歪みの赤の精霊プロローグ
この世界には、世界の均衡を保つ「精霊」と呼ばれる存在がいました。
精霊は普通の人々には見えず会話できませんでしたが、とある人々・・・「ミロ族」のみ見る事ができ、会話をして、共にある者達がいました。
しかし、黒の王国の王さまがミロ族を気味悪がり、「邪悪な者と契約し、世界に災いを起こそうとしている」と言い、彼らを次々と捕らえ、処刑しました。
その暴虐に起こった精霊「赤の精霊」は国ごと王さまを滅ぼしました。
赤の精霊の怒りは滅ぼしただけではおさまらず、人々に「歪み」をもたらしました。
「歪み」は人にとりつき、「歪み」にとりつかれた者は不思議な力を使い、周りに災いをもたらしました。
そんな「歪み」にとりつかれた者を人々は「精霊憑き」と呼び、恐れました
・・・・・・けれど本当は違います。
・・・違うんです。
あの「歪み」は・・・僕からできた物なんです・・・。
――この「おはなし」は歪みを生み出した罪を償う為に精霊と旅をする、そんな少年の「おはなし」
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