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長年、家族として一緒に生きてきた
大切なペットちゃんを亡くすと
本当に悲しくて、落ち込みますね。

喪失感から立ち直れずに
うつ状態になってしまう方もいます。

この症状は「ペットロス」と言われます。


私たち人間を含め、生きとし生けるもの
命に限りがあることは分かっています。

動物の寿命は、私たち人間より短いことが多く、
最期を見送る可能性が高いことも分かっています。

でも。

頭で分かっていても、心ではそう簡単に
受け止めることは出来ません。

病気や事故など、急な死であれば
なおさら、悲しいものです。

ご相談に来られる方の中にはよく、
ペットちゃんの死を「自分のせい」と言う方がいます。

「あの時ベストを尽くせなかった」と後悔し、
自分を責め、苦しめ続けます。

大切な家族が亡くなったのですから、
悲しくて当然です。

何かもっと出来たのではないか、と
後悔するのも当然です。

でも、どこかで立ち直らなければいけません。

いつまでも苦しむあなたを、
ペットちゃんも見たくないはずです。


可愛がってきたペットちゃんの死を、
どう乗り越えればよいのか。

悲しみから立ち直るには、
やはり、時間と癒しが必要です。

否定も肯定もせず、黙って優しく話を
聞いてくれる人がいれば、心強いですね。

家族や友人がペットちゃんに対して
同じ気持ちで、一緒に悲しむことが
出来たら理想的なのですが、
残念ながら、そうとも限りません。

「ペットは寿命があるからね」
「また新しいのを飼えばいいじゃない」
「そんなに泣かなくても」

と話半分で軽く言われてしまう場合。

自分の悲しみが間違っているように
感じてしまいます。

まわりの人に何を言われようとも、
「こんなに悲しむなんて、おかしい」と
自分の感情を否定することは、どうぞ止めてください。

あなたの悲しみは、あなたにしか分かりません。

他の人に合わせる必要は、全くありません。

自分だけの、悲しみを昇華させる儀式を
行うことをお勧めします。

ペットちゃんの写真や好きだったおもちゃを
集めて祭壇を作ると良いですね。
決まりはありませんので、一か所にまとめましょう。

その前に座り、ゆっくり深呼吸して心を落ち着かせ、
ペットちゃんとの思い出に浸りましょう。
喜びも悲しみも、感情を全て出し切るのです。

浸り終えたら、最後のメッセージを送りましょう。

「もっと色々してあげられなくてごめんね」
「あなたが居なくなって、悲しいよ」
「ずっと愛してるよ、ゆっくり休んでね」

心の中でも、声に出しても良いです。

そして、
自分を責め続けるのは止めましょう。
そこから何も生まれませんから。

ペットちゃんのためにも、前に進むと
宣言してください。


時間をかけて、
悲しみをだんだんと
小さくしていき

あの時は楽しかったなぁと
ペットとの楽しかったことを
笑顔で思い出せるように

きっと、なれます。

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