カンボジア行ったらベジタリアンもどきになったお話。

カンボジアに行きました。

そしたらベジタリアンもどきになりました。
そのきっかけを書きます。


そもそも人はなぜベジタリアンになるのか。


ベジタリアンになる理由は人によって様々です。

・自分の健康のため
・身動きすらあまり取れないところで過ごす
動物愛護のため
・動物を育てる過程で生まれる森林破壊などの環境問題のため

僕が出会った人は特に、動物愛護のためと答える人が多かったです。

欧米などの地域ではベジタリアンの方も多く、
8年間ずっとしているという方や
3年間続けてやめちゃった方など
多くの人と出会いました。

なぜ僕がカンボジアでベジタリアンもどきになったのか。

その理由を話す前にカンボジアのお話を少し話さなければなりません。


カンボジアでの悲劇

みなさん、1970年代後半、カンボジアで大量虐殺があったのを知っていますか?

当時の人口の約4分の1の人たちが同じカンボジア人によって殺された出来事です。

軽く説明すると、

カンボジアでポルポトという人が率いた政権ができました。
農民こそが英雄だという理論を提唱。
反逆する恐れのある、頭のいい医師や教師を殺しました。
反逆を恐れ、その家族も全員殺しました。
罪のない人も拷問で嘘の罪を言わせ殺しました
カンボジアの100万人以上がが死にました。

という考えられない出来事です。

文字が書ける人やメガネをかけているだけで頭がいいとみなされて
殺されたそうです。

僕は、その悲劇の出来事が起こったことを説明する施設、
トゥルースレン虐殺博物館とキリングフィールドへ行きました。

最初に行ったのはトゥルースレン博物館。

ここでは嘘の罪を認めさせるために拷問を行うところです。

罪のない人を連行して
ほとんど動けない狭い部屋に放り投げました。
そして嘘の罪を認めさせるまで
拷問を続けました。

音声ガイドによると、
『拷問していた人もおかしいことはわかっていた、しかし拷問しないと自分がされるかもしれない』

だから爪を剥いだり、仰向けに寝れないほど腫れるまでむち打ちする、顔を蹴るなど怖いことをしてしまうのです。

もし偉い人が、そんなことをしろって言った時。
おかしいと思った人全員が
『これおかしい』って言ったら
こんな理不尽な虐殺起こらなかったなかったでしょう。
それを言えない雰囲気だった。

だからみんなおかしいと思っても
雰囲気に流されて
こんな残酷なこともしてしまう

雰囲気って怖いな。

そう感じました。

これがカンボジアの悲劇です。



ベジタリアンもどきになったきっかけ


前置きが長くなりました。
やっときっかけが書けます。笑


トゥルースレン虐待博物館の後は
実際に人が殺されてたところ、
キリングフィールドへ行きました。

自転車で行ったので、田舎町を通っている途中


ブヒブヒブヒ


豚がすごい勢いで鳴いていました。

5メートルほどの竹かごの豚が重なり合って
物のように閉じ込められてました

すぐそばには殺されて皮を剥ぎ取られた大量の豚

。。。。。。


あ、この光景どっかでみたことある。。。



そう、さっきトゥルースレン博物館でみた光景と変わりませんでした。

あ、今も人間という対象が変わっただけで同じことしている。

そう思いました。



もしかしたら、僕たちもいま雰囲気に流されているのではないでしょうか。。。


牛や豚を狭い檻で閉じ込めて、
牛に紐をつけて方向転換もできず
神経がある角も麻酔をせず除角し
豚は麻酔をせず皮膚を切って
キンタマを引き抜く。
(長くなるから簡単に書いただけなので
興味持った人は調べてみてください)

誰もそんなことはしたくないでしょう。

動物虐待は良くないって分かってる。
動物愛護法とかあるのはそのためだ。
それなのに人間の都合で、
畜産業界ではおいしい肉を安く作るために
虐待と同様のことをしている。
(個人的には動物を殺すのはいいと思います。ただ過酷な環境で育てる続け、長期的やストレスや苦しみを与える過程がおかしい)


犬を飼っている人は想像してみてください。
もし自分の犬がほぼ動けないおりで一生暮らす生活を。
麻酔をせず去勢して痛みで鳴く声を。


でも畜産の人もそうしないと稼いでいけない。
そうせざる得ない。


だって人間がいっぱい肉を食べるから。

だからおかしくてもしてしまう。


もしかしたら、その雰囲気を作っているのは
私たちなのかもしれません。





雰囲気って怖いな。。。

って思ったわけですよ。


じゃあ僕たちになにができるか

肉を食べないことだ。


よし、わかった、じゃあ食べるのやめよ






って言いたい!!!


けど、いきなり肉をたべないのははハードル高くないですか!!
外食にいくのにも一苦労になりますもんね。
ラーメンも食べれなしくなるし。。。


そもそも肉を食べることは
全然良いと思います。
ただ肉を大量に食べて
動物を虐待的な環境で
育てることがおかしい

じゃあ肉を大量に食べるのはやめよう!
肉を食べる量を減らして
野菜を食べる量を増やそう!
ベジタリアンのもどき的なやつになろう!

例えば、
頭がいい哺乳類(牛や豚)は悲しさを感じやすいからなるべく控える。
悲しさを哺乳類より感じなさそうな鳥類はたまに食べる。
魚は普通に食べる。
植物はいっぱい食べる。

定食屋さん行ったら、たまには唐揚げ定食じゃなくてアジフライ定食を頼むとか笑


これならなんかできそう!
そしたら少し肉を食べる量が減るじゃん!!

って思ったんですよね。

だから僕はベジタリアンもどきになることにしました。
(巷ではゆるベジって言うそうです。)

もし多くの人間が肉を少ししか食べなくなるようになったら。。。

畜産業界の人も肉を大量生産する必要が
なくなるのではないでしょうか。


そして雰囲気に流されず

『これおかしいよ!!』

と言える日が来ると思います。
だって人間って優しいもん。

そして動物もせめてもう少し広い場所で、
虐待のようなことがされずに育てられて
殺されて食べられる日が来るのではないでしょうか。


と思い、ベジタリアンもどきになることにしました!


みなさんも『ベジタリアンもどき』になりませんか??
健康的ですよ〜
お肌綺麗になりますよ〜
体臭くさくなくなりますよ〜
たまに食べる肉の方が幸せ感じますよ〜



まあ考え方は人それぞれですけど。
僕はそう思ったので。










もどきでも

いいじゃないか

人間だもの

せいけ










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