2019年を振り返る

今年は本業の方で、しっかりした文章を書く必要があったんですよ。

と、のっけから言い訳をする。年始に言うよりはマシだと自分に言い聞かせる。
当然と言えば当然なのだけど、書いていても、どうしても本業で書かなきゃいけないやつがチラついて、比較してしまって…。
結果消してしまったものもチラホラ。
今年の夏以降の2本は、そんな障害?を乗り越えつつ、なんとか形にしたもので、思い入れの強い文章になりました。

さて今年も購入した音源を晒してみる。
今年はまさしく豊作の年。秋冬でやや失速したものの、素晴らしい作品が沢山リリースされました。感謝でしかない。
例のごとく、アーティスト名ーアルバム名の表記として、並びはアーティストをアルファベット順です。

AA= - # 6
As I Lay Dying - Shaped By Fire
Bring Met The Horizon - amo, Ludens(single,DL)
Chon - Chon
Enter Shikari - Stop the Clocks (single,DL)
Fever 333 - Made An America, Strength In Numb333rs
HYDE - ANTI
I love you Orchestra - MEGATRIBE
I love you Orchestra Swing Style - Smoky Valley, excluded from Smoky Valley
Issues - Beautiful Obrivion
KAGERO - KAGERO, KAGERO II
Killswitch Engage - Atonement
Korn - The Nothing
Mark Morton - Anesthetic
NOISE MAKER - RARA
SaraGrace's OneHotNight - Daniel
SlipKnoT - We Are Not Your Kind, Unsainted(single,DL), All Out Life(single,DL)
Soilwork - Verkigheten
Sum 41 - Order In Deline
Tomy Wealth - Prey
TooL - Fear Inoculum(開封の儀
Various artists - DEATH STRANDING: Timefall

アルバムとしては24枚。欲しくて仕方なかったSingleはDLで。
この程度の枚数のやつが書いている駄文なんですここは。

今年の夏はすごかった…。8月頭にSlipKnoT、中旬にKillswitch Engage(KsE)、下旬にはTooL、9月にはKORNと、ゼロ年代ニューメタ勢である自分にとってはもはや祭。
SlipKnoTは騒がしくheavyな楽曲と、内向的にDarkでheavyな楽曲とをコンセプトアルバム調に纏めあげ、KsEは熟練された職人技が光るメタルコアをバランスよく盛り込み、TooLは十数年ぶりに「これでこそTooL」と言わしめる怪作を作り上げ、KORNは前作の延長的な作風ながらも、よりアグレッシヴでメロウな仕上がり。
もうどれもこれも、本当に素晴らしい作品だったのだけれど、なによりも、この4バンドが同じ年の近いタイミングで作品をリリースすること自体が非常にレアなんですよ。すごいんですよ。たぶん。

そして個人的に、2019年もっとも聞いたバンドとして

Fever 333

を挙げたい。
彼らにはもう、完全にノックアウトされました。
Rage Against the MachineのZackを彷彿とさせる、乾いたラップ、怒りにまみれたシャウトとLinkin ParkのChesterばりにメロディアスな歌声が交差するヴォーカルワークを披露するJason。ライヴ中、ギターがあっても大暴れ。アグレッシヴ過ぎるギターのStephen。超絶マッチョ、名実ともに肉体的なドラミングを披露するAric。個性的な3人からなるFever 333は、情報番組スッキリにも生演奏で出演。自分も、恵比寿リキッドルームのライヴを見に行って、度肝を抜かれました。
プロデューサーにTravis Barker(blink-182)とJohn Feldmannがバックについたアルバム2作はとにかく「曲がいい」んですよ。一度聴いたら耳から離れないキャッチーなメロと、ブチ切れシャウトとラップが飛び交う傑作です。
1枚目Made An Americaはかなりハーコーなアルバム。タイトルトラックは、「好きなんだなぁ」って感じるヴォーカルワーク。2枚目(実質ファーストアルバム)Strength In Numb333rsは、もう少しキャッチーに振ったアルバム。メロウな曲が増えたけれど、ブチギレシャウトは健在で、より聴きやすくなったと言えるでしょう。
未聴な方は本当におすすめです。2020年の1月に再来日するので、ライヴにも行ってみてほしい。損しません。超ライヴ・パフォーマンスバンドです。自分も行きます。なんせ、初めてのライヴをドーナツ屋の駐車場でやったっていう動画がyoutubeにあるけど、もうそこからして頭おかしくてクッソかっこいい。去年のフジロックではメンバー全員パンイチになってるし、中継車乗っ取ってるし。このライヴを知っててスッキリ出演させたなら、プロデューサーは頭おかしい(褒めてる)。
(Fever 333のこのくだりは、実は書きかけにしてて眠ってたやつでして、纏まりがないのはご愛敬です。)

悲しいニュースとしては、Lamb Of God(LoG)からChris Adlerが脱退したことでしょうか。
LoGは青春をささげたバンドであり、Chrisは間違いなく自分にとってドラムヒーローでした。シグネチャーモデルのスネアやスティックを買って、中学時代の同級生とあーでもないこーでもないと話し合い、来る日も来る日もChrisのバスドラムをコピーし続けた日々は、自分にとって一生モノの宝物です。
バンドはChrisの代わりに、代役を務めていたArt Cruzを正式メンバーに迎えて活動を続けていくとのことですが、新譜はChrisの穴を感じてしまうのだろうなと思うと複雑な思いです。
今年の冬から来年頭にかけてアルバムをリリースするという話でしたが、今のところ何のアナウンスもなく、まさかのMark Morton(ギタリスト)がアコースティックEPをリリースするとのこと。わけわからん。

来年は、KAGEROのワンマン祭が吉祥寺NEPOで開催されるので、しばらく行っていなかったKAGEROのライヴに(すなわち吉祥寺に)通うことになりそうです。新作リリースなんかもあったりするんだろうか。そこらへんは非常に楽しみで、目が離せないところ。ワンマンライヴ、しばらくぶりだからとにかく楽しみ。VJは…なくてもいいな…。酔うんですよあれ。演奏とかメンバーとかを見たい人間としては、ないほうがありがたいものだったりします。

今のところアナウンスされている、2020年にリリース予定は個人的にパッとしなくって、これからの告知に期待、というところでしょうか。

そんなこんなで、2019年の振り返りでした。
すごく長くなってしまった。
先日、noteのまとめレポートなるものが届いて、今年からなんですかねこれは。
結果7本も書いてて、実は今までで1番多く書いていたっぽいです。全体ビューとして、1000回以上も見ていただいているようで、ただひたすらに感謝です。
アーティストさんが新譜を出してくれないとそもそもこの文章は生まれないわけで、個人的にまずはアーティストさんに感謝を。
その上で、読んでくださった全ての方に、最大級の感謝を。
ありがとうございました。最初の一行でも読んでいただけていたら、それだけで凄く嬉しいです。
来年も、今年の以上の本数を書けたら良いなと思っています。

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