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37. 相手のために無私になって尽くす

第10章 愛は宇宙からのミラクルパワー
相手のために無私になって尽くす

 それでは「愛する」とは一体どうすることなのでしょうか。子供を持って親になってみると、子供に対して無条件にいとおしいという気持ちが込み上げてきます。そして子供の幸福のためなら、どんなことでもしてあげたいという思いになります。
 しかし、それは子供のやりたいことをそのまま受け入れることではありません。子供のわがままを直すために、心を鬼にして厳しく叱らなければならないときもあります。
 親の子供への愛情を見る中に愛の定義を見つけ出すことができます。つまり、「愛する」とは、相手の幸福のために無私となって尽くすことであり、「好きだから」、「いとおしいから」というような感情の問題ではなく、意志力と責任の問題だということです。
 思春期になって、特定の異性に心が引かれるようになると、不安定な気持ちになります。特に男性は、性的欲求を強く持つようになり、異性への憧れと性欲との葛藤の中で、どうしていいか分からずに悩みます。
 この複雑な感情は、やがて結婚して家庭を持つようになるための前兆であり、大人となるために、人間としての訓練を積みなさいという天の合図とも言えるのではないでしょうか。
 思春期になると、異性に引かれるようになりますが、これは磁石のN極とS極が引き合うように、夫婦となるべき相手を探し求めるための自然の摂理…続きはコチラ

(1) はじめに
(2) 人との関わり合い
(3) 愛はテクニックではない
(4) 愛に似て愛とは異なるもの
(5) 愛は信頼と安らぎと平和を感じさせる
(6) 欲しいと思う人からは逃げていく
(7) 異性間の情は引力で、愛とは別のもの
(8) 愛しているのは理想の異性像
(9) 情的欠陥を補い、人を愛せる人間に
(10) 愛は二人の間に生じる情的な力
(11) 結婚の条件とは
(12) 男性と女性では結婚の動機が違う
(13) 結婚するまでは肉体関係を結ばない
(14) 愛と性が分離する男性、一体の女性
(15) 肉体的な刺激だけでは本当の喜びはない
(16) 純潔を守った後に得られる夫婦愛
(17) 思春期最大の課題は性欲の問題
(18) 生命誕生の瞬間に知る性の尊厳性
(19) 家族と妻への愛が性欲をコントロール
(20) 衝突と和解を繰り返しながら夫婦らしく
(21) 結婚生活は人を愛する最高の訓練
(22) 努力なくして愛情は芽生えない
(23) 最愛の人と思って努力する
(24) 夫婦がそろって初めて完成した人格に
(25) 自由な愛の関係が必要
(26) すてきな夫婦になるための努力
(27) 人生という愛の道場で愛は成長
(28) 本当の胎教とは
(29) 子供によって親が変えられる
(30) 家庭内暴力や非行の原因は両親に
(31) 男性拒否症と女性拒否症
(32) 上司や男性に反発する人
(33) 母親に甘えられなかった場合
(34) 大切な祖父母、両親、兄弟との情関係
(35) 文学や哲学には愛についての解答がない
(36) 両親から愛されて愛の感性が育つ
(37) 相手のために無私になって尽くす
(38) 家庭は愛情を完成させるための道場
(39) 人間は人との関わりの中で幸福になる
(40) 神様が祝福する結婚
(41) ミニカウンセリング 愛と性の悩み①
(42) ミニカウンセリング 愛と性の悩み②
(43) ミニカウンセリング 愛と性の悩み③

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