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エッセイのほう

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野蛮で図々しくてくだらないことを書いています。400字~2000字くらいでしょうか。
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#大室公園

『ほう』

「ほう」と感心してみましょう。 何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。 また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。

麦秋の田舎の風景を眺めつつ帰宅。真夏日のなか、散歩をしてきました。 花をどうぞ。コスモスでしょうか。なんですか。これ。

本日の昼食場所。いつもの公園。熊なし。トイレあり。古墳あり。日陰あり。微風、心地よし。散歩あり。大室公園。

すこぶる元気だなあ。と思いながら『紅い花』の写真を撮っていたら、ゴロンと仰向けになってしまった。革ジャンを着ていたので、まるでゴキブリの死に際のようだっただろう。まだ、足腰が弱っているのだろう。スクワットでは鍛えられない。散歩でしか鍛えられない、なにかがあるのだろう。

元気がいいのでたくさんつぶやきます。お気に入りの帽子です。スチームアイロンの蒸気で、私の頭の形に合わせました。カッコいいです。型崩れも気にしません。くたくたになるまで被ります。おしゃれです。まず、地元では被っている人を見ません。

革ジャンなんてもんは好きなものを着ればいいのだけれど。ダブルファスナーの革ジャンをお薦めするよ。暑いときには、下からぐわぁーと開けられるし。昼食を食べすぎたときも、ぐわぁーと開けられるし。腹が圧迫されなくてすむよ。冬場はともかくこの季節の革ジャンは、ダブルファスナーがいいですね。

腹具合がいいので、お気に入りの公園の木陰で昼食。鳥のさえずりしか聴こえない。わけはない。お年寄りの賑やかな声も聴こえる。元気だ。やはり、バイクで走ると目の前が開けてくる。降りかかる困難な事柄が、後方に散ってゆく。

青猫と夜の古墳。古代火が、あたりいちめんを照らしていました。青猫は嵌まりながら暖をとっているようでした。

青猫かと思ったのですが、ちがう動物かも知れませんね。こうして小一時間一緒に過ごしました。でも、ずっとニラまれていました。

散歩をしていたら青猫を見ました。さすが、萩原朔太郎の故郷です。ところで、爪は三つでいいのでしょうか。

『〇絵の事情』

なんだかわからないのだけれど、急に『◯絵』にはまりだしてしまった。毎日◯ばかり描いている。『◯』を描いたり消したり。いつまでやるのだろうか。 『レ』をしらない、ガッコーの先生くらい描いている。ガッコーのテストで〇を貰えなかった反動か。◯の上から◯を重ねて、◯をずらして、◯の絵を描いて、◯い地球の◯い日を見ながら、日の本の群馬県で馬鹿◯だしで暮らしている。 たまたま私は○顔でもあり、〇い腹を突き出して、股に◯を2個挟んでもいる。◯い目と◯い鼻の穴もあり、尻の穴は大抵*だけれど

『カワサキW650の帰還』

カワサキW650の帰還だ。 車検が昨日終わった。そう、バイク屋から連絡が来た。 私のカワサキW650は2005年式のモデルを、2年落ちの中古で買ったもので、もう長い付き合いになる。こんなに長い付き合いになるとは思ってもみなかった。 製造されてから18年。私が乗り始めてから16年で14万キロを走破してきた。消耗品の交換を数万㎞毎に行いながら、とくべつ過保護にすることもなく付き合ってきた。 そう、革ジャンとの付き合いにも似ている。然るべきときに埃をはらい、然るべきときに整備を

『一人称羞恥心の自己紹介』

私は、私のことを『私』と書けるようになった。ただそれだけだ。 それから、すべてがしっくりくるようになった。凸凹の雌雄が決したように。どちらかがどちらかのマウントをとって、結合して、口になり安定した。もう、私の一人称は『私』でゆるがないだろう。 青年時代から文章を書くたびに頓挫してきた。それは『一人称羞恥心』が私を襲ってきたからだ。ボク、ぼく、ボク、ボーク、ぼくちゃん、僕君。俺、おれ、オレ、オーレ、俺君、俺様。わたし、ワタシ、わたくし、ワタクシ、ワターシ、我輩。とうとうとう、