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汎用性の高さや使い勝手の良さが大切

図書館の返却コーナーで目にとまった「超計算」を自宅に持ち帰り、ざっと読んで、計算してみました。

この本が良いな。と思ったのが、汎用性の重視。

26x24=20x30+6x4=624
という計算方法があります。これも乗法方式で証明できます。
この公式は、他の「計算本」でも紹介されていますが、私は・・・やっぱり使わないし、教えないと思います。
なぜならば、「汎用性が低い」からです
10x10〜90x90=までの8100通りのかけ算のなかで、この公式があてはまるのはたったの90通りだけです。率にして1%ほどの特殊な例です。

さらに

他にも「乗数公式」を利用したかけ算の「ウラ技」がありますが、かけ算のパターンごとに個別の「ウラ技」を覚えて、「えっ〜と、この場合のウラ技はどれだっけ・・・?」と思い出すのは、私にはムダな労力のように思えます

これ同感です。計算に限らず、オーソドックな内容を主体にすると価値が出ず、細かなTipsやウラ技を豊富に掲載した本やインターネットの記事が世の中に溢れています。
でも、労力掛けて覚えても、実務の場面では思い出せない。あとで本を見返すと思い出す。でも、やはり実務では思い出せずに結局忘れてしまう。といった類の方法がどんなに経験してきたことか(何度同じ内容をググったことやら)。

自分の仕事で言うと、ソフトウェア・クラウドサービス問わず、多岐に渡り、キーボードショートカットを覚えてますし、プログラミングの小ネタを日々活用しています。またプロとして働くからには、重箱の隅を突かれる前に、自ら隅っこまで調べ、把握するのが大切・当然と思ってます。

だからと言って、すべての内容を他人に教えることを控えてます(強く求められれば別ですけど)。というのも、説明してもお互い徒労に終わるからです。

また、多少の無理をすればお客様の要件を満たせる例外的な技、回避策もそうです。なんとかお客様が実装しても、運用上問題が生じ、お互いが不幸になる恐れすらあります。

でも、この汎用性が高いか低いの見極めは難しいです。この辺は、自分なりに考え、他者と会話しながら経験を積み、境界線を探るしかないなぁ。とも。

いずれにしても、本で学んだ汎用性の高い計算方法は、今日から日常的に使おうと思います。

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