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ヤブキリだって鳴いている

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以前友人とお散歩をしている際に見つけたヤブキリです。
バッタ目キリギリス科の夜行性昆虫で、色々食べます。
足がギザギザしてるのは、捕らえた獲物を逃さないためについてるみたいです。刺さって少し血が出ました。強い。

この写真のヤブキリはメスです。お尻にある剣みたいなやつが産卵管で、先端から卵をポコポコ産みます。オスの個体も別の場所で確認できました。
お散歩の帰り際に「あの雌雄が出会えれば良いなぁ」と呟くと、
一緒にいた友人2人が「いやぁ、距離がありすぎるだろ」と返事をしました。
それに対して私は「だから鳴くんだろ」と返すと、これが意外と響いたらしく「あぁ...深いな。」とか言っていたので、これは学べそうだと思い記事にしました。

手にしたい何かがあるなら、騒ぐ必要がある

ヤブキリのオスは、とにかく交尾を渇望しています。
そのため、夜になると羽を擦らせて大きな音を立てて求愛をします。

やかましがられたり、天敵に狙われてしまう危険性もはらんでるのですが、自分が本当に望む何かがあるのならそんなリスクを省みている暇なんてないんでしょうね。
虫はすぐ死ぬので、その必死感がまたその感を強くします。「どうせすぐ死ぬんだから、〜〜が危ないとか言ってる暇ないよね!」的な。

これは虫に限らず我々人間にも同じことが言えると思います。
個々人は自分が死ぬと言う事実をほとんど聞き入れないと言うか考えの範疇に入れていないように感じますが、3mの高さから落ちたって死ぬことはありますし、そこら辺を走行している車にぶつかればお釈迦です。ヤブキリさんと同様、実現したい何かがあるなら鳴く必要があるように感じます。

かと言って「起業しよう!」とか「フリーランスで稼ごう!」みたいなことでは無く、自分の考えとか主張は実績とか経歴に関わらずもっと表に出して良いんじゃ無いかという気持ちが強くなりました。世の中の誰かには刺さるかもしれないからね。


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