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直近の医師国家試験:小児科
小児の発達 ☆☆☆☆
・絶対に1年に1問以上は出ます。時系列順で以下にまとめています。
115C53
1 歳6 か月の男児。健康診査のため母親に連れられて来院した。上手に歩くこと ができるが、
①スキップはできない。
なぐり書きはできるが、
②まねをして○を描くことができない。
単語を話すが、
③2 語文はなく
④自分の名前は言えない。
お気に入りの絵本をめくるが、
⑤興味あるものの指さしはない。
①〜⑤のうち発達の異常が疑われるのはどれか。
正解は⑤です。指差しは1歳ごろでできます。
①:スキップは5歳ごろ
②:丸を描くのは3歳
③:2語文は2歳
④:名前を言うのは3歳
115F20
10 か月児に認められる反射はどれか。
a 吸啜反射
b Moro 反射
c 手掌把握反射
d パラシュート反射
e 非対称性緊張性頸反射
正解はdです。
abe:吸啜反射やMoro反射や非対称性緊張性頸反射は4ヶ月ごろ消失します。
c:手掌把握反射は6ヶ月ごろです(ハイハイする8ヶ月より前)
114C22
2歳0ヵ月時の発達で遅れがあるのはどれか。
a 三輪車をこげない.
b 片足立ちができない.
c 自分の姓名が言えない.
d はさみで紙を切れない.
e 興味のあるものに指さしをしない.
正解はeです。指差しは1歳半ごろ。
三輪車、片足立ち、自分の名前を言う、ハサミを使うは3歳です。
113F21
10 か月の乳児。乳幼児健康診査の結果を示す。身長 70cm、体重 8,330g、頭囲 40cm、胸囲 43cm。Kaup 指数はどれか。
a 13
b 15
c 17
d 19
e 21
正解はcです。計算はBMIと同じです。
8.33÷0.7×0.7 ≒ 8.33×2 = 16.66です。
112C41
10 か月の乳児。お坐りができないことを心配した母親に連れられて来院した。4 か月時に受けた健康診査では異常を指摘されなかった。
この児の神経学的評価に適しているのはどれか。
a 背反射
b Moro 反射
c Landau 反射
d 手掌把握反射
e 非対称性緊張性頸反射
正解はcです。
・4ヶ月時点では問題なく、10ヶ月で問題ありです。その間の期間にできるようになっているものの有無を確認します。
・Landau反射は6ヶ月ごろに出現します。これがあるかを調べます。
・Moro反射は4ヶ月頃消失します。4ヶ月時点では消失していたでしょう。
・非対称性緊張性頸反射も同様に4ヶ月頃消失です。これが残ってると寝返りできません。
・手掌把握反射は6ヶ月ごろに消失です。これが残ってるとハイハイできません。これが消失しないことを調べるよりも、出現すべきものが出現していないかを調べるのが筋です。
112F18
発達過程において、可能になる年齢が最も遅いのはどれか。
a ごっこ遊びをする。
b 自分の年齢を言う。
c スキップをする
d 片足立ちをする。
e 三輪車に乗る。
正解はcです。スキップは5歳以降(大人になっても出来ない人もいます)。
a:2歳ごろです。
bde:3歳ごろです。
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