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『TATTVA Vol.2』と『Neverland Diner』 九龍ジョーさんの仕事⑤

今回は九龍さんに関する最近の記事を2つご紹介します。

まずは今年4月に創刊されたビジネス&カルチャーマガジンTATTVAです。先日発売された第2号「にほんてき、ってなんだ」に九龍さんのインタビューが掲載されています。

タイトルは「破壊と創造の伝統芸能」。『伝統芸能の革命児たち』で言及していたことを中心にした記事となっていますが、伝統芸能とブランドビジネスとの共通性に触れられていて面白い。また、能とマインドフルネスのつながりについても話されています。伝統芸能の世界において、陰に隠れがちな「ブランディング」と「マーケティング」ですが、実はこれまでも連綿と行われてきたという事実をあらためて教えてもらえる記事でした。

次は今年1月に刊行された『Neverland Diner』(都築響一編、ケンエレブックス)。Tシャツを通して人生を垣間見ることができる名著『捨てられないTシャツ』でも採られていた、あるテーマについての話を収集するというもので、今回は「二度と行けないあの店」について100人のひとの100軒の記憶が語られます。

九龍さんは20代前半に1年間だけ働いた築地での記憶を書いています。時間も選択肢もありあまっているようで、なんでもできるような気がする。でも、その贅沢さは後になってからしか気づけないというような、そんなありふれていて特別な時間のことに思いを馳せました。ちなみにタイトルは「佐野さん、あのレストランの名前教えてよ。」

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