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総合計画の作り方

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#ロジックモデル

政策の失敗に負けない自治体総合計画の作り方 その7 なぜ「失敗」を大事にするのか。

7回まで来ました。テーマは自治体の総合計画の作り方です。アマゾンでもなどの下記のご本があります。それぞれに勉強になります。特に市民との対話の仕方などは特に。しかし。傾向として、失敗からどうやって再生したかについてはそこまで書かれていないと思っています。 今回は前回の続きです。これまでロジックモデルのあり方について議論しました。少なくない自治体で導入されているPDCAのモデルは、「作っただけ」になる可能性が高いことをご指摘しました。その原因は、指標の設定について論理的に合理的

政策の失敗に負けない自治体総合計画の作り方 その6; 風が吹けば桶屋が儲かる型ロジックモデルからの脱却;

その5 で事業は事務事業のチェックの仕方を確認しました。そのキモは事業を中心として、手段目的の関係をつくれるかどうかにかかっています。でもでも・・・・自治体の政策担当の方にお話をお伺いすると、典型的な悩みが登場します。この悩みを作っているのが、安易な「風が吹けば桶屋が儲かる」型ロジックモデルによる事業形成です。 ロジックモデルとは何かというと↓。下の事例はかっちり作ったものです。資源の配置から作っているパターンです。僕的にかっちりと作ることには反対ではありません。様々なフ