この売上で? と自分につっこみながら合同会社を作る話 その7

税務署でいろいろ話を聞いて、まったくわからなかった法人の税務が少しずつ見えてきました。個人事業との並行もできそうです。
今日はその四週間後、開示請求が認められて、開業届をもらいに行ったときの話です。

連載第七回
7. 開業届をもらう話

さて、書類が準備できたという連絡を受けて、改めて地元のせいむした行きました。
しかし受け取った開業届に記されていたのは、例の開店休業状態の屋号。これは困ります。

「あのう、これではない屋号で書類をいただきたいんですが……」

 前回申請に来たときに訊いた件も踏まえて話すと、前とは違う男性職員さんが一計を案じてくれました。

「それではこうしましょう。付けたい屋号を書いて、改めて開業届を申請してください」
「はぁ、それでまた四週間待つんですね」
「いえ、それは今日この場で発行します」

え、そんなことできるの? じゃあいままで待ったこの四週間は、なに?

ともかくも、新規の書類に希望の屋号を書いて提出。その新たな開業届はすぐに受理され、さらにその場で控えももらえました。 
はぁ、個人事業の屋号は重要視していないというのは、本当なんだな。

というわけで、ようやく書類が整いました。
開業届を写真に撮り、その画像をバーチャルオフィスの会社に送って、めでたく契約成立。ここまでが長かった……。

こうしてようやく手に入れた別の住所で、取り敢えずは個人事業の続きを、開始することになったのでした。

(続く)

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