痛みとは

痛みとは
https://www.jspc.gr.jp/igakusei/igakusei_bunrui.html
世界疼痛学会によると、痛み(pain)は “A unpleasant sensory and emotional experience associated with, or resembling that associated with, actual or potential tissue damage.” と定義

痛みの分類
部位による分類:
 体性痛(体性感覚野へ投射):熱、機械、化学刺激による。
熱刺激:センサーとなる受容体には、カプサイシンの受容体でもあるTRPV1。冷たい刺激を感じる受容体として、TRPM1、TRPA1
機械刺激:圧力による痛み。メルケル細胞(触刺激を感じる)に存在するPiezo2。
化学刺激:ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミン、H+、プロスタグランジンなどの化学物質による刺激
 内臓痛(投射部位不明)
肝臓・腎臓などの実質部は痛み感じない。内臓は熱刺激に反応しない。
原因による分類:
 侵害受容器を介する痛み(侵害受容性痛):熱刺激・機械刺激・化学刺激の受容器による痛みと、炎症性痛がある。NSAIDSで治療できる倍位が多い。
 介さない痛み:神経障害性痛。機序不明、治療できていない。

疼痛
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%BC%E7%97%9B
物理的刺激、あるいはセロトニンやブラジキニンなどの疼痛物質による化学的な刺激
疼痛神経終末端が感知し、電気的なシグナルに変換し
温痛覚求心経路である外側脊髄視床路を通過し、大脳の中心後回が痛みとして認識した結果が疼痛となる。

痛みを伝える末梢神経には「Aδ繊維」局在が明確な鋭い痛み(一次痛)と
「C繊維」局在が不明確なじんじんとした痛み(二次痛)の2つの神経繊維
(C繊維を軽度かつ持続的刺激を行うと痒みとなる)

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