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今後の衆議院選挙の時期について思う事

ご承知のとおり、本日は2011年3月11日に発災した東本大震災の日です。
被災された、すべての方々にお見舞いを申しあげ、今後も震災の記憶が風化しない事を切に願います。

1.  岸田総理がポスター写真を撮影


昨日のニュースで岸田総理がポスター写真の撮影にというニュースがながれ憶測を呼びました。
4月28日に衆議院の補欠選挙があるわけですから、当然おかしくはないタイミングです。ただ、昨年末から既に清和会に端を発する「政治と金の問題」はある程度、検察の捜査状況の見通しは立ち、補選の目星が立っていたのも事実です。
この補選に長い時間とコストをかけてポスター作成をしっかりとやるのか?
と、若干の疑問を持ってしまいます。
通常、ポスター作成の写真撮影に至るまでは、伝えたいメッセージ・キャッチコピー・ポスターの構図やデザイン案など事前に多くの工程を経て、写真撮影を行います。

顔と名前があるだけのポスターは別です。

もともと予定されていたと発表されていますから、その通りとは思いますが岸田総理自身の解散戦略と無関係なはずはないでしょう。
その前日には、麻生副総裁と会食。意味深ですね。

岸田総理が自民党のポスター撮影 経済成長の成果を訴える内容 来月上旬にも公開 - 記事詳細|Infoseekニュース

2.解散可能な日程


解散にはいくつかのタイミングが考えられます。

1つ目は、4月の補欠選挙に合わせた総選挙。これは、4月に国賓待遇での訪米がある事からあまり重く受け止められていないと思われます。

2つ目は、6月の会期末に合わせた解散。この場合は、7月7日に予定されている東京都知事選挙と同日という見立てが多いようです。

3つ目が、この所、公明党が折に触れ話題にしている、秋の総選挙。
これは総裁再選後の総選挙ですが岸田総理の下での解散を「いやだ」と言っているに等しい発言にも聞こえます。

この中でも、6月の通常国会最終盤が有力視されており、春の春闘での賃上げ・6月の賞与UP・ここに政治資制度改革が加わると3つのトピックを掲げて選挙に向かえるというのが関係者に多い意見のようです。

個人的には、3月末の予算通過後も場を作って制度改革をして云々…で世の中の受け止めが持つのだろうか?と思います。持つんですかね?
 
2024年解散予測!松田馨氏が考える解散のタイミングはいつ?岸田総理のシナリオとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ | 日本最大の選挙・政治情報サイトの選挙ドットコム (go2senkyo.com)

3.再選を目指すのが普通のこと


当たり前ですが、日本の政治舞台では、首相が自民党総裁として再選を目指すのは普通の事だと思います。議院内閣制の下で、首相の任期には制限がなく、自民党総裁としての再選を通じて、首相が政権を維持する訳です。

安倍元総理の難病が再発し、菅義偉前総理が誕生したのは記憶に新しい出来事です。

新型コロナウイルス感染症の再拡大や、オリンピックの開催延期の問題などへの対応など大きな批判にさらされて7割あった支持率が急落して行きました。

そのうえ、再選を模索した唐突な人事発表による党内の反発など、様々な困難に直面しながらも、やはり総理総裁への道を再度目指しました。

しかし、最終的には総裁選出馬を見送る決断をし、衆院任期満了に近くの総選挙を控えた議員心理の後押しを受けて岸田総理が誕生しています。

個人的には菅総理は今の子育て政策の柱となる不妊治療や出産への保険適用への道筋をつけて事は今の政権にも受け継がれているのかなと思います。

菅首相 “退任”の衝撃 舞台裏で何が - NHK クローズアップ現代 全記録
 

4.まとめ


日本の政治の舞台では、総理大臣と自民党総裁の再選を目指す動きは、まさに日常茶飯事です。
しかし、その背後にある真実や動機は、本人にしか分からないもの。
それでも、9月の自民党総裁選を控え、選択肢は限られているのもまた事実。
選挙の前倒し、政治資金制度改革への賛否、そして清和会幹部への処分問題は、政治の表舞台で繰り広げられるドラマの一幕に過ぎません。

総裁選に向けた動きは、まるで季節の変わり目のように、予測不可能な要素を含んでいます。政治家たちは、自らの立場を守り、権力を維持するために、日々様々な戦略を練ります。その中で、政治資金制度改革への賛否は、彼らの真価を問う試金石となるでしょう。この改革に賛成することは、透明性と公正さを求める国民の声に応えること。反対することは、既得権益を守ることと同義かもしれません。

個人的には、本当にイレギュラーで訪米を開催中の訪米になることから可能性は低い事は承知のうえで、4月の補選と総選挙の実施も頭の隅にはあるのかなと思いました。

①安倍元総理の回顧録を読むと、麻生さんと菅さんにだけ相談して解散に向かった事がある事。
②公明党の秋総選挙発言はかなり踏み込んだ発言で、受け取り方によっては友党が堂々と発言するものなのか微妙な事。

③政治資金の議論について、衆議院の予算を通すときに4月も必要に応じて実施と調整があり、予算後もこの問題をどのような場所かで議論する必要が国会運営上必要な事。
④清和会の幹部の処分、当然参議院も含むとなると間が空けば選挙区支部長の問題が出て厄介な事。
⑤処分→政治制度改革→総選挙と矢継ぎ早に実施しないと青年局のような、考えられない失態がある得る事。

可能性は低いと思いますが、それぐらい再選を目指すのが厳しい環境なのと清和会幹部への世間の見方は厳しいのではないでしょうか。

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