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シンガポールのカフェは2種。行くなら断然こっちでしょ。

最近本当におしゃれスポットとして特集がよく組まれるシンガポール。おしゃれなカフェもたくさんあります。

でも私はあまり出向きません。理由は「高い」「遅い」「異常に寒い(冷房ききすぎ)」「どこでもとても美味しいわけではない」。
じゃあどこへ行くのかといえば。kopitiam(コピティアム)!

ホーカーセンターやフードコートでよく見かける「kopitiam(コピティアム)」というお店は、シンガポールでは手軽なお食事処として親しまれています。シンガポールのコーヒーと言えばここで飲む「Kopi」をぜひ試していただきたい。コーヒーに若干のお湯、そしてコンデンスミルクやグラニュー糖が入っているスタイルが一般的です。

飲んでみるととても甘い!

でも冷房なし、人の出入りが多いホーカーズやフードコートで飲むと本当に美味しいのです。カフェに比べて安価に楽しむ(カフェやレストランが高すぎなんですよね。。。)ことができるのも魅力的。中国語しか通じないことも多いですがそれもご愛嬌。いかにもアジア!って感じです。

さて、この「kopitiam」。どうやって誕生したのでしょう?

シンガポールが1820年に英国の植民地となったあと、中国から多くの移民が仕事を求めてやってきました。中国の海南出身者は主に英国植民地の家庭にコック、またはメンテナンススタッフとして働き、その結果彼らは自らの中華系と西洋料理の双方の食文化を取得。そして経済繁栄の波にのったシンガポールには多くのホテルなどが建設され、そのホテルで彼らはコックとして働きました。その後1930年代頃になると経済不況が訪れ、戦争へ。それが原因で数多くの空き店舗が生まれ、そこに海南出身者たちが自分たちの技術を活かした店を開くことにしたのです。これが「kopitiam」が誕生したきっかけになりました。

では早速飲んでみましょう!と言いたいところですが。このKopi。実はいろいろ言い方があります。

KOPI-C:低糖練乳入りコーヒー。かなり甘いコーヒーです。甘党の人にオススメ。

KOPI-O:コンデンスミルクなしのコーヒー。ブラックコーヒーとお砂糖のブレンドです。

KOPI-O-KOSONG:コーヒーをお湯で薄めたもので、甘い要素は一切なし。

KOPI-SIEW-DAI:普通のKopiよりもコーヒーが多めで、砂糖は半分。KOPI-Cだと甘いけどKopiを味わいたい人にはちょうどいいかもしれません。

注文はそれぞれ名前を叫べばなんとかなります。アイスにしたい場合は前に「ICE」をつけるのを忘れずに。

そしてシンガポールのフードコート、ホーカーズは「自分で好きなものをとってきてきて食べる」スタイルですので気に入った食べ物もどんどん持ってきてください。食べる場所は自由に使って大丈夫です。

せっかくシンガポールに来たのならシンガポールならではの「Kopi」をぜひ味わってみて下さいね!