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Seiren Musical Project第58弾公演「In the Heights」小道具スタッフインタビュー

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In The View

Seiren Musical Project第58弾公演「In the Heights」公演に際して、公演関係者へのインタビュー、その名も「In The View」を行っている。今回は小道具チーフを務める片桐七海さんにインタビューを行った。

自己紹介

片桐:セイレン20期ロニーこと片桐七海です。今回、小道具チーフを務めております。宜しくお願いします!

小道具チーフをやろうと思った理由

Q:まず、なぜこの「インザハイツ」の公演で小道具のチーフをやろうと思ったのかというのを聞かせてください

片桐:はい、なぜエントリーしたかというと、「インザハイツ」という作品にとても興味があって、何らかの形で稽古場か舞台に近い場所で関わりたいなと思っていました。それで物づくりとかも興味があったので、小道具スタッフをやってみようかな、と思って。でも経験がなかったので、エントリーしても通らないかなっていうような、何となくな気持ちでエントリーしたのがきっかけでした。歌唱指導とか、サークル全体の広報部の部署長してたりという経験から、引っ張っていく仕事とか責任のある仕事はやっていたので、小道具セクシささかこ」ョンは初めてですが、私で力になるならと思いチーフをやらせていただくことになりました。

物づくり、初めての経験

Q:ありがとうございます。小道具は今まで一回もやったことがなかった?

片桐:なかったです!

Q:そうだったんだ…!それでも今、「物づくり」って言ってくれてたと思うんですけど、そのことについてちょっと深堀ってもいいですか!?

片桐:全然いいこと言えないんですけど、衣装とかはスキルがないとできないみたいなのがありそうだなと思ったのと、小道具だったら小さい頃から図工とか、学校の授業でやっている力で何とかできるかなと思ってやりました(笑)

Q:ありがとうございます。やったことがないのに最初にチーフに挑戦するって凄いなと個人的に思ったんですけど、もともと色んな責任ある役職をずっとやってきたからこそやろうって
なったのでしょうか。

片桐:これ裏話じゃないんですけど、どんなことやるかわからなかったので私も不安でチーフは第二希望くらいで出していました。同時に企画さんにも質問事項を何点か送って聞いてて、メールで回答するって言われてたんですけど、メール送ったので確認してくださいって言われて、質問の回答きたのかなと思ってメール開いたら「小道具チーフとしてお願いすることになりました」っていう確定のメールが来て…。

Q:えー!そうだったんだ

片桐:えーってなったんですけど、何もわからない私でいいのかなということで引き受けさせていただいたっていう感じです。

Q:ちなみに、(近くにいる)企画さんが話せたらでいいんですけど、片桐さんに小道具チーフを任せようと思った理由とかって話せたりします?

企画:小道具のチーフって一番大変なのは、たくさんある小道具の管理や誰がどう使うかとか振り分けを整理することかなって思ってて。片桐さん今まではいろんな重要な役についている経験があるので、お任せしたらいろんな人を管理してきちっと回してくれるんじゃないのかなと思ってお願いしました。

Q:いやあ、それは間違いないと思うな。

どんな部分に注目してくれたら嬉しい?

Q:じゃあ次に小道具的にどんな部分に注目してくれたら嬉しい、より楽しめると思いますかっていうのをお聞きしたいです!

片桐:小道具スタッフから言わせていただけるとしたら、今回他の公演とか今までのセイレンでやってきたミュージカルよりも、かなり小道具の量が多いんじゃないかなと思っていて。キャストが小道具を使いながらお芝居をするので、その商品だったりとか、「ボデガ」という主人公が営むコンビニが出てくるんですけど、そこの商品とか「ピラグアガイ」がやる、かき氷カートとか美容室が出てくるので、そういった所の小道具とかに注目していただけたら、「ワシントン・ハイツ」という世界の中に入って楽しめるんじゃないかなと思います。

製作について

Q:ありがとうございます。今もう着々と制作とかこういうもの集めていきたいとか進んでいるような感じですか?

片桐:そうですね。大体どんなものを使うかは決まってきて、まだ製作自体は始まっていないんですけど、どれをどう作るか、どう集めるかを話し合って決めている段階です。

小道具作業中の様子(画面奥に映るのが片桐さん)

あなたにとってのルーツは?

Q:そしたら次は、片桐さん自身の話に移れたらと思います。これはコーナーとして統一してみんなに聞いているんですが、「あなたのルーツはどこですか」というのを今回「インザハイツ」にかけて聞いていて。セイレンに来るまでとか、自分の人生の大きな話をしてくれてもいいんですけど、何か思い当たるものはありますか?

片桐:私のルーツは、いろんなところにいろんなきっかけがあったから、一つ選ぶのはすごく難しいんですけど、セイレンでっていうならやっぱり初めての「団内公演(*1)」、一年生の時にやった団内公演がミュージカルに関わるルーツだったなと思います。そこで私はセイレン入った時に、「キャストやりたい、自分が演じたい、歌いたい」っていう気持ちでセイレン入ったんですけど、団内公演っていう新入生がプリンシパルやったりする公演じゃなくて、みんなが一つの要素になる。ひとりひとりが一つの要素になるっていう公演をやったときに、自分一人が目立っているわけじゃないのに、みんなと一つの物を創るっていうのが凄く楽しくて。一か月だったけど、そこに生きがいみたいな凄く感じて充実した毎日だったので、そこからミュージカルに関わる意識が、自分が楽しみたいじゃなくて、みんなと創りたいに変わって、そこからスタッフやってみよう、広報として関わってみよう、今回は小道具として舞台に近づけたらいいなという想いが生まれたりしたので、私にとっては2022年の団内公演がルーツです。
*1 団内公演とはセイレン1年生が初めて団員として舞台に立つ、「お披露目公演」のこと。

Q:ありがとうございます。ちなみにセイレンに入る前までにミュージカルをやってたりはしたんですか?

片桐:ミュージカルは初めてで、中学の時は演劇部、高校の時は軽音部で、ミュージカルとは違うけど、芝居と歌、舞台に立つことっていうのは凄く好きでやっていました。

Q:なるほど。それが総合して変わっていった感じなんですね。ありがとうございます。

この公演をどんなものにしたいですか

Q:最後の質問になるんですが、片桐さん自身がこの公演をどんなものにしていきたいですか、っていうのを聞ければと思います。

片桐:私としては二つあって。一つは小道具セクションっていう初めてのスタッフをやることになったので、企画を通して自分こんなことできるんだっていう自信に繋がったらいいなと思ってます。公演自体としては、世界観に没頭して、幕が上がったときに鳥肌が立っているような作品が好きなので、キャストの芝居とダンスと歌唱とセット、小道具、全部の力を合わせてお客さんをまるごと「ワシントン・ハイツ」の中に飲み込むような公演ができたらいいなと思っています。

最後に一言

Q:すごい素敵な話をいっぱい聞けたんですけど、最後に何か片桐さんから言いたいことありますか?

片桐:えー、めっちゃ頭を抱えながら頑張っています(笑)

Q:そうだよね(笑)。今絶賛頑張っている期間だと思うので、それを記事にも載せられればなと思います。じゃあこれでインタビューは以上となります。ありがとうございました!

今回のインタビューでは、小道具スタッフとして公演に関わる片桐さんの意気込みや、作品に対する思いを聞くことができた。

小道具ひとつひとつにもこだわった「インザハイツ」の世界を、ぜひ劇場で体感してみてほしい。

文責:岡田実思

◯公演スケジュール、チケットは以下よりご確認頂けます。

公演情報

<スケジュール>
2024年3月13日(水)〜18日(月)

<会場>
池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER

<演出>
隈元梨乃

<企画>
竹宮陽哉・藤原羽菜・花畑桜子

<製作>
Seiren Musical Project

あらすじ

ニューヨーク・マンハッタン北西部、

ラテン系移民が多く暮らす

「ワシントン・ハイツ」。

物価や家賃の高騰により、

人々の生活は変わりつつあった。

両親の残した食料雑貨店を営むウスナビや、

この街に生きる若者達は皆それぞれの夢に

向かって踏み出そうともがいている。

​大学に進学したニーナが一年ぶりに

帰ってくると、突如大停電が街を襲う。

光が消えた真夏の日、

とある住民には奇跡が起こり-。

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