忙しすぎんか?

さて、投稿の間隔が空きました。ここ数週間、あまりにも忙しかった。課題、課題、フライト、会計作業、課題。飛ぶようにすぎる毎日の中で、家はほとんど寝に帰る場所になった。しかし、そんな私よりも忙しい人が我が家にはいる。

「私の毎日は三笘の1ミリだから!」と叫んでPCを両手(2台持ちである)に、授業準備と調書作成を同時並行で進めている女がいる。もう60を過ぎたのになんという忙しさ。白髪染めと言いながら美容院に行く鞄にはしっかり学生のレポートを忍ばせて採点をしている。朝私が不覚にも6時半に目が覚めてしまいご飯を食べようとしたら、既に原稿を書いている。どうしたらこんなことになるのか甚だ疑問だが、母はなんとかこのスケジュールをこなしているらしい。

私の受験時代もそうだった。高3より勉強している親が世間にどれだけいるだろうか。私だったら、こんなに仕事したら普段の生活の中で関連する情報なんて見たくもないと思うのだが、たまーに空いた時間ではBSの国際報道とかプライムニュースとかでせっせと中国の情報収集をしているのだから怖いものである。これが研究者。

母に限らず研究者は、常に何かに追われている。そんな中でどうやって休息を得るか。答えは簡単、仕事セーブ力である。頼まれた原稿を全部書いて査読も全部やって、授業の準備も手を抜かずに副業まで始める。そんなことしていたら研究者の毎日はすぐに破綻してしまう。キャパオーバーだ。

私は母が仕事を断っているのを見たことがない。どう考えてもキャパオーバーな日々をキャパオーバーしながらも生き抜いている母は、シンプルにすごいと思う。断れない遺伝子はしっかり私にも受け継がれているので、私は部活の仕事に忙殺されているが、それでも母ほどではない。上には上がいる、と感じてしまう限り私は仕事を受け続けるだろう。悪循環すぎる。

まあ何が言いたいかというと、一応尊敬しているよ、ということです。互いに忙しすぎて全然家で喋る時間すらないけど、これからもよろしくお願いしますね。門限厳しいけど。

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