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耕作放棄地 田植え sono1

おはよう御座います。

しばらくブログを書いてませんでしたが
実は、僕の家の大家さんが耕作を放棄している田んぼを借りました。
そして、経済活動もメールなどの連絡も全てストップして、田んぼの準備をしてました。

今年の2月に大家さんから
「いらない田んぼがあるんだけど、アンタ作ってみるか?」


言われ、その田んぼを見に行きました。
細く曲がりくねった赤道(昔の公道)を200mほど歩いた先に、その場所はありました。

田んぼはどこだ!?

大家さん: ここが田んぼだよ。
      20年以上、なんにもしてないか
      ら、こんなになっちゃったよ。

僕   : ???

大家さん: 草が1.5m位伸びてるけど、ここを耕    
      せば田んぼになるから好き           
      に使っていいよ。

僕   : え・・・と・・、
      田んぼってどこですか?

大家さん: ほら、真ん中のそこの大きな柳の木  
      が生えてるだろ!?
      ここから、あの木のあたりまで「元
      田んぼ」なんだよ。
      あの木も切っちゃっていいよ。
      春になると、もっと草が伸びてしま
      うから、早く草を刈らないとね。

 
僕   :  ・・・・。


周りも同じような景色で、どこからどこまでが田んぼなのか、見当がつきませんでした。
その日は、全くイメージが付かず、返事が出来ずじまいでした。

しかし、自然農法で不耕起栽培で苗も育つ事が判りました。
道路からのアクセスは悪いし、近くに車を置くところも無いけれど、20年以上も放置されていれば、残留農薬も無いはずです。
無農薬・無肥料・不耕起、縄文時代の農法です。
それでお米が育つのか実験してみようと思いなおし

・水利権の問題
・育苗の問題
・駐車場所の問題
・田んぼへのアクセスの問題
・刈り取った籾の脱穀と乾燥の問題

作戦を立てたのちに、「いけそうだ」と感じたので、その耕作放棄された田んぼを借りる事にしました。

そうしたら大家さんから

「アンタはやっぱり変わりモンだ」


言われました。


一体、どこが田んぼの始まりなのかも分からないので、とりあえず真ん中から草刈りを始めました。

突き当りまで刈ります
アオダイショウがいたので、切らないようにする
とりあえず刈ってはみたけれど・・・

柳の木の手前まで、草を刈りましたが、まだ、全く「田んぼ」の形や大きさも判らず、刈った草をどけて、もう一度、水面ギリギリで刈り込みました。

3度刈り

一番端っこまで刈ると、地中から鉄製の単管パイプが突き出ており、その度に草刈り機の歯がはじき返されます。
そもそも、草が長いので何度も草刈り機の歯に絡みついてきますが、その他にも、大きなビニールやロープなどのゴミが草刈り機の歯に絡みついては作業を中断させてきます。

ちなみにこの草刈り機は、大家さんからもらいました。
燃料の混合油は、買うと高いですが、自分で作ると半額以下に成るので、当然、自分で作ります。

苗も頂きました

苗は、自分でも育てていたのですが、庭でお日様に当てていたら、ほとんどスズメに食べれれてしまったので、見かねた大家さんが「苗が余ってるからあげるよ」と言ってもらい、頂くことが出来ました。

とりあえず苗を入れてみる

草を刈ってみたはよいけれど、まだ田んぼの全容が見えてきません。
全体が見えなければ、イメージがつかないので、とにかく刈り上げます。

井戸&ポンプ

井戸の周りも刈り込んで、資材を置いたり、休憩をする場所にしようと思います。
ここの井戸はすごい水面が随分と高い所まで来ています。
水量が多いのかも知れません。

「畔」らしきエリアを勝手に刈る

奥のほうに「畔」のような崩れた土が有ったので、そこから一直線に手前まで刈りました。

柳の木の裏手

田んぼは、柳の木の手前で終わりなのかと思っていたら、木の裏までみたいなので草を刈りこみました。

でかい

やっと、田んぼの全容が現れて来ましたが、以外に大きい柳の木
田んぼの1/3位の面積を占めていました。

休憩場所エリア全刈り
仮植え

田んぼの全容も見えてきたので、とりあえずは苗を植えてみようと思ったのですが、田んぼ内の水量が多すぎて、全く植えられません。
排水溝を探して排水をしないと・・・。

田んぼの周りを更に草刈りして、排水溝を見つけました。

詰まってます


排水溝は土で埋まってました。
これでは排水できません。

まぁ20年以上放棄された田んぼなので仕方ないです。

掘りました

20年ぶりの排水です

20年溜まっていた水は「紅茶」というか「コーラ」みたいな色でした。
再び「循環」が始まりました。


こんな感じで田んぼの整備から始まりましたが、この後、順調に進むわけがありませんでした。

つづく



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