情熱とは何か。-passionの語源から-
▼情熱の日本語の意味
"激しく"燃え立つ。普通じゃない熱い思い、という意味で、北村透谷によるpassionの和訳とも言われているそう。
燃え上がるような激しい感情と聞くと、情熱的な恋とかスポーツとかの好き好き!というポジティブなものを思い浮かべるけれども、どうやら、この言葉の元々のpassionという語源は、もうちょいシビアっぽい。
▼英語の語源は、「苦しむ、耐え抜く」
ということで、passionの元々のラテン語の意味は、「苦しく耐えなければならないこと。受苦。」ということらしい。
キリストの受難ということで、そうした宗教的な概念と結びつきながら生まれてきた言葉だった、ということを初知り。なんか日常的に使う意味より遥かに凄みのある言葉だった。
「情熱」って、「ポジティブで前向きな明るい希望的なもの」として捉えてたけど、実は、「苦しみから来る感情」的なニュアンスがあるという発見。
発見①:情熱は、苦しみからくる感情だ!!!
▼passって受けるって意味、、!
同じ語源のpassive(受動的)っていう単語を見てみると、「受ける」ってニュアンスが主だなぁと気づく。(もちろんpati:苦しむ、はある!)
(ちなみに、compassion(共感)とかは、com(共に)passion(苦しみを受ける)→共に苦しみに寄り添う、的なニュアンスなのかぁ。とじわっと感じたり。そういう形で人に寄り添いただ横で受ける、そんな人との関わり方をしたいな。と。実はここが一番の感動だった。)
情熱って、アクティブに沸き起こってくるものっていうイメージがあったけどどうやら、むしろ受動的に受けることを表すようである。
発見②:情熱は、受動的な状況である!
▼苦しむ→???→情熱
苦しむってのが語源だってのはわかったけど、ここからどういう理屈で「燃え上がる激しい感情」につながるの?と思いまして、、考えてみて、、
苦しんで耐えてでも、それでもしてしまうこと、残しておきたい何か、それらへの思いを、「パッション=情熱」と呼んだんじゃないかなと思った。
▼二つの発見がもたらすもの
①と②の発見がもたらすものは、情熱への見方の変化であり、それはやりたいこと、という概念への変化かもしれない。
眠い、つづきはまた!!💦
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