アウトプット大全


本屋でインプット大全とアウトプット大全が置いてあった。もしこの2冊どちらも読んだら、インプットとアウトプットも網羅できて最強になるんじゃね?と思ってどちらも買った。

今回読んだのは、アウトプット大全。
著者はアウトプットを三つに分ける。話す、書く、行動する。
この三つを軸として、アウトプットの方法が詳しく載っている。



「何を話すか」が言語的コミュニケーション。「どう話すか」が非言語的コミュニケーションです。
たとえば、結婚式でスピーチを頼まれたとき、何を話そうか必死で悩みます。どんなに素晴らしい話も、ガチガチに緊張してしまってはまったく伝わらないのです。
話の内容よりも、とりあえず笑顔で明るく話すことの方が何倍も重要なのに、多くの人は「何を話すか」ばかりに気をとられて、「どう話すか」については気が回らなくなっているのです。

心当たりがありすぎた。何か自信がない内容を話すとき、何から話そうって考えるあまりに、声がちいさくなったり、語尾に勢いがなくなったりしてた。

自分が言いたいことをしっかり言えるか、変なことを言ってしまわないかと、自分のことばかり考えるから「どう話すか」に意識がいかなくなる。それより、どうやったら相手にわかりやすく伝わるか、どうしたら相手の感情を動かせるかを考える。つまり言語だけでなく、非言語をちょっと意識したコミュニケーションをする。それだけで誰かに何かを話すとき、コミュニケーション力が大幅に上がる。

「おはようございます」の挨拶一つでも、ただ言葉として言うか、笑顔で元気よく、アイコンタクトをとって言うかで全然伝わり方が変わってくる。


どんなに貴重で素晴らしい体験をしたとしても、それはただのインプットなので、時間とともにどんどん失われていきます。それは、とても「もったいない」ことです。しかし、この「書き出す」という作業をすることで、その瞬間の感動と「脳内」の状況をパチリと一枚の写真に収めるように記録に残すことができます。その記録は一生モノで、それを見返すだけで、感動や気づきを先ほどの体験のように生々しく、ありありと思い出すことができるのです。

たとえば映画を見たとき。一週間もしたらどんな内容が曖昧になってしまう。だから忘れないためにアウトプットをする。アウトプットのタイミングとして一番最適なのがインプットした直後。一番記憶に残っている時にする。

いつかその映画のノートを見た時、その内容が蘇って二度楽しめるかもしれない。


読書や勉強をしても「行動する」ところまでいけない。ほとんどの人がそうで、自己満足のためだけに勉強している。それは単に、お金と時間の無駄使いにすぎません。せっかく「気づき」や「To Do] を得たなら、それを行動に移し、現実を変えて、成長していくべきです。

自分がもやもやしていたことを言い当てられた気がした。本を読んだり、映画見たり、旅行行ったり、勉強したりしても、これって意味あるのかな?と思うことがよくあった。これはただの自己満になっていたからなのかもしれない。何かをインプットしたら、それをアウトプットする。インプットは自分の心の中を変えるが、アウトプットは自分の周りを変える。
僕はアウトプットできてなかったからもやもやしたことを気づかせてくれた。

このもやもやがなくなるように、アウトプットしていこ。
きっと面倒だろうけど。





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