アル中注意報!

自粛期間で全然酒が飲めなくなった。
元々強い訳ではなかったけど、目に見えて弱くなった。
別に飲まなくてもいいなって思うことも増えて、今は家でホッピーの外だけ飲んで「うわ!ビールの味じゃん!!」って言ってはしゃいでるし、ヴェルチの100%ブドウジュースをジェネリックワインって呼んで嗜んでる。


弱くなって思ったのが、お酒を飲むと鈍くなるということ。
なんだか感覚に薄いベールがかかったようになって、私の大きすぎる自意識を覆ってしまう。昔は飲み会に行く度に、「ビール空いてる」とか「こんなことしゃべって嫌われないかな」とか「このタイミングでしゃべってよかったのかな」とか、私を動けなくする自意識がうわーっと出てきて、ニコニコしながらぐったり疲れ果てていた。最近ではなんか鈍さという名の甘えで「まあいっか、許して頂戴ね」って感じで飲み会に参加している。家に帰った後の自意識タイムは相変わらずで、「死にたい……死にたい……」と壁に頭を打ち続けている。


一番怖いのはこの鈍さに逃げ込んでしまい、お酒から逃れられなくなること。ずっと酔っぱらっていれば現実に戻らなくて済む、甘えたまま逃げ切れるなんて思ってしまった日には、そのまま元には戻れないと思う。アマプラで見れる又吉の映画「劇場」で一番好きな松岡茉優のセリフ「酔っぱらってないとやってられませーん」をめちゃくちゃ座った目で言っている自分が容易く思い浮かべられる。
今の所全然大丈夫だが、危なくなりそうなら連チャンパパを思い起こして正気に戻るしか手立てはない。余談だが、連チャンパパはかなり良い構成でできていて、あの片方が上がれば片方が沈む方式を私は「ラ・ラ・ランドのやつ」と呼んでいる。多分もっとあるんだろうが。


ちょっと重い感じになってるけど、最近飲んだ時の主なトピックは「秘密結社の入り口ってどこにありがち?」とか「トラウマになった本の話」とか「この年になっても牛角最高!」みたいな話ばっかりだ。健康の話とか仕事の話とかしやすいからしちゃうけど、本当はそのフェーズをすっとばしてバカみたいな話とか未来の話だけをしていたい。


タイトルがきんぎょ注意報のパロディだからちょっとポップになるかと思ったらとんだ大誤算だった。こんな初投稿嫌だ。もっとポップでキュートに生きていきたいですね。おわり。


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