毎日読書など日記・3068日目

2024年2月2日金曜日・曇りのち雪・除雪する

朝TV「きょうのわんこ」「ブギウギ」見る。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。

時代小説『春だから(夫婦相談屋奮闘記)』(野口卓、集英社文庫2022年5月)、全五篇のうちの一つめ「御破算で願いましては」を読む。面白かった。およそ1年と8ヶ月ぶりで「相談屋」に戻ってきた。芝村凉也ワールドに眼を奪われていた間も野口卓世界はもちろん健在だった。「軍鶏侍」シリーズの新作が出ていないのは仕方のないこととしてあきらめるのは残念だが、このシリーズの存在は頼もしくも嬉しい。

『愚者の街(上)』(ロス・トーマス、松本剛史・訳、新潮文庫2023年6月)、やっと波長があってきた。84ページまで読むことができた。ただし、作品の中の現在の時間と過去の時間が切り替わるとついていけなくなる感覚がある。こうなると構成が複雑な作品を読むのが辛くなるので翻訳作品に手が出なくなるかもしれないなと感じた。そういえば最近は読みたいと思ってもSFに手を伸ばさなくなっている。

『クニオ・バンプルーセン』(乙川優三郎、新潮社2023年10月)、32ページまで読む。SFではないが、ずっと読みたいと思って何冊かは揃えている小説家の一人。ずっと時代小説の書き手と見做していたら、いつからか忘れたが現代小説を発表し始めたので驚いている。この作品は現代小説のようだ。スーッと32ページまで滑らかに読めた。「半村良」という名前が出てきて嬉しいやら驚くやらで波長が合ってきた。

『歌われなかった海賊へ』(逢坂冬馬、早川書房)、38ページまで順調に読めた。

卓球をしない日。犬の散歩をする。風が強いと雪道の道が消える。雪を掻き分けて進めるほど大きくないのでしばらく抱えて歩くことになった。

夜TV「ジャンヌの翼」、見る。毎回、テーマが重い。検察審査会が主人公のドラマだから当然だが、凄い。

終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?