの愛を一生懸命に語っていたかと思いきや自分で笑い出す放送は、中年男性のガラガラ声と若い女性の優しい声という点を除けば、ラジオを通して聴く分にはほとんど同じだったといえます。

愛を語るということ

ここで言う「愛」は人と人との愛情ではなく、自分が好きなものやこだわっていることに対する愛情を指します。僕は、そのような愛を語る様子がとっても好きです。これはラジオに限らず、友人との会話でもそうです。その内容が自分も好きなテーマでも面白いし、自分が全く知らない分野でも新たな発見が得られて楽しいです。中身もそうだし、語っている姿を見るのも。

自身がサッカーやお笑いといったコミュニティに参加しているひとつの理由もそれなのだと思っています。もちろん自分も語りたいし、新しい知識を得たいし、というのもあるのですが、誰かが愛を語る姿を見るのが幸せです。

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