便利さが助けるもの:詩

便利になる事で
不便さは解消されるが
悪は更に強化されてしまい
それは別の不便さを生む
でも犠牲者は
犯罪被害者は
一部である
声を上げても
それはそれは小さい
悪は悪人は
更に手を繋ぎ
僅かな善では
世は保てず
どんどん悪化する
最終的には
悪人が善人を食い潰し
悪人が悪人同士で共食いし
淘汰された悪人が
善人を飼いならし
世界の地獄へと向かう
だったら人間なんか
滅びるべきだ
生きてるべきじゃない
さっさとあの世に行った方が
いいのかもしれない
例え輪廻するとしても
例え階層が分かれていても
生まれ変わっても
その層からは決して
出られないという事を
逃れる事は
出来ないという事を