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大学での研究室生活を思い出してみる

こんにちは、セイミです。
今回は大学時代の研究室生活を思い出しながら書いていこうと思います。
こういう世界もあるのかと楽しんでいただければ幸いです。

はじめに

はじめに申しておきますが、私の専門は有機合成化学です。
詳細は以下参照。

有機合成化学(ゆうきごうせいかがく、英語:organic synthetic chemistry)とは、有機化合物の新規な合成方法を研究する学問であり、有機化学の一大分野である。時として合成有機化学(synthetic organic chemistry)、あるいは「有機」の語が略されて単に合成化学と呼ばれる場合もある。
Wikipediaより引用

簡単に言えば、化学物質のレシピを作る学問です。
化学物質としては色々あるのですが、身近な物ですと、医薬品や農薬があります。

研究室での生活

有機合成化学の研究は大体以下のような流れで進めていくことになります。
・文献調査→実験(反応、精製)→分析→解析→…
この実験に時間がかかることが多いため、有機合成化学の研究室は滞在時間が長くなる傾向にあります。
研究室にもよりますが、1日12時間くらい研究室にいました。
労働基準法で定められている労働時間(1日8時間、週40時間)と比較するとだいぶブラックですね(笑)
でも、ずっと実験を見ているわけではないので、空いている時間は仲間と喋ったり、ディスカッションしたり楽しかった記憶があります。

会社との違い

労働時間が違うというのが一番かと思います。
※大学生の研究は労働ではありません。
時間に余裕があるので、会社と比較して、大学での研究は自由度が高いです。
自分の興味を赴くままに実験しても良いし、成果もそれほど求められません。
ただし、博士課程や教員の方は別ですよ。
修士以下は教育が重視されているんだと思います。

研究の楽しさ

自分の狙い通りにモノができた時楽しい、まとまった成果が出た時楽しい等の話はよく聞く気がします。
しかし、私は純粋に実験が楽しかったなと思っていました。
実験手順を色々工夫している時、反応系の変化、できたモノの状態、そういった小さなことにわくわくしていました。
まあ、成果もそれほど出ていなかったですしね(笑)

最後に

今思うと、効率的に研究を進めれなかったと感じることも多々ありますし、有機合成化学の研究自体効率が悪いなと思うこともあります。
でも、間違いなく、当時の研究生活が今の仕事に生きています。
以上、有機合成化学の研究者としては一流になれなかった者の独り言でした。

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