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Seiren Musical Project第58弾公演「In the Heights」ヘアメイクスタッフインタビュー


In The View

Seiren Musical Project第58弾公演「In the Heights」公演に際して、公演関係者へのインタビュー、その名も「In The View」を行っている。今回はヘアメイクを務める山口友里花さんにインタビューを行った。

自己紹介

山口:18期のタルこと山口友里花です。本公演のヘアメは、多分4回目くらいで、その他にもちょこちょこ細かいところでヘアメとかやったりしていて、経験だけはあるので、またこのインザハイツでお力添えできればなと思っております!本日はよろしくお願いします。

ヘアメをやろうと思った理由

Q:じゃあ、まず今回のインザハイツの公演で、ヘアメイクをやろうと思って応募したか、聞いてもいいですか?

山口:はい。このインザハイツが、セイレンで関わる最後の作品になるので、何か関わりたいなって思った時に、やっぱ今までの自分の経験とかも活かせるし、ちゃんと、私ながらちゃんと公演に深く携われるのが、ヘアメっていうお仕事だったので、ヘアメをやろうってもう、募集が始まってすぐに応募しました(笑)

Q、おー!そう、ずっとね、山口さんはヘアメをやってたから、それを貫いててすごいなっていうのは見ていて思うんですけど、企画さんが山口さんを選んだ理由って、もう明白っちゃ明白だと思うけど(笑)、教えてもらえますか?

企画:はい。もうまさしくご自身もおっしゃっていたように、まぁ僕と(山口が)ヘアメイクで関わったのが、去年一昨年で…。あの、4回って公演具体的に挙げるとなんでしたっけ?

山口:「リーガリーブロンド」、「フットルース」、「ユーリンタウン」、で今回「インザハイツ」で4回目かな?

企画:そうですよね。何回も、僕自身もやっていただいている方ですし。18期ということで、今回18期の皆さんに何か恩返しという面もこの企画にはあったので、もう選ばないわけにはいかないだろうという形で(笑)即決でございました!

どんな部分に注目してくれたら嬉しい?

Q:企画さんからも素敵なお言葉をありがとうございます。そうですね、もう結構活動も始まっているのかな〜って思うんですけれども、ヘアメ的に、どんな部分にお客さんに注目してもらえたら嬉しいですか?というか、もっと楽しんでもらえる所とかこだわっている部分があったら教えてください!

山口:今回はいろんな本公演があった中でも、キャストそれぞれが役について深掘りして、キャスト本人が考えるそれぞれの役のイメージを、キャスト本人がちゃんと考えて自分の個性を出しつつ、自分のこだわったヘアメをするっていう色が強くて。 今までの公演は、基本演出さんからこうしてほしいと指示があるんですけど、今回はキャストの解釈も尊重していて。一回キャストにやりたい髪型・髪色を聞いているんですが、それがどうなるか。ヘアメとしてキャストそれぞれの個性を反映できるかも?と思っているのでそこに注目していただきたいです。

Q:ありがとうございます!キャストそれぞれが深めたものをサポートしていく体制になっていくのかな思うので、元々山口さんに技術があるので、素敵なものになると期待しています!

あなたにとってのルーツは?

Q:次に公演のテーマに合わせてあなたのルーツはなんですか?というのを統一して聞いているので、セイレンの活動についてもそうじゃなくてもいいので、ルーツといって思い浮かぶものを教えてもらってもいいですか?

山口:ルーツか…なんだろうな…でもやっぱ、私の中では、PRIDE(2020年度番外公演)が結構大きな存在がある公演です。18期は例年より遅いタイミングで入団して。初めて18期が沢山関わった公演がPRIDEで。私はPRIDEの中で、ラムチョップスっていう音楽学校に通う女の子の役を演じたんですが、ラムチョップスのヘアメイクが結構奇抜で。髪の毛もユニコーンカラーで、顎下までグレーっぽい色を入れて、毛先はピンクと青と紫っていう、すごい異質な存在のキャラでした。メイクもそれに合わせて、普段使わないような濃いめの紫や深みのある赤を使っていて。作品の中でも、最初1幕とかは薄めだけど、終盤に行くにつれてどんどんメイクが濃くなっていったりとか。

別公演にてヘアメイクをする山口さん

山口:初めての公演で、ヘアメがすごいその作品の中で変わるっていう。役柄的にも他の登場人物とは異質で、すごいヘアメのチェンジも色々してて。その時が舞台メイク初経験でしたが、そこで、舞台メイクの面白さを知ったというか。メイクで、 そのキャラの印象が変わるんだなっていうのを、PRIDEを通してすごく実感しました。そこから半年後のリーガリーで初めてヘアメをやって。PRIDEのラムチョップスっていう役が、ヘアメだけでなく、舞台とかエンターテイメントに関わる上で、ターニングポイントになったかなっていう部分はあります。

Q:まさに今につながる素敵な回答をありがとうございます!

この公演をどんなものにしたいですか?

Q:そしたら、最後の質問になりますが、山口さんはこの公演をどんなものにしたいですか?

山口:「インザハイツ」ってストーリー的にも、それぞれのキャラが夢を持って日々過ごしてるっていうか。なりたい自分や夢とのギャップに葛藤してるとか、そういうものを描いた作品だと思うんです。それは結構、セイレンの「あなたのきっかけに」っていうところに繋がるんじゃないかなって自分自身すごく思っていて。3年半セイレンで関わってきて、セイレンっていう存在が、セイレンで出会った人のおかげで、自分の新たな一面に気づけたりとか、それこそ今後やっていく自分のお仕事にも繋がったりとか。セイレン自体もそうだし、セイレンで出会った人、作品に、たくさんきっかけをもらってきたなっていうのを最近実感していて。「インザハイツ」を3月にやって、4月からまた新しい環境になる人も多いと思うから、そういう人にも、勇気を与えられる作品になるんじゃないかなとも思っているし、なんか迷ってたりとか、夢がまだない人にとっても、新しいきっかけを与えてくれる作品になるのでないかな?と思ってるし、なって欲しいな〜という気持ちです。

Q:ありがとうございます!企画さんの企画意図とも共鳴するようないいお話聞けたなと思いました。 ではこれでインタビュー終わらせていただこうと思います!ありがとうございました!

18期の団員にとって最後の公演となる「In The Heights」。ヘアメイクとして関わる山口さんの想い、ルーツについてお話を聞くことができた。
キャストそれぞれの個性を生かしたヘアメイクを、ぜひ劇場で楽しんでいただきたい。

(文責:岡田実思)

◯公演スケジュール、チケットは以下よりご確認頂けます。

〈チケットリンク〉

公演情報

<スケジュール>
2024年3月13日(水)〜18日(月)

<会場>
池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER

<演出>
隈元梨乃

<企画>
竹宮陽哉・藤原羽菜・花畑桜子

<製作>
Seiren Musical Project

あらすじ

ニューヨーク・マンハッタン北西部、

ラテン系移民が多く暮らす

「ワシントン・ハイツ」。

物価や家賃の高騰により、

人々の生活は変わりつつあった。

両親の残した食料雑貨店を営むウスナビや、

この街に生きる若者達は皆それぞれの夢に

向かって踏み出そうともがいている。

​大学に進学したニーナが一年ぶりに

帰ってくると、突如大停電が街を襲う。

光が消えた真夏の日、

とある住民には奇跡が起こり-。


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