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ひとりのための図書係「図書係 山と川」

はじめに

ECサイトを開けば「これがあなたにオススメです」と表示されるし、テレビやネットでもいろんな人がいろんなオススメを紹介してくれています。

でも、正直、こんなにもオススメされることにちょっと疲れた…って気持ちもしてきます。オススメされるものが、ほんとうに自分に必要なものなのかという思いもふつふつとわいてきます。

図書係 山と川について

「図書係 山と川」というユニットを藤川陽介さんとはじめます。お客さんからじっくりと話を聞いて、その人のための一冊を選書する企画です。
オススメすることについての違和感を書いてきたことと矛盾するようですが、わたしたちが大切にしたいと思っているのは、時間をかけて話を聞く中で、その人の背景や大切にしていること、今考えていることなどをすくいあげて、その人にぴったりとあった一冊を選書することです。

山と川、ふたりの共通点

企画をはじめるにあたって、ふたりに共通する点がふたつあることがわかりました。

わからないことが増えることが面白いと思う。
ふたりともハタから見たらけっこうメンドクサイ性格だと思います。そこまで考えなくてもいいんじゃない?って言われそうなくらい、いろんなことをこねくり回して考えてしまいます。で、どんどん「わからないこと」の泥沼にズブズブとつかっていってしまいます。

言葉がまとまならない。
ある本について、ふたりで話していたときにわかったのですが、ふたりとも「短くてわかりやすい言葉」に対する違和感みたいなものがあります。自分が伝えたいことを語ろうとすると、どんどん話が長くなって、あっちにいったりこっちにいったりしてしまうこともしばしばです。

こんなふたりが選ぶ本なので、もしかしたらぱっと読んで「面白い!」とはならないかもしれません(むしろ、ならない方が多いかも)。でも、読んだそのときはわからないけど、あとからじわじわと効いてきて、機嫌良く暮らしていくための助けになるような、そんな本を一緒に選んでいけたらいいなと思っています。

【実際の利用の流れ】


01、事前に予約をいただき、お話する時間を設定します
02、いくつか質問させていただきながら、お客さんの話を伺います。本に関係ない話も聴きますのであしからず…
03、二人が選んだ本を後日お送りします

今のところ、こんな感じを想定しています。
が、なにぶん見切り発車なので、これからころころ変わっていきそうです。

まずは今週末、橘春花さん企画の「キカクの夜市」に出店(?)します。少しでも、興味をもたれた企画生の方はぜひともご連絡ください。

誠心誠意、本とお客さんに向き合います。
「図書係 山と川」よろしくお願いします。

「山と川」の山の方 片山誠也

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