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kindleで読んどる023『生きるか死ぬかの町長選挙 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ 』

生きるか死ぬかの町長選挙 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ (創元推理文庫)

ジャナ・デリオン、 島村 浩子 著

位置No. 56
〈シンフル・レディース・ソサエティ〉の〝咳止めシロップ〟の中身が実は密造酒であるということは、あまりに広く知られた事実であるため、ガーティとしてはもはや何が問題かわからないようだ。

位置No. 104 
「真価を認められていないと感じることがあったら、いつでもおれに電話をくれ。カーターの彼女の相手ならいつでも務めるよ、世の中にはもっといい男がいるってことを教えるために。ボビー・モレルだ。おれの居場所は誰でも知ってる」わたしにウィンクをしてから、彼は立ち去った。

位置No. 203
爪が長すぎて銃はつかめない。発砲できないのは言うまでもなし。脅威レベルは子犬に劣る。

位置No. 278
 脳裏にアイダ・ベルの姿が高速でフラッシュバックした。

位置No. 463
ガーティの背中をポンポンと叩いた。「そんなふうに感じるのは、あなたがアイダ・ベルととっても親しいからよ」

位置No. 604
「この仕事には、おれの気に入る結果になるなんて保証はない。だが、おれは法を守ると誓ったし、やるべきことをやるだけだ、法制度が正しく機能すると信じて。気に入ったときだけ仕事をするなんてわけにはいかない。あんたもそのうち理解できる日が来るかもしれない」

位置No. 609
個人的なかかわりを持つということは暗殺者に葛藤が生じることを意味し、それは死を招くかもしれない。

位置No. 830
どうやらこれが南部流小さな町の無罪と有罪の判断方法らしい。彼女たちは〝時間を無駄にする〟ことはすべて罪というシンプルな考え方をするようだ。

位置No. 972
「ジーザス・H・クライスト!世界で一番危険な男がおまえをさがしてるんだぞ。まさに鵜の目鷹の目でだ。それなのにおまえは目立たずにいるってことができないのか? いったいどういう脅しを受けたら、身を隠す気になるんだ?」

位置No. 1227
「もっといいアイディアが出せないからって、いまのがいい案ってことにはならないから」

位置No. 1309
シンフルに着いて以来、火事場から火事場へ飛びまわっているような状態で、ほぼ毎日、小さじ一杯の水で火を消そうとしているに等しい気がする。

位置No. 1349
カーターはほほえんだ。「クッキーをもらいにきただけかもしれない」

位置No. 1368
カーターが自身の心配について認めただけでも驚きだが、彼の声からは心配以外のものも聞きとれた。恐れだ。

位置No. 1416
「赤くなってなんてないわよ。六月のルイジアナのせい。暑いだけ」

位置No. 2631
「あんたね、わたしはサボテンも育てられないのよ。そんな家で暮らしたくないでしょ」

位置No. 2648
カーターは眉を片方つりあげた。「あんたがふだん住んでるところじゃ真夜中の発砲事件は頻繁だってことかな」

位置No. 3957
「検事は証拠を見るのよ、人柄じゃく」

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