10. 愛は二人の間に生じる情的な力
第2章 愛は与えて無限に溢れる
愛は二人の間に生じる情的な力
「愛されたい」という思いは、誰の心の根底にもあります。それは本来、家庭において父母から愛されて十分に満たされていなければならない欲求なのです。しかし、両親の愛情を十分に、完全に受けて育ったという人はあまりいないのではないでしょうか。
マルティン・ブーバーという思想家は、「我」と「汝」という関係を結ぶとき、そこに愛が生じてくると語っています。つまり、愛というものは、自分と他との間に真実の関係を結んだとき、その二人の間に生じる豊かな情的力なのです。そしてそれは、すべての人々に喜びと幸福を与え得る根本的な力となるのです。
この愛のパワーに包まれると、心の傷の一つ一つが癒やされ、何の思い煩いもなくなってしまいます。この愛の力は、他に与えても尽きることがなく、むしろ与えれば与えるほど、多く溢(あふ)れ出てくるようになります。男女に限らず、夫婦、親子、兄弟、親友、同僚へと広がっていきます。
したがって、本物の愛を得る方法は…続きはコチラ
(1) はじめに
(2) 人との関わり合い
(3) 愛はテクニックではない
(4) 愛に似て愛とは異なるもの
(5) 愛は信頼と安らぎと平和を感じさせる
(6) 欲しいと思う人からは逃げていく
(7) 異性間の情は引力で、愛とは別のもの
(8) 愛しているのは理想の異性像
(9) 情的欠陥を補い、人を愛せる人間に
(10) 愛は二人の間に生じる情的な力
(11) 結婚の条件とは
(12) 男性と女性では結婚の動機が違う
(13) 結婚するまでは肉体関係を結ばない
(14) 愛と性が分離する男性、一体の女性
(15) 肉体的な刺激だけでは本当の喜びはない
(16) 純潔を守った後に得られる夫婦愛
(17) 思春期最大の課題は性欲の問題
(18) 生命誕生の瞬間に知る性の尊厳性
(19) 家族と妻への愛が性欲をコントロール
(20) 衝突と和解を繰り返しながら夫婦らしく
(21) 結婚生活は人を愛する最高の訓練
(22) 努力なくして愛情は芽生えない
(23) 最愛の人と思って努力する
(24) 夫婦がそろって初めて完成した人格に
(25) 自由な愛の関係が必要
(26) すてきな夫婦になるための努力
(27) 人生という愛の道場で愛は成長
(28) 本当の胎教とは
(29) 子供によって親が変えられる
(30) 家庭内暴力や非行の原因は両親に
(31) 男性拒否症と女性拒否症
(32) 上司や男性に反発する人
(33) 母親に甘えられなかった場合
(34) 大切な祖父母、両親、兄弟との情関係
(35) 文学や哲学には愛についての解答がない
(36) 両親から愛されて愛の感性が育つ
(37) 相手のために無私になって尽くす
(38) 家庭は愛情を完成させるための道場
(39) 人間は人との関わりの中で幸福になる
(40) 神様が祝福する結婚
(41) ミニカウンセリング 愛と性の悩み①
(42) ミニカウンセリング 愛と性の悩み②
(43) ミニカウンセリング 愛と性の悩み③
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