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kindleで読んどる024『銀河ヒッチハイク・ガイド 銀河ヒッチハイクガイドシリーズ 』

銀河ヒッチハイク・ガイド 銀河ヒッチハイクガイドシリーズ (河出文庫)

ダグラス・アダムス、 安原和見 著

位置No. 17
この惑星に住むサルの子孫はあきれるほど遅れていて、いまだにデジタル時計をいかした発明だと思っているほどだ。

位置No. 73
なぜ二日酔いなんだろう。 昨夜 酒を飲んだだろうか。きっと飲んだにちがいない。

位置No. 331
時刻なんて幻想だよ。昼どきなんてのは二重に幻想だ。

位置No. 496
銀河外縁部開発計画に基づき、この星系を通る超空間高速道路の建造が不可欠となりました。まことに遺憾ながら、地球は取り壊し予定惑星のひとつになっております。工事は地球時間にして二分足らずで完了の予定です。以上です」

位置No. 573
「いや、今日のおれはめちゃくちゃに決まってるぜ」と自分で自分にささやいた。だがじつのところ、彼の神経は犬笛よりも甲高い声で絶叫していたのだ。

位置No. 651
この宇宙船が銀河の歴史始まって以来の特異な船なのも、この船がその名をもらったのも、この装置──「黄金の心」のためだった。

位置No. 762
プロステトニック・ヴォゴン・ジェルツは喜んだ。デントラシ人がこんなふうにうれしそうにしているのは、船のどこかでなにかが起きていて、思いきり腹を立てられるときだと知っていたからである。

位置No. 818
「それで地球はどうなったんだ?」
「ああ、破壊されたよ」
「破壊」アーサーは抑揚のない声で言った。
「うん。蒸発して消えちまったよ」
「あのさ」アーサーは言った。「ちょっとショックなんだけど」

位置No. 876
実用面から言いかえれば、耳にバベル魚を入れたとたんに、どんな言語で言われたこともただちに理解できるようになるということである。

位置No. 941
そしてこの宇宙で一番恐ろしい詩は、イギリスはエセックス州グリーンブリッジのポーラ・ナンシー・ミルストーン・ジェニングズの作品だったが、惑星・地球が破壊されたときに作者ともども消滅した。

位置No. 1085
「ジャジャジャジャーン!どう、心が動かされるだろ?」
「うんにゃ、別に。だけど、あとでおばさんに聞かしてみるよ」

位置No. 1325
「先にお断りしておきますが、わたしはとても気が滅入っています」ロボットはぼそぼそと暗い声で言った。

位置No. 1368
手近のパネルに大きな赤いボタンがついているのに気づいた。それがいかにも押してくださいと言っているようで、なんの気なしに押してみた。パネルがぱっと明るくなり、「このボタンを二度と押さないでください」と表示された。アーサーは身ぶるいした。

位置No. 1816
コンピュータ、どんな回避行動がとれる?」 「えー、残念ながらとれません」コンピュータは言った。

位置No. 2166
人妻と励んでいるまっさいちゅうに、いきなり相手の旦那が部屋にふらりと入ってきて、ズボンをはき替え、ふたこと三ことなにげなく天気の話などして、そのまままた出ていったときのような。

位置No. 2190
「あれはロボットなんてもんじゃない」アーサーが小声で言った。「どっちかって言うと、電子ふてくされ機です

位置No. 2269
実際にはそれは無限ではなかった。本物の無限はのっぺりして面白みのないものだ。

位置No. 2392
ディープ・ソートは、rをすべて完全に巻き舌で発音した。

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