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親元に住んでるお嬢さんあるある

シェアハウスに一年半住んでいます。国際ボランティアの若者を受け入れて活動しているNPOさんが大家さんなので、ルームメイトは各国から訪れたお嬢さん方がほとんどですが、中には、ワーホリで他県で働くにあたり途中お遍路観光で滞在する子や、関東から移住してきたばかりで引っ越し先を検討中の子、日本での起業のためのリサーチ滞在の子、国際ボラのリーダーとして来る現役大学生など国籍や目的も多彩です。

短い子で一週間弱、長い子で4,5か月、ルームメイトとして襖1枚で仕切った2DKのマンションで暮らします。これまで20歳~30代半ばの6人くらいのお嬢さんとメイトとして過ごした事になります。ホストファミリーではないし、相手と金銭の授受は一切ないので、食事は別ですし長期滞在の子には台所洗剤やトイレットペーパーなど共有品も提供して貰います。(一週間程度の子には面倒なのでまんま使わせてあげちゃいますけどね)

メリットとしては、例え「外れ」のルームメイトが送り込まれてきたとしても、数か月の辛抱でおさらばになるという気安さ、自分が留守中でも宅配を受け取っておいて貰えたり急な雨に洗濯物を部屋に入れておいて貰える事。デメリットとしては日本語が得意でない異国の子の場合、私がほとんどインチキ英語とボディーランゲージ&グーグル翻訳さん頼りのため、細かな説明意図が伝わりづらいという事くらいですかね。

何人かのお嬢さんを見てきて「あ!これは出身国関係なくよくあるぞ」と感じる生活行動があったのでお伝えしたいと思います。今、親元で暮らしている若い女性は是非、旅行先や誰かとの同居・同棲の際にやらかさないようにお気をつけ下さいwww。


① おパンツをバスルーム周りに置き忘れる。

恐らく入浴時に下着だけ手洗いでちゃっちゃと済ませようと思うのでしょうが、何故かバスルームのドアに脱いだ状態のままぶら下がっていたり、バスタブに洗って絞って丸まった状態で発見されます。もし自分だったら他人に下着を触れられるのは嫌なので、基本私はそのまんまスルーし指摘もしません。シャワーがあたったり邪魔な場所にある場合のみ 飛沫が飛ばない場所へ移動させます。これやらかす子、一人や二人じゃないんだなー。

② 飲み物を飲んだマグ・コップをなぜかそのまま流しの中に放置。

多分、普段はシンクに置いとけばママが洗うんでしょうね。習慣的にキッチンに下げて置いたままにしちゃうんだと思われます。これも私は華麗にスルー。翌日まで残っていたとしてもそのままシンクの端にマグをずらし、自分の使った食器のみを洗い上げてます。『使った食器は洗って、水切りして、元の場所に戻す』という一連の動作をマスターできるかどうか観察していると、大概の子は改善されます。

③ 共有スペースは掃除しなくても汚れない、雑貨品はいつでもストックがあると思っている。

トイレ、浴室、キッチンなど、気づいた時に一緒に掃除してくれるのは、間違いなく過去に一人暮らしを経験していた子ばかりです。食器洗いのスポンジを新しく替えておいたりしても「ありがとう」とか「新調したんですね~」とか声をかけてくれるのも同様。中には「使い終わった生理用品ってどうするんですか?」と尋ねるツワモノもいて「え?…はい?自身でゴミとして捨てて」としか言いようが無かった事も。私に捨てさす気なんかーい。(生理用ポットはあえて置かないんです。置くと私が始末する事になりますし、どなたも自己責任で処理して貰うために)共有スペースは、魔法のかかる場所では無いと分かって頂くには少し時間がかかりますねー。

私は決して綺麗好きでもないし、衛生観念も元医療業界の人間としては だらしない方だと自覚してます。主婦スキルもかなり低い人間です。そんな私でも「あらあらwww」と失笑するような出来事が時折発生する訳です。これは「どこの国の人だから」ではなく「何歳だから」でも無いんです。20歳そこそこの学生でも問題なく暮らせる子がいる一方で、30歳過ぎの社会人でも出来ない子がいる訳です。これは、ハウスに来るまでの家族と家庭の環境・教育・習慣の結果なのだと考えられます。別に「しつけがなってない」と怒る気は全くありませんが、さりげなーくこの先の人生で身につけておいた方がいいマナーが刷り込まれればいいな、と本人らに気付かない体で改善を図っております。

私自身、既に社会人の26歳の娘の母親です。彼女は18歳から一人暮らしをしています。自分が友人を自宅に招いて助かった事を、自分が誰かの家に行った時に実行しているようです。それは、人の家に泊まったら帰る前に使わせて貰ったシーツやタオルを洗って帰る事、飲み食いした後は一斉にみんなで片づける事、帰る時にゴミが出せる状況であればゴミを持って出る事等々。

本来は親が手元にいる時期に教えておけばよいマナーなのかも知れませんが、例え不運にも親のしつけが不十分であっても、自立した生活を送るうちに学び、応用出来るものです。今、家事スキルの高い男性が人気、とか 料理男子が増えている、とか言われていますが、いやいや、うまいこと男子を褒めて楽するだけじゃなくって、女子も頑張ろうよ。

そして娘のいるママ達よ、家事を分担させて娘にもっと自分の事やらせよう。周りと上手く暮らすための力をつけさせてあげましょう。これは女子力ではなく人間力なんですから。

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