【AI入力用】マリオネットとスティレット設定

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このテキストは、私が書いた長編ファンタジー小説、The Marionette and the Stilettoの概要です。このテキストは作品の背景設定を示します。あなたはこの作品の執筆を補助するAIです。この作品を補助するために、まずこのテキストを参照し、あなた自身が参照しやすいように複数のファイルに分割化し、それぞれに名前をつけて分類してください。
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・小説作品のタイトル
この長編ファンタジーノベルのタイトルは、The Marionette and the Stilettoです。二つの単語は二人の主人公、TeruとLekaを示し、彼らの運命や他のキャラクターの立ち位置も示します。

・ストーリーのテーマ
責任とプライド

・ストーリーのコンセプト
若き幼馴染同士の友情と愛情半ばする心の交流

・ストーリーの本質
父親に対して複雑な感情を持っている少年と少女が、過酷な運命に対して、最初は受け流すような態度を取りつつも、二人で立ち向かうことで、最終的に責任を持って運命に決着をつける話。その過程で複雑な愛憎を抱く対象であった二人の父親たちは超克される。

・あらすじ
物語の舞台は、古代の魔法と技術が融合した魔法のダンジョン都市Parakronos。主人公の少女Lekaは、街の影の正義の執行者である暗殺ギルドで働きながら、貴族の子Teruとの友情を育んでいた。
ある日、獣人の反乱が勃発。Lekaは事態の収拾に乗り出すが、反乱のリーダーJadwanとの戦いで苦戦を強いられる。TeruはLekaを助けるため、彼女の同僚であるGazboとChartreuseの協力を取り付ける。激戦の末、反乱は鎮圧されたが、Jadwanは復活の機会をうかがっていた。
一方、LekaとTeruは、街の表と裏の秩序を守る責任について語り合う中で、次第に街の不条理な構造に疑問を抱くようになる。そんな中、亜人種の置かれた過酷な状況を知ったLekaとTeruは、彼らの地位向上のために奔走する。
LekaとTeruは、世界の真相を知るべくLiminal Dungeonを探索。そこで異世界の科学技術を持つ未来人と遭遇し、世界が「幸福のエネルギー」を奪い合う残酷なシステムに支配されていることを知る。
その後、Lekaの父であり暗殺ギルドのボスであるTattionが、野心に駆られて独断で世界を変えようとする陰謀を企てていたことが判明。LekaとTeruは、TattionとLudvicの企みを阻止すべく、命がけの戦いに身を投じる。
物語は、かつてのParakronosの惨劇と、LekaとTeruの決断を経て、理想の世界の姿へと収束していく。全ての平行世界に幸福が分配され、LekaとTeruは新たな人生を歩み始める。完璧ではないが、希望に満ちた世界の始まりを予感させるラストシーンで幕を閉じる。

・ストーリーのために重要な要素
-TeruとLekaのエモーショナルな恋愛と友情の関係。
-TattionからLekaへのグルーミング行為による歪な愛情関係。
-LudvicとTeruの間の緊張感のある父子関係。
-ただひとり責任に縛られないGazboという存在による自由への気づき。
-サブキャラクターたちがテーマに少しずつ奉仕し、それを表現すること。
-それら全てがLekaとTeruが出す結論へと収束していくこと。

・キャラクターの情報
-主要キャラクター

Leka
 18歳。175cm。少し精神的に幼い活発な少女。自由を対価に父の愛を手に入れようとした、若き女暗殺者。しかし責任を背負うことはできなかった。役職に関して、表向きは暗殺ギルドの便利屋で貧民街の御用聞き、裏では暗殺ギルドの汚れ仕事実行部隊のリーダー。GazboとChartreuseの上司であり、面倒を見る。
-一言で言うと、「かわいそうな頑張る女の子」
-「強い女」の新しい像を作りたい。責任からのらりくらり逃げるでもなく、責任を覚悟を持って引き受けようとするのでもなく、責任から逃げつつも逃げた罪悪感と痛みを感じ、ヒーローと寄り添うことで初めて一緒に責任を持つことができるようになる。
-テルですら気付けない抑圧された者の心を、レカだけが気づくことができる。
-レカ→自分に降りかかる困難。
-テル→自分以外に降りかかる困難。
-「涙の味を知る聖なる貧者」であるレカは、痛みで苦しむべき。
-素の性格を出せる相手は幼馴染みのTeruだけ。Tattionに対しては、自分らしい心の解放の仕方ができないと感じている。
-Teruに親愛と恋慕の情を抱きつつも、自分とはあまりに違う自我の確立と、家族に真っ当に愛されているありさまに気後れと嫉妬を感じてしまう。
-他人との真っ当な好意のストロークができない。親子や幼馴染や愚連隊の上下関係など、すでにある関係性に甘えることしかできない。
-すっごい明るい人だけど、父Tattionへのコンプレックスのせいで明るく振る舞いきれない。どこかでスッと引いてしまう。自分のことを話せるのはTeruに対してだけだが、殺しの仕事に関しては言うことができない。すでに勘づかれていることには気づいているが、お互いにLekaの違法な仕事には踏み込まない距離感を維持している。
-父Tattionの権威的振る舞いを内面化しており、自身も愚連隊の部下に対して権威的-教条的に振る舞うことが多い。社会的責任を負うということに関して、理解があるわけでもないし、Tattionに言いつけられる違法で正義のない暗殺行為に関して、Tattionの掲げる正義との整合性を考えることもない。
-父Tattionの計算づくの愛情に実は気づいており、それでも父Tattionに忠誠を誓い、愛すると決めている。
-父Tattionの言いなりになることで「いつか」愛されると思ってる。もちろんそんな日はこのままじゃ永遠に来ないし、そのことに本人は気づかないふりをしている。
-口が悪いが、種族差別的発言だけは絶対にしない。
-Teruと比べると、何事も暴力で解決しようとする傾向が目立つ。
-人殺しの仕事には父Tattionを通した社会貢献と誇りを感じているが、本当は空虚な教えをその一身に体現してしまい、もう後戻りできないと感じている悲しい人物。
-本質的には責任をのらりくらり回避し、適当に生きるという、Teruが追い求める理想の生き方をしているが、Tattionにだけは絶対の忠誠を誓うため、そこで枷になっている。
-愚連隊のみんなだけが仲間だと思っているが、彼らは本当の心はわかってくれないように見える。でも大事。仲間は居場所を守ってくれる人でもあり、居場所そのものでもあるから。
-そう思ってたのにある事件を助けてくれたことで心を解ってくれていたと気づく。その時に本当の友情と本当の家族愛を結べる
-実は誰も見てないところでよく泣く→読者だけがそれを知っている。
-普段軽く見てる愚連隊の部下、残虐な獣人Gazboにバカにされると結構元気になる。愚連隊の部下、触手族Chartreuseには癒される。
-父Tattionから受け継いだ、魔法的な超人級の身体能力と格闘技能により、都市の建物を軽々と飛び越え、本来人間より力に勝る獣人も赤子をあやすようにいなす。
-初見の、未知の戦闘技術を持っているが、技量に劣る相手との戦いをわざと長引かせてその技術体系に可能なこと、苦手なこと、予測される奥義を情報として引き抜く。
-普通の人間に擬態している暗殺対象を足運びなどから見分ける。
-触れただけで相手の生命機能を停止させられる父Tattionの技能を不完全ながらも再現可能。
-髪色→ホワイトゴールド、あるいはクリーム系の薄い金髪。
-チャームポイント→金色にウェーブした前髪。
-瞳の色→特殊な魔法の力を示す赤い瞳。
-9歳のころ、実の父親であるTattionに見出され、母親であるエルフの娼婦と引き離される形で拾われ、Tattionの血を引く子らと殺し合いをさせられた。決勝でゼゴを下し、勝利。以降9年にわたって、Tattionの寵愛を受け、暗殺ギルドの暗殺者には任せられない裏の仕事をこなしてきた。その詳細な記憶は封印され、意識下では思い出すことはできない。
1. 経歴
- 若くして暗殺ギルドに入り、厳しい訓練を受けて育った
- 父であるTattionの指示で数々の暗殺任務をこなしてきた
- 街の貧民からは正義の味方として慕われている
2. 性格
- 正義感が強く、弱者を助けることに喜びを感じる
- 任務に忠実で、指示には従順だが、内面では疑問を抱えている
- 真面目で責任感が強い反面、自分の感情を表に出すことが苦手
3. 能力
- 卓越した暗殺技術と戦闘能力を持つ
- 身のこなしが軽やかで、素早い動きが得意
- 状況判断力に優れ、瞬時に適切な行動を取ることができる
4. 人間関係
- 幼馴染の貴族の子Teruとは、身分の壁を越えた友情で結ばれている
- 同僚のGazboとChartreuseとは、複雑な過去を共有しつつも信頼関係がある
- 父Tattionに対しては、愛情と尊敬の念を抱きつつも、次第に疑念を深めていく
5. 内面の葛藤
- 暗殺者としての使命と、正義を求める自身の価値観の間で揺れ動く
- 父への忠誠心と、本当は暗殺なんかしたくないという心の間で揺れ動き、街の平和を求めるために殺すというお題目に逃げる。
- 自分の運命に疑問を抱きながらも、責任から逃れられない現実に直面する
6.トラウマ
- Tattionの隠し子同士で殺し合いをさせられ、仲良くしていたZicoの両目を抉って勝利したことは、心の中で封印されている。
- Tattionのことは尊敬し愛しているつもりだが、その実殺しをさせられていることを憎んでもいる。
- 殺しをするたびに心の叫びを抑圧し、気づきに気づかないふりをしている。
7. 成長
- Teruとの友情や、様々な出会いを通じて、次第に自分の意思で行動するようになる
- 街の真相を知ることで、自身の役割と責任について深く考えるようになる
- 最終的には、自分の信じる正義のために、父にも立ち向かう勇気を持つまでに成長する
8.他者からの評価
- TattionやTeru以外とは浅く広くしか付き合わず、自分のことを打ち明けることもないため、誤解されたり信頼されずにいいように扱われがち。そんな機会はほぼないのだが。

Teru
16歳。170cm。街の大貴族で評議会の有力者、アルエイシス家に生まれる。とりわけ当代の党首である父Ludvicのあまりの才覚は、息子であるTeruを威圧してしまっている。Teruは家の仕事や責務を拒否し、学院に通う以外、貧民街に作ったアトリエにこもって読書と絵描きに没頭している。アトリエにはLekaも入り浸る。
-争いを好まない。口八丁手八丁でのらりくらりかわし続ける性格。
-Teruは口では適当に生きていくと言いつつ、曲がったことが見過ごせないくらいには人がいい。正義感に溢れているが、正面からそれを掲げるのは大嫌い。斜に構えて生きていきたいタイプ。
-「才能にあぐら書いて適当に楽して生きていければそれでいいんだけどな…」→そこからいくつもの試練が降り掛かって街の状況を変えなければならないという責任を自覚していく。
-弱そうに見えてタフだけど、その分めっちゃきつい困難が降りかかり、Lekaに甘えて泣いたり、一人で泣いたり。
-どんなに賢くても子供。すぐだまされるしすぐ傷つく。
-Lekaと比べると、何事もユーモアで解決しようという傾向が目立つ。
-Teruは人を操りはしても絶対に殺しはしない
-Lekaを姉のように慕い、甘えるが、やがて救おうとしなければならないと気づく。Lekaを救うために王になる。
-中途半端な自由(名家の出だが放任されてる)と中途半端な束縛(女になっていくこと
-自分を守る力も世の中を渡っていくだけの力もあるが、将来の退屈さに絶望している。
-TeruはTattionとLekaと旧知の仲、共に街の人々の安寧を守ることを誓っている。
-Tattionを街の調停者として尊敬している。
-自分の父であるLudvic は利益第一主義に見えている。しかし、本当は父こそが誰よりも息子であるTeruや街のことを考えているのだ。
-どんなに頑張っても認めてくれないLudvic と、優しく導いてくれるTattion。
-飄々とした自由人に見えつつも、責任を自覚し成長していく過程を描く。
-Lekaの心の痛みを察し、慮り、共に責任を持てるように「二人で一人」になろうとする。
-Leka→自分に降りかかる困難。Teru→自分以外に降りかかる困難。
-「痛みを知らない未熟な富貴」であるTeruは愛で苦しむべき
-最終的にはLekaの罪をそそぐために王を目指す。
-共感→父親にガミガミ言われながらも自分のしたいことを確保しようとする
-学べる→弱者を守る姿勢、弱者への態度
-応援できる→Lekaとの恋愛と利他的動機、たった二人で頑張る
-勝つ価値がある→街のみんなを守れる
-原始的でシンプルな動機→自分の地区を守りたい。
-Teruは貴族らしい諧謔が通じるが、Lekaは冗談が通じない。
-暴漢のナイフに対してセンスで平和的に対応するTeru。いじめっ子に対してシリアスに振る舞うLekaという対比
1. 経歴
- 魔法科学ギルドに所属する貴族の家に生まれ育った
- 裕福な環境で教育を受けたが、街の不平等な現実にも気づいている
- 幼少期からLekaと親交があり、身分を越えた友情を育んできた
2. 性格
- 穏やかで優しい性格で、他者への思いやりが強い
- 正義感が強く、弱者を助けることに喜びを感じる
- 知的好奇心が旺盛で、物事の真相を探ることに興味を持つ
3. 能力
- 高い教養と知識を持ち、状況を分析する能力に長けている
- 発明家の父の影響でガラクタいじりが好きで、発明や工夫を行うことができる
- 言葉による説得力があり、人々の心を動かすことができる
4. 人間関係
- Lekaとは幼馴染であり、身分を越えた深い絆で結ばれている
- 父Ludvicとは、考え方の違いから衝突することもあるが、互いを尊重し合っている
- GazboやChartreuseといったLekaの仲間とも、次第に信頼関係を築いていく
5. 内面の葛藤
- 貴族としての立場と、街の不条理な現実への疑問の間で揺れ動く
- 自分の特権的な立場を活かして社会を変革したい思いと、現状維持を望む周囲の圧力に悩む
- Ludvicのような発明家や政治家になりたいと思っているが、才能では全くかなわないことを理解していて、全く違う道を選ぶべきなのではないかと悩んでいる。
6.トラウマ
- Ludvicに追いつきたいと思っているがそれはほとんど不可能であることに絶望している
7. 成長
- Lekaとの冒険を通じて、街の真の姿を知り、自分の役割について考えるようになる
- 困難な状況においても、自分の信念を貫く勇気と決断力を身につける
- 最終的には、理想の世界を実現するために、自分の特権を捨ててでも戦う覚悟を持つまでに成長する

Tattion
66歳。身長185cm。
-暗殺ギルドのボス。一代でギルドを街の支配層に押し上げた。
-暗殺ギルドは貧民の求めに応じて法では捌けぬ悪辣な金貸しや違法な手段で徴兵する傭兵を殺す組織。しかしTattionは裏ではLekaと愚連隊を使って、政敵を暗殺もしている。
-後継者は30歳の息子Stavro。その下に16歳のLilyという娘がいる。共に正妻の子で、隠し子であり、被差別種族のエルフに産ませたLekaの扱いは一段低くなる。
-Lekaにとっては唯一の肉親。彼女に愛情を注ぐが、やはり実の子であるStavroやLilyとは扱いが雑になる。
-慈悲深いようでいて、実際は全て計算づく。Lekaの扱いも便利な手駒程度の認識。しかしそれでいてやっぱり他の本当に愛している子がいなくなってしまうと、Lekaを本当の娘扱いする。
-物語の最後までわからないが、実は女好きで隠し子が多い。Lekaだけではなかった。
-最終目的として、Tattionは平行世界の多次元構造を大きく簡略化し、自分の世界以外の世界を滅ぼし、今いる世界を都合よく変えてしまおうとしている。
1. 経歴
- 暗殺ギルドのリーダーとして、長年にわたって街の裏社会を支配してきた
- かつては勇者Yusufとともに冒険をしていた過去を持つ
- Lekaを含む多くの子供を育て、暗殺者として厳しく鍛え上げてきたが、末の娘のLilyだけは甘やかして育てた。
2. 性格
- 冷徹で計算高い性格で、目的のためには手段を選ばない
- 権力への欲望が強く、自分の支配を維持することに執着する
- 表面上は穏やかで慈愛に満ちた態度を取るが、内面では冷酷な一面を持つ
3. 能力
- 卓越した暗殺術と戦闘能力を持ち、その技術をLekaをはじめとする部下たちに伝えている
- 人心掌握術に長けており、部下たちの忠誠心を巧みに操ることができる
- 政治的な駆け引きにも秀でており、他のギルドとの交渉や権力闘争においても優位に立つ
4. 人間関係
- 隠し子のLekaに対しては、娘として愛情を示しつつも、正妻の子とは少し差別化して扱い、暗殺者としての忠誠心を要求する
- Ludvicとは協力関係にあるが、内心では互いの野心をけん制し合っている
- 他人を操る術には長けているが、反面誰のことも愛することも信頼することもできない人間的欠陥がある。
5. 内面の葛藤
- Lekaへの愛情を持ちつつそれと同時に、彼女を単なる道具として扱う気持ちの矛盾を解決できない。
- 他人を愛したい気持ちはあるが、他人を人間扱いできず道具としてしか扱えない性質ゆえに愛し方がわからない。
- Ludvicのことも友人として評価しつつ、所詮自分は理解されないと諦めている。
6.トラウマ
- YusufとともにYoth-Gorhに接触した際、多元平行世界構造の無慈悲さに絶望した。
- 生まれ持った強大な戦闘力で幼少期に家族を誤って殺しており、誰のことも壊れやすいものとしか認識できず、愛することができなくなった。
- 16歳で出会ったYusufだけは全力でかかっても殺せなかったので、初めて執着していたが、永遠に別れ、以来50年間満たされずにいる。
7. 野望
- 街を完全に支配下に置き、自分の理想とする社会を実現することを目指している
- Liminal Dungeonの力を利用して、世界そのものを自分の思い通りに変えようと企んでいる
- 最終的には、自分の欲望のために、娘であるLekaすら利用することをためらわない

Ludic
46歳。180cm。街の権力者。評議会メンバー。科学者であり、錬金術師であるが、そうである前に、貴族であり、騎士である。野心と闘争心に溢れた人物。
-Teruに対してはやや放任気味で、やることさえやっていれば口は出さない。学院を修了した後には自分の仕事の後継者にしたい。
-Ludvicがその卓越した技術で街に文明の光をもたらした。魔法と科学にバランスをもたらし、新しいエネルギーを発見し、新しい時代を築いた。
-最終目的として、Ludvicは平行世界の多次元構造の頂点に立ち、自分の世界を最高の存在として、他の世界を従属する存在に変えてしまおうとしている。
1. 経歴
- 魔法科学ギルドのリーダーとして、長年にわたって街の技術革新を導いてきた
- 若い頃からTattionと密かに友人関係を結び、影から政敵の排除を依頼してきた。
- Teruの父親であり、息子に対しては放任主義だが折に触れて助言と支援をする愛情深い教育方針を取っている
2. 性格
- 合理的で知的な性格で、物事を論理的に分析することを好む
- 権力への野心を秘めているが、表面上は穏やかで親しみやすい態度を取る
- 自分の目的のためには、時に非情な決断も下すことができる
3. 能力
- 優れた科学者であり、魔法と科学を融合させた革新的な技術を数多く開発してきた
- 政治的な交渉力にも長けており、他のギルドとの駆け引きにおいても優位に立つ
- 戦略的思考に優れ、長期的な視点から物事を計画することができる
4. 人間関係
- Teruに対しては、厳格な父親としての顔を見せつつも、内心では彼の成長を願い大いに期待をかけている。
- Tattionとは協力関係にあるが、互いの野心を警戒し合っている
- 部下たちからは尊敬されているが、同時に彼の強引さに付き合い切れないと思っている者もいる。
5. 内面の葛藤
- 科学の発展と、それをこの街の技術力では実現し切れない現実の間で葛藤を抱えている
- 権力拡大への欲望と、その限界の虚しさの間で揺れ動いている
- Teruを自分の後継者として育てたい思いと、おそらく彼は自分の自由にはならないだろうという予想の間で苦悩している
6.トラウマ
- 16歳の時にParakronosの街に魔力エネルギーを導入させたが、だからといって街が本質的に変わったわけではないことへの絶望。
7.野望
- 魔法科学の力を利用して、街をより発展させ、最高の文明にすることを夢見ている。
- Liminal Dungeonの秘密を解明し、Tattionが語った多元平行世界の構造を解明、それを自分の支配下に置こうと画策している
- 最終的には、Tattionとの権力闘争に勝利し、街の真の支配者となり人類を進歩へと導く拠点とすることを夢見ている


-サブキャラクター

Gazbo
35歳。250cm。粗暴、残虐、暴力の化身。それでいて自分より強いものには甘える子供のようなところがある。
-自分のもつ能力を最大に表現することで幸せを感じる大男キャラ。法がその足枷になるならそれも破る。
-女性への暴行も殺しも欲望のままに悪いことはなんでもやる。
-Lekaにぶんなぐられるたびに、俺は女には負けてないと自分に言い聞かせる幼稚で独特な精神性。Gazboにとって女性は捕食対象であるが、Lekaにだけは敵わない。しかしそれはGazbo自身の手心も入っているようだ。本気で殺し合えば勝つのはLekaだが、無傷では済まないだろう。
-街では被差別階級の獣人で、かつて獣人を人間に滅ぼされたことを恨み、人間に復讐しようとしているように見えるし、一緒に育ったことで同じ差別を経験したJadwanにもそのように理解されている。しかしGazboは復讐や責任などというつまらない概念に縛られたくはないのだ。生まれこそ自分の過酷な運命の原因だと信じているから、どうしようもないと考えている。
-Tattion直々出撃の冒険者ギルドとの合同捕縛作戦でついに捕まった連続殺人鬼。それ以来、Lekaの部下をしている。
-自分の責任なんか信じていない。他人のせいにしかしない。
-近づくだけでどんな人にも警戒感を抱かせてしまう、近寄ったらダメだって思われちゃうタイプ。
-喋るたびに舌がベロンベロンと外に飛び出てきて唾が撒き散らされる。太い声帯から発せられる、しゃがれた聞き取りにくい声。
-Lekaに勝てない間は仕事以外で人を殺しちゃダメって言われてる殺人嗜好症。しかし闘技場ではその約束を破る。
1. 経歴
- 獣人の中でも特に差別されてきた大型獣人の一族に生まれた
- 幼い頃から奴隷として虐待される暴力的な環境で育ち、生き抜くために戦うことを余儀なくされてきた。
- Jadwanの弟として、彼の影響を強く受けている
2. 性格
- 獰猛で好戦的な性格で、暴力に訴えることを厭わないが、数少ない自分以上の強者とのぶつかり合いは無意識に避ける。
- 差別への憎しみから、人間社会に対する強い敵意を抱いているが、獣人に与するわけでもなく、全ての人間や亜人種を憎んでいる。
- その憎しみは残虐な殺しとして顕現するが、自分の強大な力を理解しており、余裕をもって弄ぶことばかり考える。
- 彼は時に人当たりの良さを見せるが、それは殺す前の一時のもてあそびでしかなく、仲のいい付き合いは単なる気まぐれである。
3. 能力
- 魔法的な身体強化を抜きにすれば、並ぶものがいない圧倒的な身体能力を持ち、戦闘においては無類の強さを誇る
- 獣人としての鋭敏な感覚を活かし、相手の動きを先読みすることができる
- ただし、知性や戦略的思考は訓練しておらず、本能のままに戦う傾向がある
4. 人間関係
- 兄のJadwanを越えるべきものと認識し、その殺害を生涯の目的と定めている。
- Chartreuseとは、共に暗殺ギルドに所属する仲間ではあるが、彼にとってはやはり軽んじるべき弱者にすぎない。毒があって殺せないから仲間だとしぶしぶ認めているだけである。
- Lekaに対しては、当初はJadwanを殺す前に越えるべき障害だと敵対心を燃やしていたが、次第に彼女の心の葛藤を知り、最低限の慈愛を抱いてはいる。
5. 内面の葛藤
- 圧倒的強者として生まれ、その力を存分に振るって生きていくはずなのに、その障害となる自分以上の強者を認められない。
- 暴力に支配された生き方しか知らず、やがて自分の存在意義についての悩みに向き合うしかなくなる。
- Lekaとの出会いを通じて、闘争とは異なる生き方について考えるようになる。
6.トラウマ
- 兄のJadwanとともに奴隷として酷い扱いを受けていた。兄のJadwanは獣人奴隷のリーダーとして反乱し、Gazboを含めて解放した。しかしGazboは兄を超えることを望み、獣人を含めた全ての人間を憎んで軽蔑する道を選ぶことにした。
7. 成長
- Lekaの内心の弱さに気づき、同情心を抱いたことをきっかけに、彼女に対する敵意が薄れていく
- 根っこのところで自分と同じ、他人を人間だと思えないTattionの酷薄さに気づいており、決して手に入らぬTattionの愛情を求めるLekaを哀れに思い、助けるようになる。
- 最終的には、自尊心を得るために自分の命を投げ打つ勇気を持つまでに成長する
8.他者からの評価
- 仕草から言動から粗暴さばかり放っていて、まともな人間は誰も近寄りたがらない。
- その制御不能な危険さゆえ、暗殺ギルドに保護されていない限りは、街にとっては積極的な排除対象である。


Chartreuse
 26歳。200cm。Gazboと同じく暗殺ギルドの裏の組織、愚連隊のメンバーで、Lekaの部下。もう滅びた触手族の最後の生き残りで、神経毒や麻痺ガスが得意だが、時折その効能があまりに強すぎ、多数の人を巻き込んでしまうことも。愛する男性を、その毒で狂わせてしまうことに深く悩んでいるが、適当な性格のせいであまり理解されない。その制御不能な危険さゆえ、暗殺ギルドに保護されていない限りは、街にとっては積極的な排除対象である。
1. 経歴
- 触手族の最後の生き残りとして、種族の存続に重大な責任を負っていたが、強すぎる毒ゆえに不妊体質であることがわかり、その責任から解放されたが、生きる目的も失った。
- 生まれつき触手族としても異常なほど強力な毒を持つ体質のため、仲間からも恐れられ、孤独な生活を送ってきた
- 自由な生き方を望んだが、その毒の性質ゆえに招く多くのトラブルから逃れるため、暗殺ギルドには逆らわないようにしている。
2. 性格
- 毒舌家で皮肉屋だが、内面は寂しさを抱えている
- 適当な性格で他者から大切に扱われることが少なく、常に寂しさを感じている
- 基本的には種族の中で甘やかされて育った社会不適合者であり、その生涯の責任から解放されたことで開き直り、好き勝手に生きようとしている。
3. 能力
- 触手から放つ強力な毒を武器に、敵を一瞬で倒すことができるが、毒が強すぎてまともな触れ合いができない。
- しなやかな身体を活かした機動力と、触手を使った多彩な攻撃方法を持つ
- いつもは面倒で発揮しないが、高い知性と洞察力を備えており、相手の弱点を見抜くのが得意
4. 人間関係
- 暗殺ギルドの同僚であるGazboとは、互いの孤独を慰め合う関係だが、お互いに満たされないものを感じている。
- Lekaに対しては、かわいい妹のように感じている。
- 自分の本気の毒でも決して傷つかない相手との本気の恋愛に憧れている。
5. 内面の葛藤
- 現実的な目的を持たないその日暮らしの生活と、決して叶うことがないだろうとわかっている望みの間で絶望している。
- 自分の得意な性質に強烈な自己嫌悪を感じつつも、愛され愛したいという強い願いを抱いている。
6.トラウマ
- 種族への望まない責任を負わされて抑圧されて育ち、かつ思わぬ形でそれを取り上げられたことで精神的にダメージを受け、毒で仲間を殺し尽くしてしまったこと。
7. 成長
- LekaやGazboと精一杯生きていくことで、空虚に感じていた人生に充実を感じ始める
- まるで娘のようなZicoとの出会いで癒され、自分を受け入れられるようになる。
- 最終的にはGazboとともに、自尊心を自ら掴み取る道を選ぶ勇気を持つまでに成長する
8.他者からの評価
- 毒の臭気を常に放っており、慣れていないと近くにいるだけでクラクラする。
- 雇う娼館の店主からも、責任逃れと二転三転する言動で全く信用されない。
- その制御不能な危険さゆえ、暗殺ギルドに保護されていない限りは、街にとっては積極的な排除対象である。


Stavro
  30歳。暗殺ギルドの後継者。Lekaに対しては最低限の親愛。妻子アリ。父タティオンを正義の暗殺者だと無邪気に信じる他のものとは違い、もっと冷徹に観察し、父の偽りの慈愛に気づいている。

Lily
 16歳。暗殺ギルドの裏の顔を知らず、無邪気にその正義を信じ、貧民街で救貧活動をする無邪気な少女。Lekaが殺しに関わってることを知らない。

Hermarn
 19歳。Teruの学友。貴族らしい自信に満ち溢れた浅黒い肌の青年。武器を開発生産する貴族の家系の出身。

Yoth-Gohr
 物理的な実態はない魔法的な存在。街の中心部、Liminal  Dungeonを内部に持つ大時計塔を支配する魔王。かつては街の北にある広大な広野と森林地帯にも力を広げていたが、50年前の人類の英雄Yusufとの戦闘で大時計塔の中だけに影響力を限定するようになった。Liminal Dungeon内におり、意志を持つことなく、平行世界への接続や監視をしながら、この世界に真の意志と責任を示すものを探している。多元平行世界跨座式生命であり、その観測は無限の平行世界全てに及ぶ。

Zico
 Tattionが支配下の娼館のエルフに産ませたLekaの妹。評議会の行った実験の結果、盲目の廃人になったが、一度戦闘に送り込めば凄まじい戦闘力を発揮する。目が見えず他の感覚を総動員して凄腕暗殺者をやってる。音も振動もあらゆる動きも嫌い。夜になると周りに動くものがなくなるまで殺す。昼間は楽器を弾いている。弦の震えまで感じる。弓がしなる音を感じて弓を回避、火薬の臭いと撃鉄の擦れ音で銃を回避、体表を覆う無数の傷の発達した神経で空気の流れを感知、額の血管で体温の赤外線を感知。相手の心音に自分の心音を同期させて心をある程度読める。目が見えないだけかと思ったら、実は数年前から耳も聞こえない。皮膚で感じる振動だけで全てを検知してる

Jadwan
 Gazboの兄。被差別種族の獣人を率いて街で大規模な反乱を起こす。街に迫り来る敵軍を何度も破った傭兵の世界の英雄。しかし常に人類への復讐を考えていた。Gazboを反乱に引き込もうとして、その心を読みきれず失敗。Lekaたちに討伐される。

Kinan
 Liminal Dungeonに潜り財宝を探す冒険者ギルドの最優秀冒険者。この街はその財宝採掘を産業としているが、Liminal Dungeon内部の財宝枯渇の状況を知っており、それでも街のために働こうとする。獣人の血が入っており、本来なら被差別種族で、こんな地位にはつけない。

Aisha
 冒険者見習いの少女で、最近冒険者ギルドに入った。兄は冒険者ギルドの裏切り者で評議会の陰謀で暗殺されているが、真実に殉じた正義の人だとAishaは信じている。物語の途中で、AishaはLekaこそが兄の直接の仇だと知り、Lekaを憎悪する。

Sakura
 Tattionの妻で、異世界の日本という国出身。本名はSakura Mishima。異世界での実験によりLiminal Dungeonに囚われた科学者で、なんとか生き延びていたところをYusufとTattionに拾われ、50年前の魔王討伐の旅に加わった。その後、魔王存在Yoth-Gorhと共にあることを選んだ。TattionとはLiminal  Dungeon内部で逢瀬を重ねており、Liminal Dungeon内部でStavroとLiliyを産んだ。ずっとLiminal  Dungeonにいるため、時間の進みは歪み、年齢はもう自分でもわからない。StavroとLiliyの母親だが、ずっと会っていないため、彼らの年齢も推定できていない。

Dura
 傭兵ギルドの長、傭兵隊長。貴族出身だが、スリルを求めて傭兵になり、腕っぷしと指揮能力で成り上がった叩き上げ。獣人への差別心を持つ普通の貴族出身者と違い、むしろ戦場での獣人の働きに感銘を受け、その地位向上に密かに尽力する。彼の指揮下で、獣人は傭兵として勢力を拡大した。

Yusuf
 かつてTattionとSakuraと共に魔界へ行き、そこでYoth-Gorhを見出した。人生と人類への絶望から、使命に命を捧げた後、誰にも邪魔されない静かな場所、月にその遺体を埋もれさせている。

Elyon
 26歳。男性。182cm。金槌級冒険者であり魔法剣士。戦略的思考、強いリーダーシップ、優れた判断力を持ち、友情を大切にするが、緊急時には感情をコントロールしにくい面もある。魔法は補助的なものに限られるが、魔術の協力を得意とし、大魔法の維持-継続に長けている。Parakronos近郊の農村出身で、16歳で街へ出て冒険者ギルドの試験で魔法の才能を認められた。学院卒業後に銀盾級冒険者としてデビューし、異例の速さで金槌級にランクアップした。RuuliとはParakronosで出会い、相互の魔法才能が開花し、上級冒険者候補として共に成長。しかし、冒険者ギルドの現状に疑問を感じ、反乱を起こし体制を覆そうとする。それは後悔のない幸せな結婚生活のためだった。

Ruuli
 27歳。女性。身長157cm。金槌級冒険者で上級魔導士。好奇心旺盛で新知識を求め、献身的で慈悲深いが、他の感情は欠如している印象。生い立ちの闇と子供っぽさが特徴で、Elyonを支えるお姉さん肌。極めて高い魔力を持ち、パーティの大半の魔術を担当する。被差別種族のエルフの子として生まれ、娼館で育ち。17歳でElyonと出会い魔法の才能が開花。冒険者ギルドの不正に耐えかねたElyonを支持しつつ、共に危険な生活を送る中で結婚は保留。Elyonに解放された恩義を感じ、彼の意思に殉じることを覚悟しているが、反乱の成功は信じていない。

・組織
【暗殺ギルド】
-街に流れてきたもののうち、エリートである冒険者はもちろん、傭兵にすらなれないこの街の中でいちばんのはみ出しものが暗殺ギルドに入る。
-暗殺ギルドが殺すのは立場のある重犯罪者、冒険者ギルドと連携して対応し、彼らが政治的に対応できない対象を排除している。本当の悪人など、住民から恨まれている者も多く、住民からの多額の対価を条件にその依頼を受けたりもする。対し、秘匿部隊である愚連隊が殺すのは、暗殺ギルドが表立って殺すとまずい相手。傭兵ギルドの人間や、善良だが政治的に邪魔な一般市民など。果ては、貴族の暗殺までもこなす。暗殺ギルドの長Tattionの独自の判断のもと、愚連隊の殺しは行われる。
-Lekaたち裏の部隊は、暗殺ギルドと関係していることすらバレてはいけない。
-暗殺ギルドは、街を流れる湾曲した川の内側の中央区にギルド本部を構える。かつ、貧民街で娼館を統括している。
-最近の新入りは娼館上がりの半獣人や半エルフも多い。
-昼間のみ一般の陳情や依頼のための来客を許す。
-暗殺ギルドに暗殺依頼をしたものは向こう数年間保護され、復讐から守られる。
-貧民の陳情と寄付のもと、家族を勝手に徴兵していく乱暴な傭兵や、横柄な高利貸し、違法な物品で上前を跳ねる犯罪者を暗殺している。それゆえに貧民街での人気が高い。さらに近年ではLilyによる救貧院の運営と食料の炊き出しで、もはや暗殺ギルドは貧民街のヒーローである。
-娼館街の元締めであり、獣人以外の亜人種を保護している。エルフ、触手族など。そこで生まれた子供は暗殺者としての訓練を受け、組織の構成員として育てられる。
-獣人はほとんどが傭兵ギルドに向かい、かつて暗殺ギルドが保護していた人員も流出した。

【冒険者ギルド】
-最古のギルド。無人の丘の上に、誰が建てたかもわからない状態で放置された大時計塔。その内部にLiminal Dungeonが見出され、ポータルを魔法でこじ開け安定させ、ある程度自由に内部への侵入が可能になったのが300年前。以来、Liminal Dungeonを探索する唯一の組織として現在に至る。
-冒険者ギルドは街が建設される前からあり、街の歴史そのものである。
-以前までの目的である「大時計塔内部Liminal Dungeonからアーティファクトを回収し、街全体のために役立てる」という目的がアーティファクトの枯渇という状況で十分には達成できなくなっており、組織として弱体化している。仕方なく都市の警備-治安維持を担当している。最上位である白金剣級パーティも含めて、ただの半冒険者半警察官的な立ち位置。冒険者ギルドの捜査員は、表向き暗殺ギルドと協力関係を示しつつ、その裏の仕事をする存在である愚連隊の捜査をしている。
-白金剣級冒険者 
 その体に一つのアーティファクトを宿す英雄で、Kinan含め三人いる。
-金槌級冒険者
 ここから上の構成員は、Liminal Dungeonの資源枯渇を知っている。Dungeon内において、必要ならば資源を探し、必要ならば資源を隠す、そういう役回り。
-銀盾級冒険者
 Dungeon上層部で危険度の低い任務をこなす。
-鉄錠級冒険者
 Parakronosの街の治安維持のみに当たる冒険者候補生たち。だがそれは現在では建前だ。才能のないものは生涯、Dungeonに入れず、このクラスで生涯を終える。

【傭兵ギルド】
-Parakronosの街の宝、大時計塔のアーティファクトを狙う地方領主との戦いのため、街の中から兵を集めるために出来たボランティア兵組織を起源に持つ。
-今では、どんどん入隊ハードルが上がる冒険者ギルドからあぶれたものたちを食わせるため、終わりなき戦争をふっかける組織になっている。
-最近、獣人に融和的な傭兵隊長Duraのもとで、獣人が内部で力を増してきている。
-闘技場のチャンピオンを自称する狂った獣人Jadwanが内部で大きな力を持ち、混乱が危惧されている。
-街の闘技場の運営をしている。
-治安維持について独自の権限を主張しており、街の評議会から公式の権限を任されている冒険者ギルドの鉄錠級冒険者の部隊とはよく衝突する。近年ではあまりに流血沙汰が増えたため、冒険者ギルドは暗殺ギルドに傭兵の排除を頼むようになった。
-そういう事情で、傭兵ギルドは暗殺ギルドを目の敵にしている。
-工房での雇われか、貴族付きのメイドか、朝食の屋台引きにでもなるしかない獣人たちに唯一名誉を得られる職を提供できているという自負がある。

【魔法科学ギルド】
-貴族が建てた二番目に古いギルド。
-貴族の支援のもと、世界各地から集まった錬金術師たちが、大時計塔を研究するために建てた。
-しかしあまりに深く広く多層的な内部ダンジョンに圧倒され、研究は300年かけても遅々として進まず、今では貴族と科学者は合体し、都市の政治を担当するのが主になっている。
-実務能力が高いものや主要な発明をしたものが上に行くようになっている。
-十代の頃から革新的な技術の開発で街に多大な貢献をした発明王Ludvicは独自の地位を築き、ほぼ彼の意思が完全に魔法科学ギルドの意思に反映される。
-政治を抜きにすれば、大時計塔Liminal Dungeonから冒険者ギルドが掘り出したアーティファクトの解析と管理-保管が仕事である。



・用語
【アーティファクト】
-Liminal Dungeonから産出する超常の遺物。通常の物品は異常性を示さない便利なお宝に過ぎないが、希少なものは魔法的にも科学的にも説明が不能な機能を有する。
-魔法科学ギルドのみが取り扱う権限を有する。冒険者ギルドは特別な許可なしにLiminal Dungeon以外の場所でアンコモン級以上のアーティファクトを所有してはならない。
-Liminal Dungeonで繋がった他の世界線では通常の物品として使用されていたらしいが、確認は不可能だ。
-コモン級アーティファクト→現用技術と変わらない、または科学的に容易に到達可能な機能しか有さないもの。一般流通や輸出が可能なもの。
-アンコモン級アーティファクト→現用技術から比べて大きく優越するか、科学的に説明不能な機能はあるが、そこまで実用的ではないもの。詳細は公開されるが、魔法科学ギルド以外が所有してはならない。冒険者ギルドが使用する際には事前申請が必要で持ち出しは特別な理由がなければ不可。
-レア級アーティファクト→現用技術から比べて大きく優越するか、科学的に説明不能な機能があり、尚且つそれが社会的に重大な影響を与えるもの。詳細非公開で、魔法科学ギルド以外が所有してはならない。冒険者ギルドが使用する際には事前申請が必要でLiminal Dungeon内以外への持ち出しは不可。
-レジェンダリィ級アーティファクト→魔法科学ギルドはその存在を否定する。魔法科学ギルドが厳重に秘匿している。
ドゥームズデイ級アーティファクト→制御不能、要監視対象。

【Liminal  Dungeon】
-Parakronosがある世界は多元平行世界と呼ばれる幾つもの世界線が平行に束ねられた構造をしている。
-基本的に互いの世界線を行き来することはできない。
-しかし唯一、Liminal Dungeonのみが多元平行世界の結節点として例外になる。
-Liminal Dungeonは多元並行世界同士の物理的な法則のほんの少しの違いから生じたバグの集積所である。

【多元平行世界】
-主世界線の「プロタゴニスト」と従世界線の「エキストラ」に分かれる。
-無限の平行世界が連なった多元平行世界で、プロタゴニスト世界線はほんのいくつかしかない。
-プロタゴニスト世界線にはエキストラ世界線から「幸福のエネルギー」を集める収奪的作用がある。

【多元平行世界跨座式生命】
-人間や亜人種といった一つの世界線の中で生まれた知的生命体よりもはるかに発達した精神を持つ特殊な生命。
-多元平行世界の境界であるLuminal Dungeonと同じような時空間で生まれた。
-時間も空間も自由に移動でき、多元平行世界の「幸福のエネルギー」の収奪作用に関わる。
-意志は持たないが、一つの世界線から離れられない知的生命体との世界線会話は可能である。しかし根本的な相互理解は不可能だろう。
-多元平行世界全部にその体の感覚を広げており、プロタゴニスト世界線で起こることは体の中心で起こること、エキストラ世界線で起こることは体の端っこで起こることに感じる。それゆえにできるだけ幸福に関わる良いことをプロタゴニスト世界線に集めようとし、不幸に関わる悪いことをエキストラ世界線に追いやろうとする。
-Yoth-Gorhもこの種族であり、LekaやTeruたちを含めた全ての生命を監視している。Liminal Dungeon内部ではその気配を濃厚に感じる。

The Marionette and the Stiletto セリフ集

#単独のキャラクターのセリフ

Lekaのセリフ
-教えてやるよ。お前が訴えた暴力って手段には、ちゃーんとその道のプロが存在するってことを。
-耐えることは上手くなったけれど、苦しみは手を変え品を変え襲いかかってくるからいつまでも慣れない。
-みんな死にたくないと言いながら死んでいくんだよ
-逃げるのを繰り返すのは、それは、堕ちる、って、言うんだ。
-傷つくことでしか癒せない傷よ、お前がもたらす痛みが、一番わたしを強くしたんだ。
-わたしはこんなに人を殺したのに、幸せになれるはずなんかない。
弱さは美徳。弱さはセンサー。他人の心の動きを知るための触覚。他人の心は私の強さを受け入れてはくれない。他人の心に触れられるのは、私の弱さだけだ。
・教えてやるよ。お前が訴えた暴力って手段には、ちゃーんとその道のプロが存在するってことを。
・耐えることは上手くなったけれど、苦しみは手を変え品を変え襲いかかってくるからいつまでも慣れない。
・みんな死にたくないと言いながら死んでいくんだよ
・逃げるのを繰り返すのは、それは、堕ちる、って、言うんだ。
・傷つくことでしか癒せない傷よ、お前がもたらす痛みが、一番あーしを強くしたんだ。
・そんなに気落ちしないでくださいよー、最強の暗殺者がついてるんだから。
敵から何か言われるのはいい、殺せばいいからな。でも、仲間だと思ってるやつから何か言われるのはどうすればいいかわからないよ……。
・(心の声)父さん、今気づいたけど、本当のことを言うとこれまで何度もあなたを恨んだことがある。でもね、この過酷な世界を生き抜く力と術と知識を与えてくれたのは、父さん、あなたなんだ。あーしは今、あーしの半生に決着をつける……!
・前は何をすれば正解か、全部わかってた気がしてた。でもそれは違う。わかってなんかいなかったんだ。納得してるふりをしてた。それでも、ただ命令に従っていれば、幸せだった。肯定されてる気がしてた
・あーしはただのスティレットでいい
・負けない自分という悪魔の囁きに
・これから死ぬかも知れないって戦士が、メシすら好きなもん食えねえなんてのは、あり得ねえ話だ。
・Teru、あーしに命令してくれ……あーしはスティレットだ。誰だろうと、あんたが指し示したやつの心臓に刃を突き立ててくるよ。
・あ、あ、あ、あーし!……こ、こんなに……人、殺しちゃったのに……幸せになれるわけ、ないよね……?
・あーしは正しくもなければ、暗殺ギルドに貢献もできてねえ。むしろギルドの最後に残った悪なのかも知れねえ。
・オメーにそれを下す権限があるとでも?いいか、アホンダラ。あーしらは死をもたらすものには違いないが、裁定を下す権限はねーんだ。あーしはただのスティレットだよ。
・あー、Teruのにおい、いいな〜!
・この世界は、あまりにも不完全だ。労働の対価はいつだって少なすぎるし、冒した罪への罰はあまりにも重すぎる。傷跡が残らないように治せる傷もなければ、埋め合わせることのできる欠落もない。地獄だよな、この世界は!
・私の喜びも幸せも欲望の居場所すらも私のものではないのに、私の悲しみと苦しみと絶望の暗い底は私のものである気がするのはなぜだろう。
・どーせ、あーしは早死にするんだよ。それまでは気分良く生きていたい。テンション上げるものは多いほうがいい。テンションが上がれば生きるのが平気になる。死にたくなくなる。その程度のことで自殺は防げる。世の中気分で生きてるやつは多いからな。どうせその時の気分で生きるか死ぬか決めるようなやつは、芯の通ってないバカなわけだが、世の中の半分はバカだから。
・そうだ。いつだってそうだ。労働の対価はすくなすぎるし、犯した罪へのバツは重すぎる。そしてみんな、自分に関係があるわけでもない責任を背負って生きていくんだ。

Teruのセリフ
「この世の中に幸せな人間など誰一人としていないのではないか。少なくとも、この街には」
「人に対してひどいことしないだけで自分のこと優しいって勘違いしたくない。犯罪をしていないだけで善人認定するようなものだよ。優しいってのはもっと、積極的な努力が必要なんだ。
・どんな嘘くさい正義も、それを本気で信じる奴がいるから歴史は動くのさ。
・この世に加害者などいない。被害者もいない。ただ、太陽の光とか、水とか、食べ物とか、幸福な体験とか、それが足りないだけなんだ。それでもまだ血は流れるのか。
・街、街、街……いくら考えてもこの街にとって何が一番いいかわからない!
・窮地に陥るLekaを見て)みんなで寄ってたかって……一人をいじめて……楽しいかい?こいつは罪人さ!そうだね、でも……そんなのぼくらだって同じだ。
・「Lekaさんを自由にしてやるんだ! Tattion!!」
・もっと肩の力抜けよLeka。君がテキトーだって?きみのひたむきさを見ていると、そうは見えないけどね。
・Leka。誰にも弱みを見せないのは、傷口の舐め合いなんてしてもなんにもならないと思っているから?
・(それへのLekaの返答)いや、もっと悪い。一緒に堕落していく道だ。
・傷ついている人しか、周りにいなかったんだね。
・この街では誰もがイライラしてるんだよ。殴りかかられたり刃物を向けられたからって、あんまりシリアスになっちゃだめさ」
・子供はみんなイノセントなんだ。〜僕はTattionさんが憎い。尊敬できる人物だけど……君をこんなふうに育てやがった!
・君の傷は君を美しくした。
・食べものは喜びであり料理を作ってやることは愛そのものだよ。愛の最もプリミティブな定義は、喜びをプレゼントすることだからね。
・傷ついた人間が本当に求めるものは、幸福ではないのではないか。
・何日も前から頑張って何回もジャンプしていたら、今日たまたま届いた。幸せを掴めた。そういうもんさ。まずそこから始めよう。
・ホントの自分など存在しないが、そうありたい自分というものは、ある。その実在を誰もが強く信じている。

Tattionのセリフ
・悪意を信じるのは易く、善意に身を寄せるのは恐ろしい。
・涙は枕に拭ってもらえ。涙を流すなら、枕に染み込ませるだけにしろ。他人に見せるな。ギルドの後継者が涙を見せてはならん」
・自分の能力の技量を磨くことこそ最も効率よく自尊心を満たす方法だ。Teruくん、君は
・あれが足りないこれが足りないと、口やかましく言う人でも、自分の良心の不足にはなかなか悩まないものらしい。(相談してきた商人ギルドの長に対して)
・暗殺術とは、実力とは無関係に相手を一方的に死に至らしめる技術。無数にある初見殺しを臨機応変に使い分け、対抗手段を封じて殺すワザ……
・血によって積み上げられるものもある。我々が進化の途上で兄弟達をいくらでも生存競争から蹴落としてきたように。残酷は既に数多も為されている。
・過酷な運命を課されたようだな。それを疑問にも思わずに過ちを繰り返す者もいる。苦悩するだけで十分お前はお前を救っている。
・そう、誰もが自分の影響で恋人をいい方に変えられるのだという傲慢な希望を持つものなのだ。でなければ愛情という幻想は存在し得ない。
・自身に縁もゆかりも無い罪を引き受けて初めて人は真っ当になれる。しかしそれでいて、自分自身に咎のある罪をも忘れてしまうのが人間だ。
・我々は何を自分の誇りとするのか選ぶ権利がある。ただし選ぶ機会はない。結果、自分が選んだわけでもないものを後生大事に抱え込むことしかできない。
・(死に際のセリフ)クッソ自由に好き勝手に生きてきた放蕩娘に対し、死に際の父親が言う
・「お前は神の描いた完璧な作品なんだ。お前の生きてきた全てのできごとが殺したくなるほど美しい」
・正しいやつは強い。悪いことをすることによるストレスを感じずに済むから。それはつまり、悪いやつは弱いってことになる。そいつの持つ倫理観における悪を成しつつも罪悪感に潰されない。それはとてもコストがかかることなんだ。さながら、毒を持つ生物が、その毒に自分がやられないようにするために、余分な栄養を使わなくてはならないように。まず、普通の人がする遊びで誤魔化そうとする。遊園地、夜の街、女遊び、酒。だがすぐに誤魔化せなくなる。ドラッグ。そういうものに手が伸びる。ワシが暗殺ギルドの構成員に名誉を与えるのはそのためだ。
・ギルドというやつは、職業人の利益を擁護するためにあり、その長はみな、押し並べて仲間たちを代表しているという崇高な自負を持って生きているものだ。
・この世の苦しみを一つでも知っている人間は、この世の全ての苦しみを想像するチャンスが与えられている。
・あの子には、私の持てるすべての技術を注ぎこんだ。あの子は、史上最強の、殺戮機械だよ。
・我々が売るのは死だけだ。暴力による脅しを買いたいなら傭兵ギルドへ行け。
・人間、二つのものを一度に殴ることはできない。振り上げた拳をいつ下ろさせるか、それを解決する方法は、別の問題でもう一方の拳を振り上げさせることだ。そうすれば前の問題はそっと解決する。
・手が血で汚れているじゃないか。拭ってやろう
・ワシはたった一代でこの暗殺ギルドを、この街の中でなら傭兵ギルドと同等の規模にまで盛り立てる事ができた。昔は現場で皆と同じように人を殺していた。だが今ではこうして執務室に人を呼びつけ、あれこれ小言を言うばかりだ。なあ、Leka。お前は
・Tattionが愚連隊にマジギレした時のセリフ?
・言うことを聞かないLekaをマウントポジションでぶん殴りながら
・「ワシはーー尊敬という言葉の起源が恐怖という感情にこそあるのではないかと思っている」
・「この相手には自分を殺すことができる力が備わっている。そう思ったとき、人は尊敬という言葉を捏造したのだ。怖いから犬のように従順になっていると思うよりも、自分の謙虚なる意思で敬意を払っていると思った方が、気が楽だからな」
・街の人間全員を守り切れるとは限らない。おおぜいの人が死ぬ風が吹く時がある。それだけだ。
ワシはこの街を愛している。子供達のように(愛への理解の浅薄さを表す言葉
・この町では、誰もが誰かを殴りたくてたまらない。棍棒を持ってウズウズしている。
・我々は街を支配してるわけではないぞ。街の背中を押してるんだ。未来へ向けて。無理やりな。
・人間はたった一人で生きるために都市を作った。隣人と助け合うより、自分と仕事のことだけ考えていれば生きていけるようにな。だがそれは幻想だ。ひとたび災害が起これば、どうしたって誰かと助け合うしかない。都市とは、たった一人で生きていけるという、幻想を共有するための装置なのだよ。
・闘技場のLekaについて
・筋肉への攻撃は、痛みに耐えられる相手を止められない。骨格への攻撃は、恐怖を感じない相手を止められない。臓器への攻撃は、死ぬことを厭わない相手を止められない。しかし神経への攻撃は、ブチ切れたやつだろうがヤク中のやつだろうが覚悟決めたやつだろうが、どんな相手でも止められる。
・ゼゴを殺したLekaに対してだきしめながら。
「おお、Leka。我が本当の娘
・暗殺対象を弄ぶような非道のヤカラはうちのギルドにはいてほしくない」
・殺したと思っても油断するな。人間は心臓が潰れても6秒は動ける。魔物なら1分は動ける。
・Lekaには、降りかかる理不尽を跳ね除けて自ら運命を切り拓ける強靭な邪悪さ、漆黒の意志とでも言うべきものがある。ただ単に恐怖に震えてる女の子ではない。
・弱者には毒がある。強者でも弱者でも全ての生き物を恐れよ。
・幸せの前提は安定だ。幸せは、今日の安らぎが明日も明後日もずっとずっと続くんだという素朴な幻想の中にしかないんだ。もし寝ている間に暗殺者に殺されると思ったらどうする? その瞬間、あらゆる人生に瞬間から幸せは消え去ってしまう。暗殺者は、そういう責任を持っているんだぞ?
・弱くていい。弱くてもいいか……強くあろうとしなければならない。し続けなければならない。笑っていなければならない。しっかり背をまっすぐに立っていなければならない。善くあろうとしなければならない……。確かにしんどいかもしれない。だがそれが、大人になるということだ。責任を……背負える身体と精神になること。それが成熟だ。

Ludvicのセリフ
・人はなぜ死ぬのかという問いに答えるのは簡単だが、人はなぜ生きるのかという問いに答えるのは難しい。
・死とは?自然選択の結果、全体を生かすため、種そのものを健全に保つためのアポトーシスだよ。
・その結果、未来を予期する能力を持つことで、これほどまでに死に対して苦痛を感じる生命が生まれてしまうだなんて、生命の設計者がもしいるとするなら、相当な慌て者か、相当なサディストだね。
・甘いわ!王に必要な能力とは自分を憎んでいる者を支配すること!人間、死ぬほどお上を恨んでいても死んだりしないものだ。うらみをかかえながら田畑を耕し老いさらばえて死ぬ、そういう人生を提供することこそ、王に絶対必須の能力!(こういうセリフが言えないのがタティオン。狭い範囲でしかものを見れない。所詮ファミリーやギルドの長)
・俺にとっては、幸せより苦しみのほうが大切なんだ
・どんなに許されざることも詩人が言えば許されるそれが詩人が言の葉を吐き出す理由であるならば
・腐敗は政治において不可避だ!上から降ってくる金には必ず自分だけがそれを独占したいと思う人間が群がってくるのだ!公金、利権、腐敗は常にセットで本質であるとも言える!誰もがこの病巣を摘出しようとして生存に不可欠な臓器まで取り除いてしまったのだ。
・私は宗教はどうでもいいと思っているが、敬虔な人間は好きだ!私の目は神ではなく人間に向いているのだ。正確には、その人間が神を見つめる眼差しに敬意を抱いているというところか。
・私は本当はしじんになりたかったのだ
・幸せより苦しみのほうが大切でも何も恥ずかしいことはない。
・子守唄を歌ってくれ。お前の国の言葉で
・新たに苦しみに耐えるために、新たな幸せが必要なのだ。
・為政者というのは、人から恨まれるのが仕事だ。人の親なら、我が子には人から感謝される仕事をしてほしいと思うもの。
・あまり幸せを蔑ろにしていると、苦しみを楽しめなくなる
・【意外なセリフ】「友よ。私は趣味で魔法と科学を嗜んでいるだけに過ぎない。私の本業は詩作だよ。詩人で音楽家なのだ私は」
・取り戻せる過去もなければ贖える罪もない。
・等価交換は幻に過ぎない。起こったことは取り返しがつかない。
・みんな歴史という墓石の下にいつか眠ることになる。
・供えられるべきは芸術という名の慰めの花束。
・私は本当は詩人になりたかったのだ。こんなクソッタレな街の墓守りではなくな。
・不老不死、高知能、普遍的教養……それらは結局人々を一人ぼっちにする。
・世界人類みんなが友達になれる話じゃないんだ。
・人は一人で生きていけるようになるべきじゃない。補い合う不完全な存在でいいんだ。
・俺が好きになるべきなのは、自分一人では生きていけないような、そんな天才みたいな人間さ。
・天才?一人では生きていけない人間のこと。
・理不尽を受け入れる人は他人にも理不尽を強要する。我々は理不尽に対しノーを突きつけ、なおかつ完全に退けて勝利を収めなければならない
・理不尽を受け入れる人は、他人にも理不尽を強要する。受忍は悲劇の再生産に過ぎない。我々は理不尽に対しノーを突きつけ、なおかつ完全に退けて勝利を収めなければならない。
・悪魔の囁きにも神の恩賞にもそっぽを向いて、それでもなお幸せになろうと言うのか。いいぞ、それでこそ哲学者だ!
・フフフ、他の方に向いた気持ちをいっとき振り向かせんとするのが貴族の恋愛というものです。
・弱者を殺せだと?弱者は死に絶えるべきだと?とんでもない!弱者ほど役に立ってくれる人間もなかなかいないのに…!そう、弱者は役に立つ。なんの役にだって?人間の心を見透かす役に立つのだ。人間の内面を見る方法はいくつかあるが、最も簡単なものが、「弱者に対してどう振る舞うか」を見ることだ。クズをあぶり出すのに役に立つ。
あいつはクズだということだ。
・(テルへの教育的セリフ)「自立した人間」とは、「自分だけで生きていけるようになった人間」ではなく、「他人から支援を求められるほどに、その実力を認められた人間」である、か……。
・自分で何が本当に欲しいのかわからないと、何かを持ってる人間みんなを羨むことになる。でもね、それは本当の本当は正しい感情なんだ。世界に正しく怒りを向けるためにはね。
・貧者には貧者なりの矜持があるように、王者には王者なりの、特別な徳が必要なのです。王が市井の民のようにふるまってはなりません。市井の民が思いつくようなやり方で政をやってはならないのです。媚びを売ってはなりません。品位を落とします。
(主人を失ってなおその遺志に忠を尽くす女騎士に対して)フフ、忠義など、本当の絶望を知るものからすれば甘えよ。大切なものがあると言うことだからな。これほどの安心もない。
・人間は完成された芸術品にして、欠陥だらけの自律機械に過ぎないんですよ。
・ふっ!欧州文明は、この私という天才を産んだだけで終わるものではないわ!
・丸くなったな、タティオン。かつてのお前は、血に飢えていた。
・人類は機械化によってのみ、死を克服し幸せになれるのです。それは私の最終的な目的です。
・ふん。姉のように慕う幼馴染みを救うために王になる、か。結構なことだ。愛する者を救うか、世界を救うか、ではない。愛する者を通して世界を救うのだ。あるいは、その逆か……。
・自分に無関係な責任を引き受けて初めて人は大人になれる。民草の責任を引き受けるのは王の責任だ。
・女にはわかるまい!欲望の超克!幸福の拒絶!その狂気の果てこそに、真の輝きがあることを!」
・人間の美しい面だけを「人間らしさ」などと呼ぶ甘ちゃんにはわからないだろうが、人間の醜い面こそ「人間らしさ」の本質だ!目を背けてはならない!
・過酷な運命を課されたようだな。それを疑問にも思わずに過ちを繰り返す者もいる。苦悩するだけで十分お前はお前を救っている。
・親が贈ることができる本当の愛は、子供が縛られている親への愛情から、子供を自由にしてやることではないか? 私はなあ、Teru。お前を王にすることがその方法だと思っているのだよ。
・Teru。これは私の人生の教訓なんだが……。不幸は幸福では埋め合わせられないということだ。理不尽に襲いかかる不幸は取り戻せない被害であり、手足を失ったように取り返しがつかないのだ。幸福は、そう、義手義足のようなもの。幻肢痛は、いつまでも続く。不幸は、痛みだ。幸せの暖かさをぶち壊すには十分だ。

Gazboのセリフ
・自由になる日なんか来ねえんだよ生きてる限り!
・男は殺し、女は犯す!これが男の本当の喜びだ!ソレを認められないやつは、それをする勇気もないヨワヨワの雑魚なんだよ
・壊れたものをなおすより、新しく作る方がずーっとずっと簡単なんだよ。生き物ってやつはな。
・グハハハ!人間の悪が巨大であればあるほど、俺の生きる力も増大する!まだまだこんなもんじゃないぞと、俺の中のちっぽけな悪が絶叫する!俺は、人類に許されているんだ。肯定されているんだ。もっと、悪を為せと。
・俺が様付けするのはお天道様とお月様だけだぜ
・言ってわからねえのはしゃーない。人のこと言えねー。でもぶん殴ってわからねえんだったら殺すしかねーよなあ
・【Jadwanへの共感を示すセリフ】なんのことはない、俺は人間がルールを用意するのがキライなだけだ
・うるせえ!俺は手加減してるんだから死ぬお前が悪いんだよ!
・(シャルへ)負けた男に優しい女はいい女だな。シャルトリューズ「貸しを返してもらわなきゃね」
・それまで忠を尽くしていた相手に対して→所詮貴族の坊やか
・死ぬな!姉御!死ぬなら俺の腹の中にしろ!
・おめえみてえな自分は自由に生きてます、みてえなビッチを屈服させるのが楽しくて仕方ねえ(捕まったレカを救出した時に)ギャハハ!こいつ絶対レイプされたぜ!ざまみろざまみろ
・あああああああああ暴力振いてえええええええ。腕引きちぎりてえ!女犯してえ!人間の頭握りつぶしてえ!
・落ち込んだレカに対して)オルァ!ふぬけてんじゃねえぞコノアマ!
・敵対してようが姉御のような美人が死ぬのを見逃す男はいないとふんでのことよ。その、なんだ。色々使い道があるからな。
・幸福か不幸かだって?ずいぶん贅沢な二択だな。幸福か、不幸か、悲惨かの三択だろ? この地獄のような現実においてはそうなんだよマヌケ。幸福なんかいっとき見える幻、夢みたいなもんさ。つまり、幸福とはな、不幸と悲惨の長い道筋の中に、ポツポツとある、休憩所でしかないということだ。長い道のほとんど、地獄を通ることになる。それが人生だ。そうだろう?

Chartreuseのセリフ
生まれ持った欲求のとおりに生きれば、雑に幸せになれるからねえ
・才能とか肉体とか元々持ってるもので幸せを掴めるんだったらそれでいいと思うけど、楽してズルして生きてるって負い目は感じるよね。
・感情のもつれで殺されるのはいいことだ。それだけ愛されていたのだから
・生命の営みの根源のごとき愛も、やり方を間違えれば死への入り口に見える気がする。一つ違えば死への入り口
・竜様の……思い出の中ではね……みんな……悲しい思い出はね……削ぎ落とされて……楽しい思い出だけが……残るの……。
・このまま生き恥晒すくらいなら死のうって思ったんだけど、なーんかあんたに会いたくなっちゃってさ。生き残っちゃった
レカちゃん、頑張ってるもんねえ。
・レカちゃんには荷が勝ちすぎることなんだよ。ううん。この世の誰にも無理だよ、こんなこと。抱えることないよ。忘れよう。
・カミサマは打ち勝つことができる試練しか与えないんだよ。それ以上のことを背負い込むことはよくないことだよ。
「女相手にハッスルしちゃってる男って……かーいーよね!」
「『穴』に入るのは……得意……だから……」
「スペシャル……快楽……コースで……癒され……ちゃう? レカちゃん……なら……発狂せず……に……耐えられるかも……!」
ガズボ「おうおう、やってもらえよ姉御。俺も耐えられたんだからイケるって」
「……あんたは……ニブイ……だけでしょ

Lilyのセリフ
あなたの自尊心についた傷は、幸福では治癒できない。金でも回収できない。復讐でも回復できない。それでも生きてほしい。負けないでくれ。
・どうか私に「そのままでいい」だなんて言わないで。私はこのままではいたくない。彼らと同じになりたい。欠落を埋めたい。どうにかして、障害があるままに障害がなくなる方法はないものだろうか。考えを巡らさずにはいられないんだ。
・どんな障害もせいぜいが右利きと左利き程度の違いにならないものだろうか。障害がそのありのままに全く障害だと感じられなくなる。そんな世界。メガネでなんとかなる程度の視力の悪さとか。杖や車椅子はまだまだ不便ではないのか。
・お金がなくても平気だと思える心を養うためにはお金が必要で、愛さえあれば満足だと思える心が育つためには愛が必要なの。狂ってるよね、こんな世の中。

Sakura
愛する誰かから、「あなたにずっと存在していてほしい」と願ってもらうこと、それがいつか死んでしまうこの身を癒してくれるの。
・料理を作ってくれる母親が子供の頃聞いた懐かしい歌を歌ってくれるのを聞くこの時間、そこに感じるこの感覚。
・この世の苦しみを一つでも知っている人間は、この世のすべての苦しみを推し量る機会へと、開かれている。願わくば、この世の全ての苦しむ人を思いやれる人にならんことを。
・たとえあなたがいっとき、思いやりの心を忘れてしまったとしても、あなたが他人の苦しみを推し量れる人であることは、私が知っている。

Yoth-Gorhのセリフ
・多くの人は、「人間には自由意志があるから、責任を引き受けるべきだ」と考える。しかし、十分に慎重な人は、人間の自由意志の実在には疑問を持っているものだ。答えを出すまでには至らないが……。そういう人の認識はこうなる。「人間に自由意志があるかどうかわからないが、それでも責任を引き受けるべきだ」と。真の誠実があるとすれば、この認識のことではないかと思う。
・善や正義もまた、有限の資源であり、しばしば強者が独占するものである。

Dura
・敵の死を悼むのは楽だな。仲間の死を想うのとは違って、心が乱されずに敬虔な気持ちになれる。こういうのを慈悲の心というのか……。そうすると、あながち「汝の敵を愛せ」というのも実用的かも知れん。
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