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本に書かれた 知恵と勇気を掴んで 信じた方へ 動かせるさ 未来

『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』(東京スカパラダイスオーケストラ)の「ことば」

 昨年末、保育園児の息子と一緒に仮面ライダーの映画を観てきました。ヒーローものの映画は基本的に”今の作品”と”1つ前の作品の映画版”の2本立てなので、今放送している「仮面ライダーセイバー」と1つ前にやっていた「仮面ライダーゼロワン」の2本立てでした。映画の内容的には特に、「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」がとても面白く、思わず涙してしまうシーンもあったほどでした。
 「仮面ライダー」については、以前の記事でも語っていた通り、特に強い思い入れはなかったものの、子どもと一緒に観ていたら面白くなって、調べてみたらすごーく奥深いじゃん!という感動をしています。

 それで、今回紹介する「ことば」は、今放送している「仮面ライダーセイバー」の主題歌の歌詞からです。東京スカパラダイスオーケストラというスカバンドですが、本作ではゲストボーカルとして[Alexandros]のVo.川上洋平さんを迎えています。スカパラの作品には、過去にも私が好きな色々なアーティスト(Mr.Children桜井和寿さん、奥田民生、エレファントカシマシ宮本浩次さんなど)が迎え入れられて、素敵な作品を出しています。
 そして、今回の主題歌では川上さんが歌うわけです。

ALMIGHTY 本に書かれた
知恵と勇気を掴んで
ALMIGHTY 信じた方へ
動かせるさ 未来

人はいつも物語を産み出すのさ

『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』
(東京スカパラダイスオーケストラ、作詞:谷中敦 、2020)

 今回の「仮面ライダーセイバー」という作品のキャッチコピーは「文豪にして剣豪!!」というもので、小説家であり本屋の店主でもある主人公・神山 飛羽真が仮面ライダーになって戦うという、なかなか面白い設定のお話です。ある意味でファンタジーの世界の中でのことなので「空想じゃん!」と言われてしまえばそれまでですが、やはり子どもたちにとっては夢をもったり人を信じたりすることを伝えてくれるヒーロー像として、見習うべきところの多い存在になるんだろうなぁと思って観ています。
 ちなみに、歌詞にある「ALMIGHTY」とは、意味として「全能の」など「神」を指す言葉のようで、日本語でよく使われる「オールマイティ」(”何でもこなせる人”のような意味)はココからきているわけですね。でも、実際に英語では、人を指す形容詞としては使われないようです。

 さて、そんな小説家が主人公の物語なので、主題歌の歌詞も本をテーマにした中身で書かれているようですね。そう、本、【読書】です。人によっては「ちょっとめんどくさい。」とか「字読むの、苦手なんだよねぇ。」とか、敬遠してしまいがちな読書ですが、読書は私たちにとって本当に大切なことです。ただ気持ちのままに ”つぶやいた” SNS上での言葉のやりとりとは、全く意味合いの違ってくる行為になると思います。

 歌詞にあるように、私たちが読書を通して学び取れるものとして『知恵』や『勇気』があると思います。
 『知恵』については、学問としての内容や雑学、初めて知る知識などなど、本にまとめられた内容を知って理解して、それを自分の中に吸収しますよね。著者が必死に調べ上げてまとめた内容だからこそ、その知識や情報が私たちの生きる糧になっていきます。
 もう一つの『勇気』は、特に小説や伝記などの作品から得ることが多いものだと思います。ストーリーに感激して気持ちが熱くなったり、主人公の生き方を知って真似してみようと思えてきたりすること、ありますよね。
 
いずれも、本を読むことから得られる、私たちの人生にとって大切なものです。それを得ることで「信じた方へ 動かせるさ 未来」というように、自分の人生を思うように切り拓いていけるはずさ!という強いメッセージを送ってくれています。そして、私たちの人生はある意味で ”物語” なので、「いつも物語を産み出す」わけですね。
 その続きとして、映画の中で主人公が幼い男の子に向けて言っていたセリフが当てはまると思いました。

君の物語の結末は 君が決めるんだ!

(「劇場短編 仮面ライダーセイバー不死鳥の剣士と破滅の本」神山 飛羽真のセリフ)

 今日から始まる新年の学校生活、1年生としては残り3ヶ月足らずです。全国的にまだまだ落ち着かない状況が続きますが、まず自分の人生・自分の物語は日々の行動で作られていくものです。年の始まりですので、もう一度自分自身の生活を引き締めて、スタートさせていきましょう。

Thank you!!