それはまるで

しんどさだけが増えていって なんでだろうかそれはまるで
大切なものをなくしたような 海の底に沈んだような
心臓を打たれたような どこにも居場所がないような
そんな感覚だったのだ そんな感覚だったのだ

色んな感情が渦巻いて こんがらがってダマになる
何に対して何を抱いているのか 自分ですらもう分からない
ただひたすらにベッドの中でモゴモゴと
まるで蠢く虫のようにひたすら自分の中へ閉じこもった

私が感じたことは私が処理するしかない
だからといって私の中で完結しきれるものでもない
誰か助けてと紡ごうとしたその口はまたしても嘘を吐き
人を傷つけ繰り返す
もう話すの辞めよう なんてできない決意か

言いたかったこと聞きたかったことは沢山ある
しかしなぜ自分の口からそれは出てこないのか
出てくるのは毒ばかりで
まるで人を傷つけるために生まれてきたみたいだ
なんで生きてるんだろ 私なんで生きてるんだろう

仕事も学校も全部投げ出してどこか遠くへ行きたい
もう誰も傷つけないように
口を縫って 顔を変えて 心を整形したい
常に笑顔で怒ることも怒られることもない
そんな人間になりたい

ってそれ本当に自分って言えるのか？
自分の全てを変えたいだなんて
それはまるで