顔占い7 額が広くてキレイな人は若い時期に成功します(額方而濶 初主榮華)中国古典「神異賦」の私流アレンジ解釈

顔占い・人相占いは中国語の原典で(神異賦{しんいふ})と呼ばれるものがあるのですが、
それを日本語に訳して、顔占いを学んだ私が現代人の感覚で内容をアレンジしたものを書いています。
人相術の古典の現代的な解説です。


(7額方而濶 初主榮華)

「額が横に長方形の形をして広がっている人は

 若い年齢から社会で活躍し注目を浴びてお金を稼ぎます


額(ヒタイ)とは、顔の眉毛の上から髪の毛の生え際までのあいだの

ところの範囲を言います、別の呼び名で「おでこ」とも言います。


方(ホウ)とは、ここでは「四角い形」のことを指していると思われます。


而(シコウシテ)とは、「そして、また、それから、」などの意味があります。


濶(カツ)とは、「ひろい」とか「広くて大きい」などの意味があります。


初(ショ)とは、「はじめて」とか「最初」という意味があります。

ここでは人生の若い年齢時期のことを指しておりまして、

生まれてから大体20歳から30歳くらいまでの期間を指していると思われます。

生まれてから20代ぐらいまでの年齢を占いの世界では「初年運」という

言い方をするのですが

ここではそれを言っているのだと思われます。


主(シュ)とは、ここでは「おもに」とか「主要な」という意味で取ります。

ここでは「つかさどる」と読むことにしました。


榮華(エイガ)とは、 「さかえること」であり、

「立身して華々しく栄えてときめく」ような状態になるのだと言っています。                                                                                                                                                                      


それではこの詩句の解説をしていきます。


顔の額の縦の幅がしっかりとあって狭くなっているような事が無く、

そして横の幅もしっかりとあり横に広がっていて

額全体が横長の長方形のような形になっていて十分な面積があり

髪の毛の生え際もほぼ横一列に見ることができて水平に揃っている状態になっており、


そして額全体に傷とかへこみとか不自然な出っ張りとか

ホクロとかシミなどが無くてとても綺麗になっていて

額の皮膚の色も明るくて健康的な肌色をしている人は


人生の前半の最初の時期に榮華が有ると、この詩句は述べています。


ここで言う人生の初めの時期とは0歳から20代~30歳くらいまでの

若い年齢の時期を指しているのだと思われます。

その若い年齢期に栄華があるので人生が栄えるというのです。

つまり「立身して華々しく栄えてときめく」ような状態のなると言っているのです。


もっと詳しく説明しますと、

人生のまだ若いと言える10代後半ぐらいから20代前半ぐらいの年齢だというのに

仕事ができて社会でバリバリと活躍することができるのです、

また周囲の人達に認められて注目を浴びてお金も得られます

ということを上の詩句は述べているようです。


これは単純に棚ぼた的な幸運を暗示しているのではありません。

この詩句が言うように額の状態が本当に良いのであれば、

このような額を持つ人は若い年齢のころから

性格が良くて活発であり努力も惜しまないようなタイプで勉強もしっかりとしますし、

さらに人助けも積極的にするような人間なのです。

年齢的な若さに見合わない人格者のような素晴らしい行動と態度をする人なのです。


この人の努力や勉強に取り組む姿勢とか、

若いのに積極的に大人の仕事を手伝うような行動が

人生の早い時期から周囲の人達に認められるような運勢である事を示しているのです。

またこのような額を持つ人はほとんど例外なく頭が良い秀才型が多いのです。


知性に優れていて実際の年齢に見合わないような

大人を驚かせるような賢い考え方とか発想をします、

そして周囲の人たちが思わず注目するようなやり方とか仕事の進め方をするのです

しかもそれで良い結果を出すのです。

ですから自動的に評価が上がり周りに認められて社会的な立場も上がるのです。


ここでいう人生の若い時期を顔占いの他の説明でしますと

以前に説明いたしました詩句の中にもあります、

それは(顔占い3 三停平等《さんていがびょうどうするは》 一生衣祿無虧《いろくにいっしょうかけることなし》)の解説のところで述べた

三停の中の「上停《じょうてい》」の運勢期間にあたります。

顔占いで上停は初年運(人生の初期の運勢)を現すのです。

上停は額の部位にあたります。


この初年運がとても良くて運勢が強いと上の詩句は述べているのです。


額     ひたい・おでこ

方     四角い形の事

而     そして / それから

濶     広く大きいさま

初     はじめ、最初

主     つかさどる / おもに

榮華   はなやかにさかえること

(7 額方而濶 初主榮華)

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