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インド占星術で何がわかるのか その1 自分自身のこと

こんにちは。インド占星術研究と人生の意味と目的を知るインド占星術講座を主宰する星慧学ラボのミチユウです。

今日もKindle出版に向けて、本の草稿をアップします。インド占星術が人生の生きる指針となる実践的な自然科学として広めていきたいと思います。

(写真はインド占星術の神様 ガネーシャ)

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第1章 インド占星術とは

インド占星術で何がわかるのか

インド占星術でわかることは、広範囲に及びます。次に、一つ一つ詳しく説明していこう。

私たち個人個人について言えば、次のようなことがわかります。

  1. 性格、性質、心理的傾向、能力、素質、才能

  2. 人生の目的や方向性、ダルマ

  3. 人生の課題、カルマ

  4. 知性や教育の方向性

1. 基本的な性格や性質

これらの基本的なことがわかることは、私たちがどんな人生を生きるのかを決める指針となり、極めて重要です。私はインド占星術のお陰で、自分がどんな性格、性質を持ち、どんな才能を持っているのか客観的かつ明確に認識できるようになりました。

インド占星術を知らなければ、自分について正しく認識することは、とても難しかったと思います。占星術は自分の取り扱い説明書とも言われたりします。それはまさにその通りだと実感します。

私たちは自分のことについて、わかっているようで全然わかっていません。複雑な機能を持ったコンピューターを取扱説明書なしに使えるようになることは、容易ではないことは誰でも想像できます。私たち人間はコンピューターを遥かに超える複雑な頭脳を持ち、超高機能な生命体です。占星術を通して自分自身を理解することは人生の大きな助けになります。

例えば、私は山羊座(アセンダントが入っている)の性質を持っており、山羊座は技術系の才能を持ち、論理的、合理的に考えることを得意とする星座です。若い頃からそういったことは好きだったので自覚はありました。しかし、自覚のない部分もありました。

山羊座には体系的に物事まとめていく才能や無駄を省き効率を高めていくことができる才能もあります。これは、ビジネスの分野でも能力を発揮できることを表しています。しかし、私自身、若い頃は科学技術が好きで、自分で起業してビジネスをするなんていう考えは全く頭になく、むしろそんな能力はないと思っていました。

私は雇われて働くことに向いていなかったようで、止む無くインド占星術を教えるという現在のライフワークで34歳のときに起業することになりました。最初のうちは難しかったですが、あるとき、自分の持っている山羊座の能力に気づき、苦手だと思っていたことは、意外にも自分の能力を発揮できる分野だったんだということを知り、自信を持てるようになりました。

また、こうして起業して一人でやっていくなんていことは10代の頃は考えたこともなかったし、全くできるとも思っていませんでした。しかし、私のホロスコープを見たとき、牡羊座に太陽があり、それは、様々なことに挑戦し、自分で自分の道を切り拓いていきていくことにやりがいや充実感を感じる性質でした。これは全く雇われには向いていません。

こういった思いもよらなかった自分の性質や能力、才能を自分自身のホロスコープの中で発見することで、自分の生き方はこれでいいんだということを確信を持てるようになりました。

もし、私が中高生の段階でこれを知っていたなら、きっと20代前半のうちに起業する準備をし、20代後半には起業する道を選び、もっと早く自分らしい人生をより早く生きられたかもしれません。逆にインド占星術を知らなかったら、どこの会社に入っても会社に適応できず、悶々としながら転職を繰り返す人生を送っていたかもしれません。

そう考えると、インド占星術を学ぶ機会を20代で得られたことは本当に幸運なことだったと思うし、私にとってインド占星術という人生を生きる指針となる強力なツールを得たことは、本当に人生の宝です。

2. 人生の目的や方向性

人生の目的や方向性がわかることも、私たちが人生を生きる上で、とても重要です。世の中の多くの人間は、男性なら仕事で成功して、経済的に豊かになり、地位や名声を得たいと思うでしょう。女性ならば、素敵な恋愛をして結婚して、子供を産んで、幸せな家庭を築きたい、そして仕事でも成功して豊かになりたいと思うかもしれません。

世の中には、色々な価値観の人々がいるので、必ずしもみんながみんな、そんな風に思っているわけではないかと思いますが。今の時代の価値観や生物の本能から、多くの人はそんなことを考えるはずです。私は変わっている人間の方かもしれませんが、男性として普通にそういったこを思います。

しかし、自分のホロスコープを見ることで、それは違うんだなということを、いつも再確認します。私は結婚して子供もいて、家族を養っていかなければいけない身なので、世俗的な社会生活を送ろうとすると普通に誰でも抱く欲望が出てきてしまいます。

けれども、ホロスコープをみると、個人の世俗的な繁栄を追求するよりも、ヨガや瞑想修行をし、宇宙の真理を探求し、悟りに近づいていくこと、そして人間が生きる上で本当に大切な智慧を伝えていくことが人生の目的なんだといつも再確認しています。

日々、日常生活、仕事に追われていると、間違った方向性に進みそうになるとき、インド占星術が私の人生の指針となり、生きる方向性を修正していく助けになっています。

3. 人生の課題、カルマ

私たちは、一人ひとり、様々な課題を持って生まれてきています。人生のすべてが思い通りになる人は、存在しません。

人は人生のすべてが自分の思い通りになったらと思いますが、実際にはそれは不可能であることがインド占星術を学んでいるとわかります。

なぜなら、インド占星術では幸運をもたらす吉星(木星、金星、月、水星)は4つ、試練や障害をもたらす凶星(土星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽)は5つ存在します。さらに西洋占星術で扱う天王星、海王星、冥王星はすべて凶星です。これを含めると吉星4つに対して、凶星が9つということになります。

また、凶星の土星や火星がないホロスコープは決して存在しません。そして、凶星の数の方が多いので、必然的に人生は思い通りにならないことがたくさんやってくることになります。誰の人生にも必ず一つはこれさえ解決できれば幸せなのにということがあります。

仕事はうまくいくのに恋愛はどうしてもうまくいかない、仕事も結婚も満足しているけど、親子や兄弟関係がうまくいかない、生まれつき身体が弱いなど、人間は皆、千差万別、様々な課題、カルマを抱えてこの世に生を受けています。

世の中には容姿端麗で性格もいいのに結婚できない人、容姿がイマイチでも、素敵なパートナーに恵まれる人がいます。

努力が足りないとかだけでは説明できない違いが私たちの人生にはあります。その原因は過去生から引き継いだカルマにあります。占星術がわかるようになると、あなたがどんなカルマを抱えて生まれてきたのかを知ることができます。

それがわかることは、怖いことであると同時に一度知って受け入れてしまえば、返って気持ちが楽になったり、救われた気分になったりします。そういった課題の部分は、もう一生かけて取り組むもの、今生で受け止めなければいけないカルマなんだと知ると、心がとても楽になったり、癒やしになったりします。

例えば、私は生まれつき胃腸が弱く、とても痩せ型で、あまり健康的とは言えません。それが長年、コンプレックスの一つでもありました。21歳のときから、マクロビオティックを実践し、少しでも健康になれるよに努力してきました。

努力のかいあって、アトピーを治すことができ、風邪のひきやすさを克服することができました。けれども、痩せ型の体型までは変えることができませんでした。

そんなコンプレックスのある私ですが、インド占星術の理解を深めていったとき、納得したことは、「この星の配置のもとに生まれたら、しょうがないよね」ということでした。私のホロスコープを見ると元々身体が強くないこと、太れない痩せ体質で、人並みの体型になることはとても難しいであろうことがよくわかりました。

私は、これを理解したとき、本当に救われた気持ちになりました。インド占星術で生まれた持った課題やカルマを知ることができるだけで、気持ちが楽になります。気持ちが楽になった分、幸福感も増します。

もし、インド占星術を知らなければ、自分のカルマを受け入れるのにもっと長い時間がかかっていたでしょう。「なんでだろう、こんなに努力しているのに、自分の何が悪いのだろう」と今でも悩んでいたかもしれません。

インド占星術で自分のカルマを知ったがことが、より前向きに幸せに生きていく助けになりました。

4. 知性や教育の方向性

インド占星術では知性や好奇心の持てる分野がわかります。幼少期にはどんな習い事が向いているのか、中高生とっては、学校や大学の進路を選択する方向性を知るにも役立ちます。

現在の世界では、次々と新しい分野や学問が誕生してくるので、ホロスコープだけで、進路を判断することはできません。しかし、どんな方向性が向いているのか、進もうとしている方向性が向いているのかなどをホロスコープを見ることで、進路の方向性のヒントを得ることができます。

また、大人でも何か新しいことを学ぶとき、自分に向いている方向性なのかを知ることができます。

私自身、いろんなことに興味を持ちますが、だいたい興味を持つことはホロスコープに現れているので、それが確認できると、進む方向性が間違っていないんだということを確信を持つことができます。

例えば、私のホロスコープでは水星とケートゥが魚座で一緒にいます。この組み合わせは、スピリチュアルなこと、悟り、ヨガや仏教の哲学に興味を持つ星の配置であり、そういったことを理解することができる知性があることを示しています。

意識が内面に向き、霊的な言葉で表現することができない深遠な世界を理解できる知性です。ですが、同時にこの星の配置は、言葉で表現できない世界を理解できるかわりに、言葉で表現することはとても苦手になります。だから私は、英語を学ぶとかの語学とかはとても苦手です。

星の配置から、自分の得意不得意がわかることは、本当に良いことです。英語できるようにならきゃという自分が自分に勝手に与えていたプレッシャーから解放され、心が楽になりました。

逆に、得意なことをとことん追求していこうというモチベーションにもなっています。
そして、この星の組み合わせは、過去自分が興味を持った、色んなこととリンクしていて、とても驚きです。

私は、中高生の頃、宇宙や電子工作、プログラミング、考古学などに興味がありました。それはすべてこの星の配置、水星とケートゥの組み合わせの一つの現われてでした。

そして、今、インド占星術について書いていますが、これもまた、この星の配置の人が興味を持つ、一つの分野です。最近ではミニマリストの本を読んで、とても感動して、実践しています。これもまた、一つの現われです。

このように水星の星の配置が、私の知性、興味関心の方向性を表しており、私の適正を表しています。これがわかることでより高いモチベーションが湧いてきて、私の人生に大きな恩恵をもたらしています。

もし、中高生や大学生など、より若い人がインド占星術を使って自分の才能や適正を知り、自分の人生と向き合うことができれば、より適切な進路や将来の方向性を選択できるようになります。

学校の先生にこの知識があったなら、より適切な教育や進路指導ができるようになって良いのになと占星術を深めるほどに思います。

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