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【ディメンションゼロデッキ紹介】赤緑コロボックル

コロボックルとは

コロボックルとは、北海道のアイヌの伝承に登場する小人である。
ディメンションゼロにおいては、ストーリーの主人公であるマキリやその姉ホリプパなど数多くの人気キャラクターを擁する花形種族だ。「かわいい少年少女+巨大な機械の武器」と華やかなキャラクターデザインのためイラストの人気も非常に高い。

今回紹介するコロボックルデッキはデッキ名からも分かる通り、種族デッキとしての色が強い。《光の勇者マキリ》と《光の巫女ホリプパ》という赤を代表するパワーカードを軸に、優秀なコロボックルが脇を固めている。
採用されているSRは比較的安価に入手できるプロモカードが多く、素直なビートダウンデッキなので初心者におすすめできるデッキとなっている。

デッキレシピ

レギュレーション:望廊杯2nd

キーカード

光の勇者マキリ
5コスト5000、場に出た際に自身のパワー分の火力を飛ばすユニット。
それだけでも実用に耐えうるスペックだが、自分より相手に多くスマッシュが入っている状況では2コストでのプレイが可能となる。おまけにパワーと火力、スマッシュまでもが上昇し超ハイスペックユニットへと変貌する。このユニットを2ターン目にプレイし、そのまま相手を圧殺するのがこのデッキの最良のルートだ。…いやいや!1ターン目にユニットを出して2ターン目に前進してスマッシュ、これではマキリのプレイコストが残らないのでは?賢明な読者はそうお考えだろうが、種族サポートがそれを可能にする。

光の巫女ホリプパ
こちらは7コスト6000の大型ユニット。
スマッシュを先行していてもプレイコストは据え置きだが、パワー上昇能力は備えている。そして中央、敵軍エリアに置かれる度に火力を飛ばす。能力はまだ終わらない。相手の墓地を除外しつつ、墓地が尽きない限り「何度でも」「エネがかからず」移動できるという至れり尽くせりっぷり。これらの能力が合わさることで、相手のユニットを全滅させながら3点叩き込むような芸当もこなせてしまう。

命の歌声シュシュ
コロボックルが誇る最強のサポートカード。
その能力はエネルギーゾーンに存在することで発揮され、コロボックルのプレイコストを1枚で2エネ分支払うことができる。つまりこれ1枚でスマッシュ先行時のマキリがプレイできてしまうし、1ターン目に2コストのコロボックルをプレイすることもできてしまう。ということで、2ターン目マキリルートの立役者であるこのカード。相手より常に1エネ域上の行動ができる強力さは言うまでもないだろう。ちなみに2エネ支払えるのは有色限定のため、赤1無1のようなユニットをこれ1枚でプレイすることはできない。

細い柳の葉シュシュ
こちらはバトルゾーンに存在することで効果を発揮するシュシュ。
他のコロボックルに、破壊されたときにエネルギーに置かれる能力と加速を与える。プランゾーンに見えた小型ユニットを投下することでエネルギーブーストになり、相手のホリプパが走るための墓地も増えないと非常に有用な能力だ。有色コストが1なので、《命の歌声シュシュ》の恩恵を受けられないのが玉に瑕。

夢を見るモコロ
どんぐりの葉ニセウ
それぞれ《命の歌声シュシュ》の恩恵を受けられる2コストのユニット。
とはいえ条件付きでのパワー上昇・エネルギーリリースと、しっかり実用的な能力も持ち合わせている。

デッキの特徴

このデッキの戦術は種族シナジーを生かしたビートダウンである。スマッシュ先行や《命の歌声シュシュ》などの様々な方法でプレイコストを軽減し、高パワーユニットによる大きなプレッシャーを序盤から与えられるのが特徴だ。序盤の展開に失敗したとしても各種火力ユニットで巻き返すことは十分に可能で、長期戦を戦う粘り強さも兼ね備えている。部族デッキの割にはデッキスペースに余裕があるため、チューニングの幅が広いのも長所と言えるだろう。

デッキの弱点

このデッキの真価は《命の歌声シュシュ》をエネルギーにセットして発揮されることは既に述べたが、逆に言うとそれだけ《命の歌声シュシュ》に頼ったデッキとも言える。色拘束が強いカードが多いため《命の歌声シュシュ》無しでは色事故も起こしやすい。この欠点をどう補うのか、《命の歌声シュシュ》を引けない時の下振れ幅をどう軽減するのかがデッキ構築上の課題である。

最後に

かわいいイラストとは裏腹に、凶暴な攻撃力を有するコロボックルデッキ。
低コスト・高パワーのユニットで相手を圧殺する爽快感を味わってみてはいかがだろか。

おまけ

ディメンションゼロとは関係ないのだが、コロボックルを題材にした児童書
『だれも知らない小さな国』(佐藤さとる著)は筆者が小学生の頃から好きな1冊だ。この物語のコロボックルは目視できないほど素早いという設定で、もしかしたら我々の身近にも存在するんじゃないかと想像力をかき立てられる。大人が読んでも楽しめるが、もし小学生に本を勧める機会があれば、是非とも選択肢に入れてみてほしい。


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