顔占い2 顔の色でいま現在の運勢を見ます(気色定行年之休咎)/人相術中国古典「神異賦」アレンジ日本語訳

顔占い・人相占いは中国語の原典で(神異賦{しんいふ})と呼ばれるものがあるのですが、
それを日本語に訳して、顔占いを学んだ私が現代人の感覚で内容をアレンジしたものを書いています。
人相術の古典の現代的な解説です。


(2気色定行年之休咎《きしょくはこうねんのきゅうきゅうをさだめる》)

「顔の色や皮膚の上に浮かんで観える氣の色で

 いま現在の吉凶と幸福か不幸かを判断します」


気色(キショク)とは皮膚の上に浮かぶ気の色の事を言います


定(サダメル)とは、そのまま「さだめる」、決める、規定するという意味です


行年(コウネン)とは「その時の年齢」とか「これまで生きてきた年数」
のことを言います、ここでは「いま現在の」という意味ととります


之(ノ)は、「の」です


休咎(キュウキュウ)とは、吉凶、禍福、とか幸福と不幸という意味です

ひとつ前の詩句の「骨格為一世之栄枯《こっかくはいっせいのえいこなり》」の栄枯と組み合わせて

「栄枯休咎(えいこきゅうきゅう)」という四字熟語があります

これは、「栄える時と衰える時、幸福な時と不幸な時」という意味だそうです


「顔占いでは、( いま現在の運勢 )を顔色で判断します

顔色には二種類あり肌の色の血色(けっしょく)と

気の色である気色(きしょく)があります」


顔の地肌の色や「 皮膚の色のことを血色 」と言います

そして顔の皮膚の表面に浮いた感じに見えるの状態の色とか、

張り付いたような感じで現れる色のことを「 気色(きしょく) 」と言います

(気色については先行きで説明する機会があればそこで詳しく説明いたします)


見分けが難しく感じるかもしれませんが誰でも観えるものです



そして顔全体の色はもちろん、 額、眼、鼻、耳、ほお、唇、アゴ、などの

個別の部分の色も注意して観ます


それから「 顔が持つ特有の雰囲気 」も観て感じ取ります


この顔の雰囲気を観るのはとても大事で重要なことです

雰囲気を観るというのはまず最初は顔や全身から

元気さや生命力が感じられるかどうかが特に大事です


元気があるのか、それとも元気が無く感じられるのか

生き生きとしているかどうかとか


前に押し出てくるような感じの「 勢い(運勢が強い) 」を感じとることや

雰囲気を見ることに慣れてくるとその雰囲気から

「 いろいろな感じ 」を受け取れるようになるのです


それから「 眼の光の具合 」の強さ弱さ、澄んでいるか、濁っているか

も観ます、これも顔の雰囲気の一つでとても重要です


顔に特徴が無い人でも眼と眼の周辺には違和感がでる人は多いです


次に声も判断材料です、高い声なのか低い声なのかとか

聞き心地の良い声なのか、耳障りな声なのか、とかありますし

あと喉から声が出ているのか、他の所から出ているように聞こえてくるとか

声でも判断できることいろいろとあります


このような顔の色や顔や全身の雰囲気を観ることで

「いま現在、現時点での運勢が良いのか良くないのかを判断することができます」

これも顔占いの基本中の基本です


顔の骨格と顔の色を見ることは顔占いの基本の見方の二本の柱になります



気色   ここでは「肌の色と気の色」を指す

定    さだめる

行年   ここでは「いま現在」を指す

之    の

休咎   「吉凶」、幸福と不幸という意味

(2気色定行年之休咎《きしょくはこうねんのきゅうきゅうをさだめる》)

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