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久しぶりの半日休みにお風呂に入ると

来週には30代に突入するというのに、落ち着いて己が人生やこれからのことを考える余裕がまったくない。冷静になって考えてみたら、いつからだ?休みがないのは。働いても働いても生活はまったく良くはならない。今はこれでいいのだと自分に言い聞かせて十年くらい経つ。

noteも更新せず、Laboの活動も進まず、書きかけの戯曲や企画書はデスクトップの端で止まったまま。お前は一体何をしているのか。

そして、ずっと原因不明で頭が痛い。睡眠か、食事か、自律神経か、マルチタスクか、ストレスか、ブルーライトの浴びすぎか。毎日あれをしなければこれをしなければと思いながら意識が遠のく。
なにはともあれ、二作品同時に創ってる感じが夏から続いていたから少しは頭と心に余裕が出てくるのでは?と思いながら次の現場へ。
初日を見届けられなかった作品は今週末に合流。それはそれで楽しみ。


さて、先日終わった市民参加型演劇「早良探訪記」の搬出を午前中で終わらせ、思いがけず半日のお休み。頭痛くて唸りながら、これまた思いがけず家でお風呂をためて入ることに。
僕は引っ越してから一度もお風呂にお湯をためて入ったことがなかった。365日家ではシャワーのみである。気がつけばそういう習慣になっていた。

入ってみてビックリ。。。
なんて素晴らしいのだ。体の芯から暖まるではないか。そして何よりお風呂ではお風呂に入るしかない。いや、当たり前だが自分にとっては当たり前ではなかった。求めていた時間と空間がそこにはあった。外にいようが家にいようが常に視界に入っている物、選択肢にせかされている状態があまりにも普通のことになりすぎていた。

そして不思議なことに頭の不快感が和らいでいるではないか。これは人生損していた。いや、みんなが当たり前のように活用していた機能をようやく取り戻したのだ。

人生に楽しみが増えた。

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