期待ってなんだ??

先週の私のツイートを掘り返すことにしよう。

「フライトでも機体組みでも期待されてないのがわかって萎えちゃうね^_^
あしたもあさってもがんばるよ」


合宿の入り日だというのになんたるネガティブツイート。しょうがない。私はわりかしガラスのハートの持ち主なので。

今の部活に入って、期待されていないな、と感じることが増えた。やはりマイナーとは言えグライダーもスポーツなので、なんだかんだ言っても適性とかセンスがある。私が10回飛んでできるようになることを3回でできるようになる同期がいる。そういう人が主将になるから、実力主義の世界である。

同期は割と私のファーストソロを楽しみにしてくれているのを感じる。特に既にソロに出た4人の同期男子たちは「次はお前だ」とか「待ってるからがんばろ!!」とか言って、私がソロチェックのフライトに臨むときは期待を込めた目で見てくれている。ありがたい。

しかし、主将や幹部になる先輩たちにはどうにも期待されているとは思えない現状。そりゃあ、先輩たちにとっては結局のところ最終目標は大会で優勝することだから、なるべくならセンスのある人に1発でも多く発数を割きたいのは痛いほどよくわかる。そして、通算47発目でソロに出た同期がいる中で、74発飛んでまだソロに達しない私にセンスがあるかと聞かれたら、首を縦に振る人は少ないだろう。

それでも私は、自分のフライトに期待している。絶対1人で飛べるようになると信じているから、せっせと妻沼に通って「飛ばせてください!!」と叫んでいる。どれだけセンスがなくても、回数と努力でカバーするしかないと腹を括っている。だから、先輩が私のフライトの優先順位を下げようとすると割と本気で辛い。

思い返せば、逆もまた然りだ。小学校5年か6年の運動会の徒競走で、私の左右のレーンはリレー選手の中でもエース級に足の速いツートップだった。見にきた親戚のおばちゃんが「かけっこ頑張ってね!」と満面の笑みで私に言ってくれた時、曖昧に頷きながらどうしようもなく悲しいような、恥ずかしいような気持ちになったのを覚えている。私自身は無理だと思っているのに、このおばちゃんは私に期待してくれている。


自分に対する他者の期待というものは、自分でコントロールすることができない。だから、自分の期待の度合いと、他者の期待の度合いに乖離を感じた瞬間、人間はどうにもやるせなくなるんだと思う。

それじゃあ私は他人にどう接すればいいんだろう。いちいち相手のその事象に対する期待度合いを見極めて対応していかなければいけないのか?恐らくそんなことをしていたら、人付き合いなんて面倒すぎて放棄してしまいそうだから、今日のところは、ある友達がくれた「気負わずに頑張ってね!応援してる」という、期待度合いに関わらず相手を傷つけない120点満点の台詞の有用性を示して終わりにしたいと思う。何か他にいい台詞ありませんかね?

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