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グループ読書が少し便利になるアプリ「ぐるどく」を作った

グループみんなでEPUBファイルの本文にコメントができるリーダーアプリ「ぐるどく」を作りました。iPhone/iPad/Apple Silicon Macに対応しておりますので、下記リンクよりお試しください。

https://apps.apple.com/jp/app/id6465693672

コメントを書くと本文がハイライトされ、みんなが書いたコメントも見れる

「ぐるどく」でできることはシンプルです。

  • EPUB形式の本が読める

  • 本文にグループメンバーそれぞれがコメントが書けて、それを確認できる

  • その他ブックリーダーに必要な機能がそれなりに使える

ソフトウェアエンジニアがよくおこなっている輪読会やペア読書など、複数人で同じ本を読む際に非常に便利です。僕は仲間内でこれを半年使っていますが、疑問や感想がツールを移動することなく書き込めてグループで共有できるのが本当に楽チンです。グループの参加者がそれぞれ、書店サイトからEPUBファイルを購入しアプリにロードするだけで利用することが出来ます(EPUBファイルは一切サーバーにアップロードはしておらず、アプリを利用している端末に保持して利用しています)。

EPUBファイルをどうやって手に入れるんだ?という話ですが、残念ながらこれは販売してくれているものを見つけてくるしかない、というのが現状です。例えばオライリーで購入できる本は、EPUBを入手できることが多いです(出来ないものもあります)。できるだけ同じ店舗で同時期に購入されることをオススメします。ハイライト位置がズレてしまう可能性があります。

うまくハマればとても便利なので、機会があればぜひご利用いただければ幸いです。

なぜグループで本を読むのか

僕はエンジニア仲間たちで技術書を読んでいます。2週間に1度、大体1〜2章ずつ、30分〜1時間くらい、各人が気になったところとか感想などを話合います。最近だとソフトウェアアーキテクチャの基礎ソフトウェア設計のトレードオフと誤りを読みました。僕が思う、グループで読むメリットは下記です。

  • 自分にはなかった視点が得られる

  • 自分では理解できなかった部分が理解できる

  • 他人が理解できなかった部分が、たまたま自分は理解できていたときに内容を説明すると、自分の理解が深まる

  • とりあえず参加しつづければ読了できて積読しなくてすむ

僕が参加しているグループは、アプリエンジニアやサーバーサイドのエンジニアなど、多種多様なバックグラウンドを持つ人たちが参加しています。そのため「自分の現場ではこういうことがあって〜」みたいな事例もたくさん話し合えて、本に対する理解がものすごく深まります。

また、いろいろな技術書をグループで読んでいると、メンバーの中で自分と考え方が近い人が見えてきます。僕はフリーランスのソフトウェアエンジニアをやっていて、色々な現場に参加させてもらっているのですが、その現場でエンジニアを探しているときに、グループのメンバーの中から「この人ならマッチしそう」というのがわかり、実際に紹介してもうかれこれ1年くらい一緒に働いているということもありました。

読み進めるペースは多少遅くなる可能性はあるし、お互いにGiveしあえるようなメンバーを揃えるのは難しいかもしれません。ですが基本的にはメリットがかなり大きいと思っています。会社のチームのメンバーたちで輪読会(グループで読書)して、共通認識作りをやっているケースもよく見ます。そういった際に、「ぐるどく」が利用できそうであれば活用いただければ嬉しく思います。

DLはこちら→ https://apps.apple.com/jp/app/id6465693672

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