身体の本当に悪い部分に痛みは出ない

おはようございます。

子猫が我が家にやってきて、猫同士仲良さそうに遊んでくれていてホッとしている整体庵大空の下大前です。


さて
今回のメルマガは
「患部である痛い部分は悪くないことの理由」
についての話です。


この話は
特に慢性的な痛みに共通する話で
個人的にはめちゃくちゃ重要だと考えています。


具体的には
数週間〜数年悩んでいる
腰痛や膝痛、肩などの頑固な症状ですね。


このような症状で悩んでいる方や、
大切な人が慢性的な痛みで悩んでいたら
ぜひ教えてあげてください。


「痛い部分が悪くないですよ」

というのはワードは整体でも、
整骨院でもよく聞ききますが、
その理由について解説します。


今回のメルマガは
とてもわかりやすいと思うので、
ぜひご自身の身体に当てはめて考えてみてください。


まず、
痛みが出る部位というのは
どういうステップで痛みが発生するの?ということからみましょう。


具体的な流れは以下の通り

1、動かない筋肉がある(苦手と得意な筋肉が身体にはあるので)
2、偏った動作が生まれ一部の筋肉や関節を酷使する
3、酷使した部位がオーバーワーク→疲労が溜まる
4、疲労が限界を超えて痛みへ


ほとんどの慢性痛が
この流れで発生します。


もちろん
どこの筋肉が動いていなくて、
そのかわりにどこの筋肉を酷使しているか?
には個人差があります。

なので
痛みの出る部位は人それぞれですが、
基本的な考えは上記の通り。


でもここでみなさんの中で「?」になるのは、

「動かせない筋肉なんかあるの?」
「全身の筋肉を使っている気がするけど…」

ということだと思います。


ぼくらの身体は同じ動作でも
実は人それぞれ使っている筋肉は違うんですね。


例えば、
スポーツジムのトレーニングマシンに
「この運動ではこの辺りの筋肉を鍛えられます」
という注意書きがあります。


だけど
厳密には人それぞれ違う筋肉を使ってその動作を行なっています。


ここ、少し難しく感じるかもしれませんが、
今理解できなくてもあとで理解できるので、
そのまま読み進めてみてください。


さらに例を一つ。

「デスクワーク」という動作を10人の人が並んでやっています。
これ自体はよくオフィスで見かけるはず。


でもこの10人が疲れる部分は人により違いますよね?


同じデスクワークをしていても
Aさんは肩こりが、
Bさんは腰痛が、
Cさんは右手首が痛い、
Dさんは左手首が痛い、
Eさんは腰だけど上の方が辛い、
Fさんは…

といった具合です。


つまり
同じデスクワークなんだけど
どこの筋肉を使っているのか?は人それぞれ全く違うということが
ここからわかりますよね。


どこの筋肉が使えなくて
どこの筋肉をメインに酷使しているか?
個々人で違います。


では、
ここで問題を一つ。


「使えない筋肉」と
「使いすぎて酷使した筋肉」


上記の二つでは
どちらの筋肉(関連する関節)に痛みが出やすいでしょうか?


答えはめっちゃシンプルに
「使いすぎた筋肉」です。

これが慢性痛における「患部」と言われる部位です。



ではもう一つ問題です。


「使えなくなっている筋肉を刺激すること」
「患部に湿布などを貼って休めること」

上記のうちどちらが
より根本的な治療になるでしょうか?


たぶんもうなんとなくわかりますよね?
正解は
「使えない筋肉を刺激すること」です。


ここは少し解説します。


使えない筋肉があり
その分をカバーする必要に迫られて
使いすぎてしまった筋肉(関節)があるわけです。


安静にして「使いすぎた筋肉」を休憩させれば
一時的に痛みは改善しますが、
また動き出せば同じ場所を酷使する癖はなくなりませんから痛みが出てきますよね?


これを何度も何度も繰り返している人は
本当に多いです。


アスリートにも多いですかね。


ぼくも学生時代は野球をしていて、
どこかが痛くなれば病院に行きましたが、
結局言われることは
決まって「休みなさい」でした。


ぼくとしては
「休みたくないから、病院来てるんやけどな…」
というのが当時の本音。


休むこと自体はいいとしても、
休んでいる間にできることはないの?
と先生に尋ねても明確な応答はありません。


当時のぼくが求めていたのは、
安静ではなく、
痛みが出る部分に負担がかからないような動作を指導してくれたり、
そのためのトレーニングを教えてくれ。でした。


「使えない筋肉」があるかぎり
「酷使する筋肉」に変化はありません。



酷使した筋肉(関節)のケアが悪いわけではありませんが、
同時に
使えない筋肉を見つけて刺激することも行うのがおすすめです。


病院などの医療機関は
前者が中心なので、
病院に行っても満足に治療効果を感じられないということになりがちです。


ここまで
患部が悪くない理由を
長々と細分化して解説しました。


長くなり申し訳ありませんが、
ここから
もう少しだけ深堀しようと思います。


それは
「使えない筋肉はほぼ自覚できない」
ということ。


患部には
痛みなどの「症状」があります。


なので
自覚が楽なんです。


問題は
この自覚できる部分から、
無自覚な「使えない筋肉」をどう探すか?ということ。


なぜ「使えない」筋肉が自覚できないかというと、
理由はシンプルに「使えないから」です。


使えない筋肉だから「疲れもしない」
使えない筋肉だから「そもそも感覚が薄い」


例えば
整体をしていて日常よく見かける「使えない筋肉」とは
足の指がうまく動かない状態になっていることで、
多くの方は
そういえば「指を使うなんて考えたこともなかった」とおっしゃいます。


それはある意味、
足指という存在を「忘れていた」ということです。


忘れ物は「忘れている」から忘れ物であって、
自覚できていることなら
忘れ物とはいえません。



「使えない筋肉」の簡単な見つけ方はないの?

と言われそうですが、
これがとても難しいんです。


熟練した整体師でも
結構至難の技です。


長文になりすぎるので、
次回はこの続き
「使えない筋肉の見つけ方」についてお話したいと思います。
(難易度は高めです)

ぜひ
今日のメルマガを参考に
痛みを見つめ直すきっかけにしてみてくださいね。


今日のメルマガは以上になります。
それでは、また3日後にお会いしましょう!


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