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政策立案本#2 データとロジックモデルに関する三冊

今日は、盛りだくさんで三冊。まず、一冊目、『原因と結果の経済学』。経済学というよりは計量よりの公共政策学ではと感じます。内容は良質。ベーシックな因果連関の議論から始まり、差の差分析にはじまり、実践的な手法を紹介しています。白眉なのは「操作変数法」。 どうやって、隠されている要因を見つけるか。特に、僕の場合は、ロジックを組んだはいいあがコケた場合、新しい原因を発見するときに使っています。

次に二冊目。『経営の失敗学』。この秀逸なのは、9、10章の定性的なロジックだけの甘さ、リスク・不確実性への対応ですね。複数シナリオの想定の必要性、軌道修正の必要性などは本当に必要かと。

最後に三冊目『データ分析読解力の技術』。ここで登場します。交絡因子。やはり、当初想定した因子が機能しなかった場合、どうしたらいいのかが鍵というところです。

(了)

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