やりたいことが無いならやりたくないことをやめる
やりたいことが無い。
そんな悩みを抱えていないでしょうか。
ぼくもそう。よく「自己肯定感を高めるならやりたいことをやること」と言われる。けど、そもそもやりたいことが思いつかない。
やりたいことは無いけど、やらなきゃいけないことはいっぱいある。
やりたいことが無い、そんな苦しさがあった。
「やりたいことリスト」を書いてみようとしたら、5個で止まった。それも、ぼくがやりたいことというより、世間的によく言われているやりたいことを書いただけなよう。
旅行に行きたいとか。
SEXがしたいとか。
友達と遊びたいとか。
全然しっくりこなくて、結局ぼくにやりたいことは無いんだと思った。
やりたくないことなら山ほどある
5個で止まったぼくは、それでも何か書かなきゃと思った。
そのとき、ぼくはふと「やりたくないこと」を書こうと思ったんだ。
そうしたら手は止まらなくなった。
会社に行きたくない。
社長の愚痴なんて聞きたくない。
動きの悪い後輩の姿なんて見たくない。
自慢ばかりの先輩の話なんか聞きたくない。
時間通りに動きたくない。
親の顔なんて見たくない。
気持ちいいなんて思ってないのに気持ちいいなんて言いたくない。
楽しくないのに楽しいなんて言いたくない。
笑いたくないのに笑いたくない。
誰かのご機嫌取りなんかしたくない。
相手の反応に不安になりたくない。
しなくちゃいけないことをしたくない。
やりたくないことは止まらない。
ぼくの人生は、やりたくないことしかないんじゃないか。そう思えるほどに、やりたくないことは止まらなかった。
でも、だからこそ気づいた。
こんなにもやりたくないことばかりの中で、やりたいことが出てくるわけがないって。
やりたくないことが、やりたいことを覆う蓋のようになっているんだから。
やりたくないことをやめる
今のぼくに必要なのは、やりたくないことを受け入れて、そしてやめること。
やらなきゃいけないことだとしても、やりたくないならやりたくないってぼくの心を受け入れる。
これまでのぼくは、やりたくないことをやりたくないと思うことすら抑え込んできた。不満に思うことも、不満に思ってはいけないと抑圧してきた。
そうやって抑圧されてきたぼくの心が、やりたいことを出せるはずもないんだから。
やりたくないことをやめて、ぼくはやっとやりたいことが見えてくる。
順序があったんだ。
やりたいことをやるためには、まずやりたくないことをやめることから始まるんだ。
近いうちにぼくは会社を辞める。
会社も、やりたくないことリストの一つ。
建前は、ブロガーになりたいから辞める。だけど、ぼくの無意識は会社を辞めたいからブロガーになろうとした、なのかもしれない。
ブロガーになれば会社の出勤時刻とかそういうのに縛られることもない。時間通りに動きたくない、もぼくのやりたくないことの一つ。
そうやってやりたくないことをやめていけば、ぼくのやりたいことが見えてくる。
ぼくがその理解ができたのが「自分を許す心理学」という本。
気になった人は、KindleUnlimitedで読める本だからぜひ読んでみてほしい。
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