顔占い3 運勢の時期の良し悪しを顔を三等分に分けて見ます(三停平等 一生衣祿無虧)中国原典「神異賦」アレンジ日本語解釈

顔占い・人相占いは中国語の原典で(神異賦{しんいふ})と呼ばれるものがあるのですが、
それを日本語に訳して、顔占いを学んだ私が現代人の感覚で内容をアレンジしたものを書いています。
人相術の古典の現代的な解説です。


(3三停平等《さんていがびょうどうするは》 一生衣祿無虧《いろくにいっしょうかけることなし》)

「三停に偏りがなくて均等な人は、一生のあいだの食べ物や金銭とか

 衣食住で足りなくて困るという事が無いのです」



三停(サンテイ)とは顔占い(人相術)の用語です。このあとで詳しく説明いたします

ちなみに停という言葉には「とどめる」の意味があり

全体をいくつかに分けた数の内のひとつ、という意味があります


平等(ビョウドウ)とは、かたよりが無くてすべてがバランス良く等しいことです


一生(イッショウ)とは人が生まれてから死ぬまでのあいだの期間を言います


衣祿(イロク)とは、昔の中国の給与のことで穀物と金銭という意味と
  衣食住という意味もあるようです


無(ム)は、そのまま「ない、なし」の意味でいいと思います


虧(キ)とは、「欠ける」とか損失とか不足という意味があります


それではまず「三停(サンテイ)」と言いまして顔占いの見方のひとつで
人相術の専門用語なのですが、


顔を大まかに三等分に分けて観ることを覚えていきます

それを若い時の運勢、中年の時期の運勢、晩年のじきの運勢、というふうに大まかに分けて観ていきます


始めに顔を上の方から下に向かって順に見ていきます、

髪の毛の生え際から眉毛までの縦の幅のあいだを若い時

(初年期、0~20歳ぐらいまで)の運勢の状態と観ます

これを「上停(ジョウテイ)」と言います


次に眉毛から鼻先までの縦の幅のあいだを中年期

(20歳ぐらいから43歳ぐらいまで)の運勢の状態と観ます

これを「中停(チュウテイ)」と言います


次に鼻先からあごの下の端までを晩年期

(43歳~60歳ぐらいまでと観るのか、それ以降の運勢も含めるか意見が分かれます)

の運勢の状態と観ます

これを「下停(カテイ)」と言います



これら三つの場所を見比べてみて、

お互いの縦と横の幅が長すぎず短すぎずそれぞれバランスが取れていて

肉付きが良くて力強い感じがあって、変な歪みとか偏りとかが無くて

骨や肉にへこみとか不自然な出っ張りとかもなくて

ホクロやシミや傷が無ければ

そのような顔を持つ人はかなり運勢の強い人です


一生の運勢のバランスが取れている強運な人です


このような顔を「三停平等(サンテイビョウドウ)」と言い

生まれてから死ぬまでのあいだの穀物とか金銭とか

生きるのに必要な衣食住に困らない成功者の顔と言われています


このような顔の人はご先祖様方の御加護を受けて生まれた人とも

言われています


この三停の判断の見方は顔占いの重要な基本のひとつと言われています。


顔占いを覚えたいと思っておられる方は難しくないので覚えておくと良いです

人間の一生のうちの活動期をだいたい20年ごとに大まかに分けた大運という

運勢の時期を観ることができる方法の一つなのです。


生年月日の計算とかも必要無くて、相手の顔を見て話しているあいだに

かなりおおまかですが相手の人生の良い時期と良くない時期がなんとなくわかりますのでとても便利です。

顔占い人相占いを覚えたい方には必須の知識と技術でもあります。


三停   顔を三等分に分けた顔占いの判断法

平等   均等にバランスが取れている事

一生   生涯、生まれてから死ぬまで

衣祿   穀物や金銭、衣食住に必要な物

無    ない

虧    欠ける、不足する

(3三停平等《さんていがびょうどうするは》 一生衣祿無虧《いろくにいっしょうかけることなし》)

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