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授業レビュー 【現代経済学科】

こんにちは、ぼっち部です!
本日は現代経済学科の授業レビューをしていきます。2年生以上の方に参考になるんじゃ無いかと思いまして、記事を書きました。座学の授業はあまり内容を覚えていないので参考にならないと思いますが、ゼミナール形式の授業はしっかり覚えてるので、参考にしてもらえればと思います。

評価基準と項目について

【楽B・益B】
上記のような形式で、授業を評価して行きます。
「楽B」とは、楽単度を表します。どれだけ楽に単位が取れるかを、A・B・Cの3段階で評価します。Aは「良い」を表し、Bは「普通」、Cは「可」を表します。この場合はBなので、授業の大変さは普通ということです。
「益B」とは、有益度を表します。どれだけ授業が有益だったかを評価します。この場合は、有益度は普通だったことを表します。

注意点について

注意点が2つあります。
 まず、かなり主観の入った評価なので、鵜呑みにしないで下さい。執筆者の個人的な趣味趣向が入ってるので、あまり鵜呑みにしないようにお願いします。
 次に、担当教員が違うと評価も大きく変動します。授業難易度も変わるし、ましてや授業内容自体がまるっきり変わる事もあります。その点を留意して下さい。

1. 座学の授業

地域研究法 【楽C・益B】
 皆さん、レポートを書く時に「データで援用」すると思いますが、データの収集方法や整理方法を学ぶ授業です。パソコンを使って、エクセルや地図ソフトの使い方を学びます。使い方を学んだら、実際にデータを集めて週一の課題の問題に回答します。楽単度はB寄りのCです。

地図統計サイトを使って、必要なデータを生成します。


エリアスタディーズA 【楽A・益B】
ヨーロッパの歴史を学ぶ授業です。世界史の入門授業という感じで、経済学的要素は無かった気がするので、楽単な方だと思います。イタリアに関して勉強をします。イタリアは北部の南部で格差があり、どうしてそうなったのかを勉強したり、第三のイタリアという伝統工芸で成功した中小企業の集まる都市を学んだりします。レポートが3回出されるのが少し面倒でしたが、歴史系の授業が好きな人は良いかと思います。

文化と経済(欧米世界) 【楽A・益B】
音楽のジャズについて、成立背景やジャズの歴史的な意味について学びます。昔、アフリカでは西欧人に強制労働させられていました。その不満を晴らすために、アフリカ人は「労働歌」という愚痴のような歌を歌うようになりました。それがブルースへと発展し、最後にはジャズになりました。というの映像を用いながら学びます。夏季集中講義で、5日ほどで単位が取れます。

中級マクロ経済学 【楽C・益B】
IS&LM曲線を使った財務政策(だっけ?)だとか、AD&AS曲線を使った金融政策、経済の成長メカニズムを分析するソローモデルなどを学びます。初級マクロより少しだけ難しいくらいの難易度だった気がします。

ソローモデルの均衡点
投資をして国を成長させようにも、あの均衡点を超えるとむしろ損失が出てしまうのでそこで抑えます。それ以上は国が成長できません。


中級ミクロ経済学 【楽C・益B】
やや難しいです。真面目に聴いていましたが、あんまりよく分からないところがありました。寝たり、休みがちだと落とすと思います。とはいえ、ゲーム理論系授業よりは簡単だと思います。

価格弾力性
これよりもっと難しいのが出ます。執筆者は初級ミクロの地点で価格弾力性があんまし分からなかったので、やや難しい。


行動経済学 【楽B・益A】
結構、面白い内容です。「努力か運か」どちらが大事かを学んだりします。数字を使う授業ではないので、数学が苦手な人にオススメです。ただし、課題は結構多くて、中間と期末レポートがそれぞれ5枚ずつです。

日本経済史A 【楽A・益B】
日本史は全く興味がないのですが、この授業はそこまで学術的じゃ無いので、苦手な人でもいけます。ちなみに、「経済史」系の授業は基本的に楽単です。下2つもそうです。

先生が図や写真を使いながら講義します。
そこまで日本史チックではなかったです。写真は昔の日本で流行った料理本だった気がする。


西洋経済史 【楽A・益B】
内容を忘れちゃいました。他の授業よりも、いかにも世界史っぽい授業だった気がします。産業革命から、第二次世界大戦あたりまで、ヨーロッパについて学びます。工業や技術の発展だとか、資本主義の発展だとか学んだ気がします。受講者は5人しかおらず、また世界史受験者が多かったです。ちなみに受講者が少なかったですが、別に難単というわけでは無かったです。

地域経済史 【楽A・益B】
上記と同じく、世界史系の授業です。ただ、こっちはそこまで世界史的要素は強くなく、受講者も多かったです。資本主義がいつ生まれたのかについて学びます。一般的には産業革命に資本主義が誕生したと言われますが、本当は中世に生まれたんだということを学習します。

法と経済 【楽C・益B】
公務員志望だったので、法律を学びたくて取りましたが、全然違いました…。ゲーム理論系の授業で、論理的思考が弱いので難しかったです。この法律があって、こういう条件ではこの法律は適用されるか否か?みたいな感じです。それをもう少し難しくしたような内容を学びます。数学は全く使いませんが、論理的思考力を使います。

企業を取り巻く法律 【楽B・益B】
同じく公務員系の授業に興味があり取りましたが、民法や刑法とはまた違う授業です。株式会社の構造や、M&Aとは何かを学んだり、企業に対する裁判の事例を学びます。講師は弁護士の方でした。

企業経済特殊講義(観光と経済) 【楽B・益A】
観光学について学べて面白い授業です。観光地として成功するにはどんな要素が必要かを学んだり、最近の旅行の傾向を学びます。最近の旅行は、ツアー型で受動的な旅行よりも、農業体験など主体的旅行が人気らしいです。

近代旅行業の特徴
近代旅行業の父「トマス・クック」が作り出した旅行スタイル。
大人数旅行で低価格で旅行できる。しかし、問題点も多く限界を迎え、今ではあまり主流ではない。


金融論A 【楽B・益B】
あまり覚えてないですが、金融の仕組みを計算を使いながら学ぶ授業だったと思います。隔週で課題が出て 
計算問題と経済新聞記事の400字要約です。課題が面倒ですが、オンデマンドと対面授業が交互にあるスタイルだったのが良かったです。期末テストも無しだったので、課題で評価する形式でした。今年はまたスタイルが変わるかもしれません。

小国開放経済モデルと開放経済モデル
鎖国状態だとISLM曲線だけ見てればいいが、開国すると世界利子率とかが入って来て、金融市場が少し複雑になる、みたいな内容だった気がする(多分…)。もしかしたら、金融論Aではなく、金融論Bの内容だったかもしれません。


金融論B 【楽B・益B】
金融論Aと同じです。

環境経済学A 【楽B・益B】
外部性や、環境権取引を、グラフや計算を使って学びます。外部性は、養蜂場の隣に果樹園を開けば、正の外部性になるとかいうアレです。

地理経済学A 【楽B・益B】
都市は、どうして都市になったのかを法則化した学者がいるようで、その学者の理論を学びます。また、主要都市を結ぶと5角形?だったか6角形だったかになるみたいですが、どうしてそうなったか、とかも学んだ気がする。

資源経済学 【楽A・益B】
地球の資源は有限なので、上手く使っていくにはどうするか学ぶ授業だったと思います。教育の格差や食料問題など、SDGs的側面が強いです。期末テストは無しで、授業後に確認テスト出されて答えれば良いだけだったので、かなり楽でした。

地域・環境特殊講義(環境社会学の基礎) 【楽B・益B】
人間が自然を包摂するのか、自然が人間を包摂するのか、みたいなゴリゴリSDGs系の授業だったと思います。中間・期末テストは記述形式で、持ち込みは中間はあり、期末は無しでした。

財政学A 【楽B・益B】
思い出せません。授業前半は経済学の復習が多く、後半は財政政策について数字を使いながら学んだと思います。毎週課題が出ました。

教育経済学 【楽B・益B】
経済学的に効果のある教育とはどういうものかを学びます。たまに「ハーバード大学に息子2人を合格させた母の教育法」みたいな本が出版されたりしますが、それを公教育で実施すべきかどうか、みたいな授業でした。公教育は、全ての生徒の「平均成績」が最も上がる教育が望ましいので、一部の生徒しか伸びないようなハーバード息子持ちママ流の教育法は公教育に相応しくないそうです。レポートが多く、中間と期末レポートがそれぞれ5枚です。

社会保障論B 【楽B・益B】
100年まで生きる時代と言われる今、年金制度も崩れそうになっていて、ますます不安定な時代になってきてます。そういう時代なので、年金制度の良し悪しについて学んだり、これから社会人としてどう生きるべきかなどを学んだりします。同じくレポートが多く、中間レポート4枚と期末レポート5枚でした。

ベーシック民法 【楽C・益B】
完全に寝てた…。公務員用に授業をとりましたが、先生のスライドが写真が無く文字だけだったので、あまり授業を理解できませんでした。法律系授業だから、そういうのは仕方ないかも知れんけど。コロナ禍で期末テストがレポートに変わったので、首の皮一枚繋がりました…笑。


2. ゼミナール形式の授業

プレゼンテーション演習 【楽C・益A】
クラスがいくつかあり、執筆者のクラスは商品デザイナーの方が講師でした。企画発表を中心に行うクラスで、企画力やスライドデザイン力が身に付きます。ものすごく大変な授業ですが、かなり得るものがあるかと思います。ただ、かなり実力主義のクラスで、意見を積極的に出せる人がどんどん成長していくので、自分の意見を言うことや、競争環境が苦手な人には辛いかもしれないです。執筆者はそういうのが好きだったので、成蹊で一番最高の授業だったと感じてます。プレゼンは下記の通り、全部で4回やりました。
1回目:90秒自己紹介プレゼン
2回目:1000円でできる面白いことやって来なさい
3回目:宅配業界に貢献するアイデアを企画
→ 執筆者の案は「宅配業しながら、小旅行有給」
4回目:コロナ禍の飲食店を救うアイデア企画
→執筆者の案は「ボランティア塾講師×カフェ」「お客が料理をデザインする料理注文アプリ」


コミュニティ研究ゼミナール 【楽C・益B】
コミュニティについて幅広く学ぶ授業です。コミュニティといっても様々な種類があり、人によって想像するものが異なります。田舎コミュニティや、都会、ネット、若者不足の時代における持続可能性ある地域コミュニティなどです。第7講くらいまでは先生の講義が中心で、第13講までは学生のプレゼンが主体で、グループで50分間プレゼンをやります。最終14講は即興で5分間、今までの授業の気づきについて発表しました。受講者数は10人ほどで少なめでした。

国際理解ゼミナール 【楽B・益C】
世界の国の人々の性向について軽く勉強します。例えば、個人主義と集団主義についてです。ヨーロッパは個人主義で個人として動く人々が多く、中東やアフリカだと集団主義で集団に調和する生き方が大事です。そういう勉強をちょっとやった後、皆で文献を読んで1人10分ほどでプレゼンをやります。ただ、ゼミと名前がついていますが、グループワークはやりませんでした。

情報分析ゼミナール 【楽B・益C】
ゼミと名前がついてますが、グループワークは無く、ただ単にパソコンを使って統計学ソフトの使い方を学ぶ授業です。パソコン苦手だったり、統計学を忘れ気味でしたが、教授が復習の時間を取るので大丈夫でした。ただ、統計学を使いこなしたいと思って授業を取りましたが、自分で頭使って計算するのではなく、パソコンに計算を任せてしまうので、あんまり統計学が身に付かなかったです。逆に、それはそれで楽で良かったのですが。

統計学で学んだ知識を視覚的に見れるのが面白かったです。


実践ゼミナールA (リニアモーターカー) 【楽B・益B】
リニアモーターカーの問題点について学ぶ授業です。14講中、最初の3講義くらいは先生の講義です。残りは他大学の講師や弁護士を招いて、リニアモーターカーの問題について講義を聞いたり、学んだ知識を元にプレゼンをします。プレゼンは10分プレゼン&10分質疑応答をします。合計で2回プレゼンをやります。

実践ゼミナールB (三鷹) 【楽B・益A】
 夏季集中講義のゼミで、5日間授業を受けたら単位を取れます。企画を行う授業で、企画テーマは「コロナ禍で人との交流が不足する中、地域の人の交流を増やすための企画を立て実行しなさい」でした。
 企画を考案するための情報を集めるために、まずはフィールドワークをしました。三鷹市のある団地で、市場(スーパーマーケットの超小さい版)が開かれています。そこに行ってお客さんや店員さんにインタビューしました。その後、フィールドワークで得た情報をもとに、5人グループに分かれて企画案を考えました。そして、その企画案を「実際に」実行もしました。
 インタビューやら、企画を実際に実行するやらで、かなり実践型なので、コミュ障には本当にキツかったです。けど、そういうの大丈夫な人だったら、やり甲斐あると思います。あと、人数少ないので友達できるかも?執筆者の時は8人(男4・女4)しか受講者がいませんでした。

講師の方が開くお店で授業を受けます。
基本的には学生主体で動く授業で、ここでグループで集まって皆で企画案を考えてゆきます。


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教養科目のレビューはこちらです。

ぼっち部に興味ある方はこちらの記事を見て行ってください〜。昨年の活動内容と部員構成を紹介してます。

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