ぼちクラv.2 「NOT回路とは」
どうも異世界に転生したいニートです。
今日はNOT回路を解説します。プログラミングでも出てくる論理演算子の一つです。
【1】 街灯を作る工事に失敗
では例を挙げて解説していきまーす。
現在18歳のぼち男さんは、高校卒業後に電気工事士に就職しました。しかし、まだまだ仕事には未熟です。この間なんかは、街灯を作る仕事に失敗してしまいました。それが下の写真です。
ぼち男さんは上司にたんまりと叱られてしまいました。あまりに怒られてしまい、ぼち男さんはしょんぼり。上司に命じられ、来週に改修作業をすることになりました。では、一体どうすればちゃんとした街灯になるのでしょうか。
【2】 なぜ街灯がうまく動かないのか
その答えに入る前に、一旦、ぼち男さんが作った街灯の回路を見ていきましょう。回路を見ていけば、どう改善すれば良いのかが見えてくると思います。ということで、下の写真へLet’s Go!
昼は、日光センサーが日光を検知して、ランプを点灯させています。夜は、日光センサーが日光を検知できないので、ランプが点きません。
つまりこれを図式化するとこうなります。
やっぱりこの回路はおかしいですよね。昼なのに街灯がついていて、夜になると消灯してしまっています。では、回路を直すには一体どうすれば良いのでしょうか。その答えは下の図です。
赤色のカードと青色のカードを入れ替えれば良いだけです。入れ替えたら下の図のようになります。
昼だとランプが消灯して、夜だと点灯するようになりました。つまり、ぼち男さんのミスの原因は、赤のカードと青のカードを入れ替えなかったことにあります。入れ替えずに作ってしまうと、あべこべな街灯になってしまいます。
【3】 正しい回路を組んでみよう
以上の図から、正しい回路の概念は分かったと思います。赤のカードと青のカードをひっくり返すだけの単純作業です。では、実際にどうやったら「実行結果を反転」できるのでしょうか。その鍵となるのが、NOT回路です。下の写真を見てみて下さい。NOT回路を使ったランプ装置です。
これがNOT回路ってやつです。実行結果を反転させることができる回路です。このランプ装置を図にまとめてみましょう。
普通ならレバーをONにしたら、ランプも点灯するはずです。でも、NOT回路を入れることによって、結果が反転します。レバーをOFFにした時も同じです。普通なら、ランプはOFFになるはずですが、NOT回路によって結果が反転します。NOT回路は赤と青のカードを入れ替える役割があるのです。
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おまけとしてNOT回路を入れていないランプ装置も載せておきます。興味ない人は読み飛ばして下さい。
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このNOT回路を、ぼち男さんの回路に組み込むと、下の写真のようになります。
NOTを組み込んで実行結果を反転させることで、期待する結果を得ることができました。以上がNOT回路ってやつです。このNOTの知識を学んだぼち男さんは、無事に街灯の改修工事を終えたそうです。これでぼち男さんも今日はゆっくり眠れるでしょう。
【4】 応用編
このNOT回路は用途は分かりにくいですが、色んなことに使えます。例えば、異世界アニメのダンジョンでよく見る、罠の宝箱です。宝箱の中にあるアイテムを取ってしまうと、モンスターが出現してしまいます。下の写真のような感じです。
NOT回路がなかった場合、何者かによって宝箱からアイテムが取り出されても、モンスターが出現しません。そこをNOT回路で反転させています。つまり、アイテムが取られたら、モンスターが出現するようになります。
こんな感じで色んな用途にNOT回路を使えるので、皆もぜひ試してみておくれ。それではアディオスアミーゴ。
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