『電子的熊猫遊戯症状3』
「どす、ばす、とす、どす、ばす、どす、です」
京都人がいるわけではない。まして、相撲取りなど近所にいるわけがない。未だ、パキシルの離脱症状は止んでいない。
一応、朝にも服用したのに、だ。
相変わらず耳を塞ぐと、『電子的熊猫遊戯症状」はなくなる。パキシルの血中濃度が上がるのを気長に待つしかないのか。サンタクロースが野外でサンドバッグを叩き続けている。
「どす、ばす、とす、どす、ばす、どす、です」
最後の一発は必ず「です(death)」なのが気になる。丁寧なのか、乱暴者なのか。サ