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賞レースへの道

こんにちは、こんばんは、はじめまして。
都内でフリーのお笑いライブを開催していますライブ制作まによんです。

段々と暖かくなる今日この頃、もうすぐ夏ですね。
芸人たちの甲子園ともいえる賞レースがそろそろはじまるのでしょうか?

今回のこの話は本当に個人的なお話なので、あぁそう思ってるんだぁ程度に思っていてほしいです。

私は賞レースがお笑いの全てだとは思わない派の人間です。
勿論賞レースでの優勝が全てと思う人を否定するわけでなく、そういう人がいてもいいと思います。
賞レースの優勝に憧れて、芸人をはじめた人も多いと思います。

ただ時々思う事で、賞レースの結果が駄目だったから辞めます。という人がいます。もちろんそれもいいと思います。辞め時も始めた時も自分の意志で決めるべきなので。
ただ、思うのは賞レースに全てを捧ぐ感じにしている割に、ネタもそんなに作らず、尺も調整せず直前になってちょっとネタライブ出て、賞レース駄目だったから辞めますという人もいます。
勿論、私はそれもいいと思います。なんかそういうのがきっかけで大ハマりする人もいらっしゃるので。
全くネタ作ってなくて、ライブでもネタかけてなくても一回戦で落ちてちゃんと落ち込む。良いと思います!くやしいもんね。
新ネタも作れば良いってものでもないけれど、新ネタにはまだ見ぬ可能性もあるんで作った方がいい。でも、おれはこの一本で行くんだ。という確固たる意思があるならいいと思います。
賞レース至上主義の割にネタも作らず、ライブも出ない人は傍から見てたらただ辞めたいのかなと思ってしまう事もありますが(笑)
何年もかけてきた努力も、ぱっとできたネタも舞台上では冷酷な位結果には勝てません。もっともそれがイコール面白いかどうかは見る人次第ではありますが。

私が思うのは、出来るだけ後悔しないで欲しいと思うことです。
絶対賞レースって後悔するんですよ。あっちやっとけば、あぁしとけば。
そういうのは絶対あると思いますので、今回はそことはちょっと違う話で。

賞レースにもっとよせとけば良かった。
たまに聞くこの言葉、これ。

なんとなくニュアンスで分かりますけど、これって明確な答えってないじゃないですか。審査員の好みもあるし。
はじめてのお客さんにも自分たちのことを分かりやすくとか、定められた時間に合わせて話をコンパクトかつ派手に、とか、そういう具体的な考えなら分かります。賞レースの決勝の全ネタを研究してこういう構成が良いって考えてやっている人もいます。
そういうのは良いと思うのですが、なんとなく自分のやりたいこともやらずこういうことがウケて、受かるんでしょという何も考えなしみたいなことは、そんな奴はいないと思うのですが。

傾向と対策ってこれだけ長いこと続いてきた歴史があるので立てやすいとは思うのですが、自分で面白いと思ったことに自信を持ってやってほしい。
長い目で見てほしいけれど、早く売れたいのは勿論ですしね。
特にこうという答えがない話でしたが、心構えの話なので正解も不正解もない話。
こうやって芸人色々なパターンで悩んだり悩まなかったりで挑んでいます。
推しのいるお客様に至ってはそれに振り回されてさぞ急に感情を揺さぶられたりしたことでしょう。
しかしながら芸人にも人生がありますし、悲しいけれど辞めることも応援してあげてください。なんていうと誰か辞める予定があるのかといわれそうですが特に知りません。
勝手な匂わせみたいですみません。

ただ、暑い夏がまたやってきます。皆出来ることを出来るだけ頑張りましょうね。

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