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時間銀行と『日々の政治』〜ソーシャルイノベーションが切り拓く地平;9月29日の未来をつくるサロン

9月29日のサロンのテーマは緩くつながっている感じです。まず、雑誌エコノミストの記事から「時間銀行」の記事です。昔から「エコノミスト(日本語版)」だけは購入して読んでいます。さて、今週のエコノミストは記事で興味深かったのは↓です。

昔の労働証書制を彷彿とさせる感じですね。地域通貨茂草ですが、日本における可能性を検討してみたいですね

このようなトライアルのことを考えていくと、「ソーシャルイノベーション」のあり方について検討しなければと思ってしまいました。そこで、最近の読んだ本で良感触だったのは、『日々の政治』↓です。

勉強になった一冊でした。

アマゾンではこんな感じ

伝統が消滅し、これまで人々の生活を導いていた慣習が消えつつある現在は、誰もが自分の人生(=ライフプロジェクト)を自分自身で選択しなければならなくなりました。つまり、自分の日常や人生の筋書きを、自分でデザインすることになったのです。デザインするということは常に価値の選択であり、意思決定であり、すなわち「政治」です。本書で著者は、そうした政治(政策)を「プロジェクト中心民主主義」という視点で捉えることで、自分がいる場所(ローカル)から世界を変えるソーシャルイノベーションを説きます。そして、私たち一般の市民がいかにデザイン能力を伸ばし、「デザイン文化」として根付かせ、より大きな政治・社会変革に関与しうるのか、その道筋を示します。

最終章が良かったです。

第4章 プロジェクト中心の民主主義:アイデアと、プロジェクトのエコシステム
(1)公共財をつくり出す
民主主義の複合的な性質
学習できる体制
危機の局面
(2)実験する
分散民主主義へ向けて
意見はどこで形成されるのか
(3)参加する
参加民主主義とソーシャルイノベーション
新たなタイプの公民意識
参加型のエコシステムを有効にする仕組み
(4)実際にことをおこす
プロジェクト民主主義のシナリオ
プロジェクト中心民主義を進めるためのインフラストラクチャ
デザイン能力の普及

(了)

サロンはこちらから。



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